New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

休み

2014-11-25 22:40:00 | 2014年秋のツアー
 オフ日、ホテルから鳥栖駅まで歩いて20分、途中にあるのはコンビニと葬儀所、釣具店、郵便局、お歳暮承り中の明太子の発注所。飲食店は無い。

 誰だ、このホテルに決めたのは!(私なのです、インターネットではここまで判らなかった・・・)沢山の有名メーカーの看板はあるものの、ここら一帯は各社の発送と保管の倉庫の工業団地だったのです。

 駅から鳥栖アウトレット直行のバスがあったので、ルンルン気分でお買い物に。けれどアルマー二などの高級品はアウトレットでも数万円する事実を思い知らされた結果となりました。

 戻って来て駅前案内板を見ると「ジャズ コルトレーン 」と書いてある店が。そ、そんなぁ。この町に?歩いて10分、緑色に塗られた家の壁にコルトレーンの巨大な似顔絵。ドアには手書きで「ちょっと上に持ち上げて開けて下さい」。

 店内に原遼さんの小説が沢山、この頑固そうな白髭のマスター趣味イイネ、私もハードボイルドが好きだし。でも他の作者の本が無い。何とマスターは原さんのお兄さん!

 店内には古いビバップのレコードに耳を傾ける先客が一人、寸暇を惜しまずジャズ道研鑽中のベースの池田聡であった。今日は他にやる事ないもんね~。

 今夜は町のバンドの公開練習がここである、との事。ピアノは原遼さんだって!北方謙三氏の作品に描かれそうな「幻のピアニスト」そのものである。なので夜になって皆で「コルトレーン・コルトレーン」に行く。

 ステージには11名の演奏者がいる。ビッグバンドだ。休憩中、遼さんと話すチャンスがあった。私が高校生だった頃、飯田橋にあった法政大学のニュージャズ・シンジケートで彼に会ったのだ。40年前だ。




これがコルトレーンコルトレーン


原遼さんと

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