土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

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4月19日(日)石川護国神社春の例大祭より…2015

2015-04-20 | 日々教訓
4月19日(日)・朔日(ついたち、新月) 石川護国神社春季例大祭から…2015

2日前には満開の垂れ桜も桜蕊(さくらしべ)のえんじ色が鮮やかな様相となり、春の恵みの小雨の中、厳かに施行された。

例年19日の大祭が、大東亜戦争後70年となる今年は、日曜に重なり、お朔日参りの日(陰暦)にも重なる稀有な大祭で、例年約千人と聞くより多くの方々が式典に運ばれた様子。

大東亜戦争(1937年ー昭和12年ー7月7日~1945年ー昭和20年ー8月15日)

太平洋戦争(1941年12月8日~1945年8月15日)

…戦後70年の今、10才で終戦を迎えた方は80才。式典最後に宮司さんの挨拶で強調されたのは、参詣者各位の次代の人達、孫の世代を連れてきて、お参りする姿を見せてあげて…との痛切な願い。

大切な歴史を伝える生きた証言者がいなくなってゆくことによる次代の人達の精神的基盤の薄弱化や立ち位置不明による社会の混乱をも心配されてのことだろう。

石川県議会議長や知事代理もまた同義の、伝える重要性と平和な社会を強調された。

式典前座で拝命頂いた「土笛」の演奏奉納では「里の秋」の曲に合わせて自然に唱和される方が多かった。
実は懐かしいだけでなく、戦前~戦後を生きた人達にとって、とても深い歌なのだった。

※唱歌「里の秋」:太平洋戦争勃発の1941年ー昭和16年「星月夜」(歌詞 斉藤信夫‥童謡詩人)として書かれる。

1.静かな静かな 里の秋
  お背戸に木の実の 落ちる夜は
  ああ 母さんとただ二人
  栗の実 煮てます いろりばた

終戦直後1945年ー昭和20年12月24日、NHKラジオで、戦地から日本に帰国(復員)する将兵を励ますために「外地引揚同胞激励の午后」の放送の中では、3番の歌詞を改めGHQの検閲が通り「里の秋」として放送。

3.さよならさよなら 椰子(やし)の島
  お舟にゆられて 帰られる
  ああ父さんよ 御無事でと
  今夜も母さんと 祈ります

南方から命からがら引き揚げてくる船の兵士を迎える当時の国民の切なる思いを込めた歌詞となっている。

詳細参照… http://go1by1.com/jan/archives/2005/09/post_232.html

※お朔日(ついたち)参り:正月の元旦をはじめとして毎月初めの1日に神社に参拝することを「おついたちまいり」と呼び、神恩感謝の真心を捧げ、無事に過ごせた1か月への感謝と、新しい月への誓いを立てる習わし。

朔日(ついたち、さくじつ):新月(しんげつ)、月発ち(つきたち)、朔(さく、ついたち)。
陰暦の月初めの日であり、一日(ついたち)は、「月立ち」より来る。

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