シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0152■今までの話

2006-04-04 | アニキ物語
最近はアイツまで走り出した。ハーハーハーハー言いながら帰ってくる。なにが楽しいんだろうね?
「ピッピも一緒に走らない?気持ちいいわよ。」
だって。やだよ。
==============================

ちょっと話が長くなってきたんで、ここで説明しとこう。最近読み始めてくれた二本足もいるみたいだし。ありがとニャン。

おいらはシロ猫のピッピ。
香港に住んでたとき、ガンで死にそうになったんだけど、どっこい死ななかった。このへんの話はこっちこっちこっちでどうぞだニャン。
とにかく今は元気になって、体重も「目指せ7キロ!」って感じだぜ。

おいらにはトラ猫のアニキがいる。
アニキは人気がある。でもアニキは頑固。気が向かないと、背骨がつまめるほど痩せても喰わないんだ。それでニュージーランドに来たとき、検疫所で大変なことになったんだぜ。その話はこっちで。

それは今も変わってない。
でもおいらたちの飼い主のアイツと、いつも一緒にいる連れ合いは、なんとか喰わせようと必死。だってアニキは糖尿病だから毎日2回、インシュリンっていう注射を打たないといけないんだ。
(そうそうアニキは頑固なだけじゃなくて、寝相もワルいんだ→)

インシュリンはなんか喰った後にしか打てない。喰ったもんが足りないとフラフラ~。目もよく見えなくなるらしい。今までそれで、何度か大騒ぎになったんだ。その話はこっちで。

で、頑固なアニキにどうやって喰わせるか? 
そこでアイツが始めたのが「お手々まんま」。アイツが手で喰わせるんだ。ビックリだろ?それ以来、アニキは「要介護ネコ」って呼ばれてる。その話はこっちで。

ところが、そのアイツがひとりで香港なんかに2週間も行っちまったから大変なことに。だって連れ合いはお手々まんまなんかやったことないし、アニキの頑固さに苦労したのに、やっぱり、
「腹がへれば喰うだろう。」
と思ってたもんだから、すったもんだ。

けっきょくアニキは一口も喰わないで、連れ合いが用意したご飯をパッと飛び越えて、
ネコまたぎ・・・。

というのが今までの話。これだけでこんなに長くなっちまったから、ゴメンよ、続きはこん次に。
(つづく)