シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0204■寝まんま

2006-10-27 | 猫の病気
床に紐が落ちてた。ちょっと前足で払ったらスッと動いた。
へぇ~
また払った。また動く。で、また払った。
トシとってからでも、けっこう面白いじゃないか。
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この間話したオショクジドコロはうまくいかなかったみたいだ。
アイツはすぐにやめちまった。食べ物は出しとくと、上のところが乾いてあんまりうまくないんだ。
いっぱい出しても、みんな上のところがカラカラじゃね、アニキはますます喰わないだろう。

めんどうくさがんないで、よーく混ぜてカラカラがないようにして、手で喰わせる「お手々まんま」すんのが一番じゃないか?
おいらだって、よく混ぜてあった方がいいよ。
えっ?聞いてないって?
たまには聞いてくれよな。そりゃ、なんでも喰うけどさ!

次にアイツが始めたのが
「寝まんま」
アニキがグーグー寝てる目の前にドーンとボールを置いとく。  (これが噂の「寝まんま」→)

目が覚めたアニキはネコがいいから、起きたばっかりでボーっとしてて、腹が減ってるのかどうかも思い出せないうちに喰い始めちゃうんだ。

ちょっと喰ってから、
「外でトイレしたかったんだ。」
とか、
「喉が渇いたんだ。」
と思い出したりしてるみたいだぜ。

でも、外に行ったり、水飲んだりする前にちょっとでも喰ってくれるからアイツはウレシイらしい。
この間、ケットウチが下がって大変になったときも寝てる間に下がったしな。
なかなかいい手を考えたもんだ。
こうなると、アイツのひつこさとアニキの頑固さの勝負だな。
どっちもそう簡単には直んなそうだけど。

あんまり喰わなかった夜なんかはボールが2つ出る。
アニキはボールに挟まれて寝てるぜ。
これなら目が覚めたときに、絶対においがする。
アニキはとりあえず喰う。
で、また寝る。
また目が覚める。
また喰う・・・

「きゃ~☆ きれーに食べたわね~♪ なにが入れてあったかわかんないくらい、ピッカピカ☆ ボールを洗わなくてもいいくらいだわ。誰が食べたのかしら? ピッピ?
おいおい、なんでおいらにふるんだよ。朝まで一緒のベッドで寝てただろう? どうやってリビングのソファーの上のアニキの真横まで喰いに行くんだよ?
(つづく)


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