一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅼-41.“病気にならない生き方”(41)~「”愛”は免疫力を活性化させる」;”最後の一葉”から

2022-08-26 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 本書の 第4章 『”命のシナリオ ”に耳を傾ける 』の  「”愛”は免疫力を活性化させる」の内容は心に響きました。❶生かされていることに感謝し、❷プラス思考で生活する。❸モチベーションを高め、❹人を愛する心、❺幸福感・満足感をもつ。❻希望=夢をもち続けること等がその人の健康を維持・高揚させ、もし不幸にも病になっても治癒の原動力になるという。これを読んで、オー・ヘンリーの「最後の一葉」に想いを重ねました。




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あらすじ
 時代背景~今から100年ほど前のできごと。    ⌛

 若い画家のタマゴのジョンジーは、重い肺炎にかかり病の床についてしまいました。スウが医者を呼び見てもらいましたが、重傷で「回復する確率は1/10」、といわれます。さらに医師曰く、「それも、生きる希望を持って病に立ち向かって始めて可能性が出てくる」と。 スウは、諦めず熱心にジョンジーを励ましながら看病し続けました。

 ある日、ジョンジーはおかしなことを言い始めます。9、8、7、と謎のカウントダウンを呟いています。よくよく話を聞いたところ、窓から見える枯れたツタの葉が全部落ちと自分は死ぬ、と言う。スウは当惑し励ます言葉もありません。スウにできることは、引き受けた挿絵の仕事をして、お金を稼いで美味しいものを食べさせることです。

 階下の老人=ベアマンは、画家志望でしたが、一度も傑作をものにできないまま今まさに人生を終わろうとしていました。スウは、ベアマンにまた挿絵のモデルを頼みながら、ジョンジーのことを相談しました。二人を娘のように考えていたベアマンは、心から同情し涙を流して悲しんでくれました。その夜は嵐になりました。 

  次の朝、スウはカーテンを開けることをためらっていました。「もし、あの最後の一葉が落ちてしまっていたらー」と。遂に、ジョンジーに頼まれ、しぶしぶカーテンを開けました。ナント、ツタの絡まる壁の地上から6m程の所に、昨夜の嵐で落ちてしまっただろうと覚悟していたあの枯葉が、一枚だけ残っていたのです。それが、次の日も、次の日も、落ちないでー。

   自暴自棄になり生きることを諦めていたジョンジーでしたが、最後の一枚がなかなか落ちないことをきっかけに心の持ち方が変わり、夢であるナポリに行って絵を描きたい!との想いが湧いてきたのです。その後、彼女の容態が日に日に良くなってきました。医者が回診に来て、「もう峠を越えて回復に向かっている!ー」、と。スウは大変喜びました。
                   

 スウは、戸口まで医師を見送った時、ベアマンが死んだことを聞きました。
ベアマンは、二日前に急性肺炎で病院に運ばれ、間もなく亡くなったという。嵐の夜に、ランプとハシゴと絵の具を持って出かけ、その後肺炎になった!と。スウはこのことをジョンジーに悲しみながら伝えます。

 

 本書の感動したり、共感したことなどを書いておこうと試みてきましたが、文章にすることもこれまた難しいもの!ということもわかりました。アレコレ考え、試行錯誤しながら、スウ、ジョンジー、ベアマンのとった言動をもとに書くことにー。✒

❶ 発想の転換、強い意志や目標がジョンジーを変えたこと
 自分の病気は治らないもの!、日一日死期が迫っている!との絶望感や悲壮感いっぱいのジョンジーでしたが、あのすごい嵐の中でも落ちなかったツタの葉の生命力に触発され、自分も生きなければならない!という強い意志と生きる目標ができたことで、人間本来の生きる力がよみがえったのです。心の持ち方や強い意志をもつことで生死をも変えることができるーと。

❷ 献身的な姿勢・言動で可能な限り看病したスウのこと
 彼女たちの住んでいた安アパートには、駆け出しの画家や売れない貧しい画家が住んでいます。2人は、同じ目標に向かい意気投合し信頼し合い生活しているようでした。ジョンジーが病に伏してからスウの献身的な姿勢から、彼女の心豊かな人間性を垣間見ることができました。そして、本当の友情とは何か ーとか、家族や兄弟愛、夫婦の関係などを考えさせられました。スウの「見返りや利益を求めず、一方的に捧げる愛情」=無償の愛を強く感じました。

❸ 自分にできる最善の方法を考え、行動したベアマンのこと
 ベアマンは、命が尽きそうなジョンジーに何ができるか⁉、自分にできる最善の方法を考え行動を起こしました。結果的に、画家になるという夢をもったジョンジーの命を救ったことにつながりましたが、そのことが彼の死因になったことは皮  肉です。我が身に重ねると、こんな終わり方=人生もイイかとも。人のために何ができるか。命をはってできることはあるか。ベアマンのとった行動も、スウと同じ無償の愛ということでしょう。         

  


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