土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

「食と健康セミナー」(食養料理教室や講演会)の開催中。
「土の音工房」で、オカリナ製作販売・演奏・教室(初心者~)を主宰

2022/03/06

2022-03-06 | 食と健康
あめつちの便り「土の音」🌺
時代(いま)に生きる【望遠鏡で "文明社会" ものぞく】文・酒井和人

二月二十八日、金沢市卯辰山。夜明け前の冷たい空気の中、もぞもぞと黒い影が動く。
    「星空を守る会・北陸ネットワーク」代表の上村さんらメンバー二人。

この日は今世紀最大とも予想されるヘール・ボップすい星の観測会。「このガスさえ晴れれば」「ああ雲がっ」。わずかな空の動きに一喜一憂する上村さんの表情はどこか無邪気な子供を思わせる。

星との出会いは小学校時代。屋根に上って星を見るのが好きだった。 未知へのあこがれ、賛美。だれもが抱き、次第に忘れていく思いをずっと捨てなかった。

「何か違う」。文明社会の中で感じ続けていた違和感の正体を探ろうと、高校卒業後、自転車にテントを積んで旅に出た。小笠原、毛美大島などを回り、半農半漁の人々の生活に共感を覚える。

その後、約二年がかりで小型帆船 ほうき星」を造り上げ、昭和五十五年、たったひとりで太平洋へ。約一年四カ月をかけ、トンガ王国まで往復約一万六千を航海した。
    「海の上では星が本当にきれいなんです。波が静かなら海面に光が反射して宇宙にいるよう」。

そんな光が日本に近づくにつれ、漁船の明かりや、街のネオンに消えていったのがショックだった。
    帰国後、個人的にスタートした「光害」防止運動を通じて仲間と出会う。

運動が全国組織「星空を守る会」として盛り上がった平成四年、同会北陸ネットワークを結成、代表に就任。以来、定期的な観測会や光量調査、行政への提言など積極的な活動を続けている。

「星空を守ることは、環境、エネルギーなどさまざまな問題につながる。地球規模の考えを持ちながら、一つ一つ足元を見直していきたい」。
    望遠鏡でのぞくのは星ばかりではない。(北陸中日新聞)

    ☆【星空の日】制定 議会提案&光害調査・星空観察会
:https://youtu.be/-rIWbmFoRQo

◼️【星空を守る会】:(元 国立天文台台長 古在由日初代会長)。ライトアップを実施している施設や生態系に影響を及ぼしている屋外照明、電力の無駄の多い屋外照明に対して改善を要求する老舗的な団体。
    光害(こうがい、ひかりがい、英: light pollution)とは、過剰または不要な光による公害のことである。夜空が明るくなり、天体観測に障害を及ぼしたり、生態系を混乱させたり、あるいはエネルギーの浪費の一因になるというように、様々な影響がある。(Wiki...)

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