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New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

山形県白鷹町・あゆーむ

2013-06-09 22:58:00 | 2013年春ツアー
 3時間移動して、山形・白鷹町のホール「あゆーむ」に到着、目の前にあるのは可愛い単線の駅。

 入口で所長さんの真空管オーディオが迎えてくれるこのホールは、モダンで機能的で良い音響(サントリーホールの設計室)、そして調整の行き届いたヤマハのピアノ。何から何までが素晴らしい。「文化に力を!」という前町長の決断で建てられて4年のピカピカで新しい会場、ギャラリーも併設した施設である。

 白鷹音楽愛好会の皆さんが集客から会場準備、当日の受付、楽屋のお世話まで周到に準備をしてくださった。

 その音楽愛好会の皆様を始めとする音楽好きのお客様だから、思い切りのジャズとなる場面もあって山あり谷ありの起伏に富んだ演奏を披露した。

 演奏後の懇親会では会員の皆さんとお話がはずみ、池田のピアノ、三上のドラム、橋本のベースで1曲ご披露、これまた受けました。


近くにある「四季の郷駅」




こんなにのどかな場所に


こんなに大きな建物が現れた


さっそく弾いてみます


会場は準備がととのっています


控え室にはラベンダーが


ロビーにはこんなに立派なオーディオ装置があります


○百万もするという真空管


ロビーの照明器具もおしゃれなんです


そして開演




同じ会場で打ち上げ


めったに聴けないトリオでの演奏


帰りは単線のローカル線「フラワー長井」に出会えました

白河<昼>「親子でジャズコンサート」 <夜>茶房瑠

2013-06-08 23:50:00 | 2013年春ツアー
 朝11時からは同じホテルで「親子ジャズコンサート」。昨日と同じく昇栄の主催で、市内の幼稚園や社員の家族に呼びかけて、約100人の親子が集まってくれた。昨日の宴会場がテーブルをどけてコンサート会場となる。

 社長の計らいで、帰りには子どもたちにはうれしい駄菓子のお土産付だ。

 昼食は金田社長と昨日からお世話になっている昇栄の社員お二人と一緒に方白河ラーメンの名店「彩華」へ。懐かしい鶏スープ醤油味である。

 夜の演奏会場はホテルから5分の「茶房瑠」。この町の方々に加えて、いわき市から往復4時間かけて来場の田中夫妻、同じくいわき市から深澤さんも。

 2階にある電気ピアノでの演奏はいつもの生ピアノとちょっと違った味わいの選曲となった。皆さん、打ち上げもご一緒してくれて、お互いの交流を深めた。

 いわきからいらした方たちには、震災後に市の様子が様変わりした苦労話等を伺う。地震と原発の傷跡は癒えていない。


午前11時の演奏




客席の様子




花束贈呈


記念撮影


お土産の駄菓子




「彩華(さいか)」のラーメン



夜の演奏は「茶房瑠」




打ち上げ



福島県白河・ホテルサンルート白河「(株)昇栄創立30周年記念パーティー」

2013-06-07 23:42:00 | 2013年春ツアー
 福島県南部の白河市まで車で3時間弱で到着。白河でのライブ3本の窓口になってくださった鈴木さんは昨年「駅かふぇ」のマスターとしてお世話になったが、今年は自分のお店Café Bar「茶房瑠(さぼうる)」をオープンさせて一人で営業している。

 まずは鈴木さんの「茶房瑠」を訪れる。新築の木材の香りがする店内、可愛い椅子とテーブルは鈴木さんの手作り、棚には私の好みの本がたくさんあって嬉しい。絶品のドリップコーヒーとデザートで一服。ドイツの珍しい白ビールもある。

 そして今日の演奏会場ホテルサンルートへ。このホテルでの演奏は、鈴木さんの紹介で昨年お会いした金田氏の会社「昇栄」の創立30周年記念パーティーでジャズコンサートをという、ジャズ好き社長ならではの粋な計らい。

 美味しい食事と飲み物と幅広い年齢層のお客様、終盤は手拍子でノリノリの会でした。

 今日の参加費は被災地、大船渡へのチャリティーになるという。

 今日と明日のコンサートのポスターを描いてくれたのが中学生の女の子だと知ってビックリ!その名もモネちゃんだから、産まれた時から画家の道を進む人だったのかも。


茶房瑠のテーブルと椅子は手作り


こちらが2Fで、明日の演奏会場になります


鈴木さんと


夜のパーティーでの演奏




客席はこんな感じ


演奏後に金田社長から大船渡の方へ、寄付金の贈呈


ポスターの画家(モネちゃん)から額に入れたポスターを贈呈される


金田社長、モネちゃん、モネちゃんのおとうさんと

長野松本・チクマ楽器

2013-06-02 23:09:00 | 2013年春ツアー
 2時間で松本市に到着、創業以来半世紀が経つチクマ楽器店にある3階のホールで、展示された沢山のピアノに囲まれての演奏。

 いつもお世話になっている水谷氏らが「信州ジャズ民」という組織を立ち上げ、その第3回のコンサートである。皆さんのお陰で沢山のお客様。
牛久からの徳岡夫妻、昨年演奏した白馬のペンション・シャモニールの新田氏など、よく知った方たちのお顔も見えて嬉しい。

 後半は関西で活躍中の女性テナーサックス奏者、西村有香理さんが加わって、ホットな演奏となりドラムの今村氏、いよいよ自由自在な本領を発揮、ごきげんなビートを叩いてくれた。

 ところでこのチクマ楽器店のオーナーは木村流の大正琴(キーハープというのが現代名)の宗家である。模範演奏を披露していただいた際に「NYでこれを演奏したい」と言うと、何と!大正琴を1台くださった。これは凄い、NYには数台しかないはずだ。

 演奏後は帰京、今日で林・今村組とはお別れである。お疲れ様でした。


チクマ楽器店玄関にて


ホールは3F、2Fはピアノギャラリー


大正琴木村流の宗家と


受付けは水谷夫人とお嬢様




一杯の客席


西村さんを迎えて

長野県飯田・飯田病院

2013-06-01 23:47:00 | 2013年春ツアー
 早起きして東寺まで歩く。ちょうど大般若会の日だったので弘法大師空海の住房であった御影堂で、信徒の皆さんと共に参拝する。各自が鉦を鳴らしながらの女性15名程のご詠歌の合唱から始まり、ウコン色の僧衣を身にまとった僧侶10名が登場、儀式が開始された。これもまた素晴らしい、日本の音楽の原点である。

 昼近くに京都を出発し3時に飯田に到着。2年ぶりの飯田病院でのコンサート、通常はクラシック音楽が中心だが、私のジャズ演奏も加えてくださっている。180名のお客様に「五木の子守唄」「バッハ」など、「トトロ~アンパンマン・メドレィ」では前列の子どもが踊りだしたのが微笑ましかった。

 ベースの林は今日の音響・桑原さんのお店でライブをした事があったので、思わぬ再会。

 打ち上げは最上階の展望レストラン、美味しい食事にシェフとプロの芸人を目指す息子さん(モリピー)のコントの披露が加わった。

 ニューシルク・ホテルは大浴場やサウナ、ジムまであって、通常のビジネスホテルより部屋やトイレも広くて快適である。無料ランドリー。


飯田病院のロビーはガラス張り、外の緑が美しい


演奏中


客席の様子


花束贈呈


打ち上げは病院のレストラン、こんな豪華な食事です


最後は皆さんと記念撮影。赤い衣装の青年がモリピー