虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

玉石混交?・・・神智学大要の言ってることは本当?

2010-02-03 17:58:35 | 宗教
寒波がやってきて、非常に寒いです。超ボロ屋なので屋外の温度に室内の温度が連動するようです。暖房をつけて、内外の差は20度と一定なことに気づきました。
今日は外がマイナス7~8度ですから、室内は12~13度以上にならないようです。
寒いです><; 春が待ち遠しい。

さて、話は変わりますが、相変わらず小沢問題が騒々しいですね。前より静かにはなりましたが、あの手この手と小沢(敬称略)の悪評が流されています。イメージを落とすという点では、まぁまぁ、既得権益集団は成果をあげているのでしょう。

ところで、ネットではこんな記事が話題になっていました。何故かそのHPが表示されないので、全文掲載しておきました。
ご丁寧に、町村の政治資金報告書の該当部分をHPに掲載している方もいましたので、以下の記事は間違いないようです。

『Gendai.Net 2010年01月27日 掲載
小沢問題に血道を上げる自民・町村

自分も政治団体資金で物件新築

●アンタが言えた義理か
 予算ホッタラカシで鳩山献金、小沢問題の追及に血道を上げる野党・自民党。利権とカネまみれだった過去を棚に上げ、久しぶりの晴れ舞台とばかり国会でエラソーに話す姿にはウンザリだ。なかでも見逃せないのは町村信孝・元官房長官だ。
「小沢幹事長に、政治倫理審査会や予算委に出て説明をするように勧めるべきだ」。25日の衆院予算委で鳩山首相にこう迫った町村。前日のテレビ番組でも、小沢の資金管理団体「陸山会」による不動産取得について「自分のお金で、自分の名前で登記すればいいんですよ。何で政治資金団体というものをわざわざ通すのか」なんてシタリ顔だった。
 ところがだ。この男、自分も小沢と“同じこと”をやっているのだ。町村が代表を務める資金管理団体「信友会」は01年、北海道江別市の不動産(建物)を1000万円で取得。登記上の所有者は町村にした。しかし、収支報告書をみると、この建物は01年12月の新築なのに、取得の時期がズレている。さらに、この物件は07年に町村本人に600万円で売却されているのである。
「収支報告書を読む限り、町村は1000万円の政治資金で自分名義の建物を新築。その後、400万円安く“買い戻した”と見られてもおかしくはありません」(政界関係者)
 町村事務所は「建物は運転手の事務所に使っていた。07年の改正政治資金規正法で、政治団体が不動産を持てないと分かり売却した。売却価格が下がったのは減価償却した」と説明している。
「信友会」はほかにも、政治資金で東京・六本木の高級会員制クラブ「ヒルズクラブ」の年会費(25万円)などを払っている。「何で政治資金団体というものをわざわざ通すのか」という言葉。ソックリお返ししたい。』
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44445

お暇な方は、さまざまなHPに書いてありますので、お探しください。上記のHPをクリックしても他の同類HPにたどりつけます。他にも土地を買った人はいるようですよw。

お約束の「神智学大要 第5巻太陽系・上下」読了報告にはいります。
この本の編集著者はA.E.パウエルという人で、イギリスの著述家、1882年生まれで没年は不明なようです。
A.E.パウエルの詳しい人物伝のようなものはネットにありませんでした。
著者は神智学協会のアディヤール派に属していたようで、C・W・リードビーターとアニー・ベザント(第二代神智学協会会長)が書いた著書等を基にまとめた概要書だと述べています。

第5巻太陽系は上下あわせて約600ページになるボリュームで、いっきには読みきれませんし、何やら特殊な用語もありまので、全部理解するのは困難でしょう。

私の大雑把な感想としては、玉石混交というより「砂岩だらけで宝石はどこ?」といった感じですね。
本文にはH.P.ブラバッキーの「シークレット・ドクトリン」から引用したような部分も散見されますが、似て非なるものという感想を受けました。
神智学協会は色々な分派に分かれているようですが、以前、書いたR.シュタイナーのルーツも間違いなくここにあるといえます。

神智学の系譜について、一覧を見つけましたので掲載しておきます。これだけあるんですねw

①ブラヴァツキー神智学協会
②神智学協会国際本部(ジャッジ派)
③アディヤール神智学協会(アディヤール派)
④シュタイナー人智学協会
⑤神智学アグニ・ヨガ協会(レーリヒ派)
⑥薔薇十字友愛会
⑦秘教学院(アリス・ベイリー派)
⑧昇天大師派
⑨キリストなる弥勒派 
⑩新マニ教
⑪新スーフィズム(グルジェフの第四の道)
⑫パールシー神智学派 
⑬メヘル・ババ教
⑭マズダズナン教

現在、次のような流派に分かれている。①から⑩までは成立した順番にならべてある。⑪から⑬はイラン・クルド系なので、分類者によっては、近代エソテリシズムに含めない。

 「近代エソテリシズム概論1―ミトラ教と神智学・人智学―<第1部 神智学の歴史>」

アディヤール派とシュタイナーの人智学協会とは思考基盤が同じなようで、権威主義、白人優位主義で人種差別的内容に一致点がみられます。
つまり、同じ時代背景のもとに思考形成されたものとみられますし、用語も類似していますが、シュタイナーはそれを差別化するために相当<頭>を使ったことでしょう。
決して、霊的なものからの発想ではありませんね。
私は「神智学大要」を読んで、以前推測していたことが確信へと変わりました。

そういうわけで、下巻にアトランティスのことが書いてありますが、眉唾かなと思いながら読みました。
C・W・リードビーターが霊眼でみたなどという注釈もありましたが、現代では明らかな間違いの部分が多々ありますから、どんな霊眼なんだといいたいですねw。

以上のようなわけですから、私は本書をお勧めできません。
この本は神智学協会の一派(アディヤール派)の解説本で、正しい部分は少ないと思います。

それにしても、”神”探しの旅にでると、神智学という世界は避けて通れないようですね。やはり、H.P.ブラバッキーに戻らないと原点はわからないなというのが、率直な感想です。
それにしても、ブラバッキーが日本では評価されていないのは何故でしょうか?
不思議でなりませんねw。

では、次回にまたお会いしましょう。








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1 コメント

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Unknown (トラサン)
2011-09-30 22:21:09
確かに神智学には本当の霊感があれば間違いのほうが多いと思います。でも4割ぐらいは真実なのかもと思ったりします。インチキの記述が多い割に4巻からは難解です。たしか道を追い求める人はこの本に出会うのですが、時間の喪失になると思います。この本を書いたというか寄せ集めた人は本当の洞察と霊感がなかったことは確かです。ただ2巻と3巻に関しては読む価値があるのかもと思ったりします。不思議なことに本当の天才が書いた本に出会うと神智学大要は意味をもつと思います。この本に不幸にしてであった人は必ず本当の良書に出会うと思います。矛盾した言い方になりましたがが率直な感想を書いてみました。
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