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琵琶湖底ヘドロ、大幅減 大津のNPO・ナノバブル浄化実証実験

2014年01月11日 | 自然科学・技術・工学
琵琶湖に堆積するヘドロの分解実験に使われたナノバブルの発生装置(大津市柳が崎)=びわ湖トラスト提供  
琵琶湖に堆積するヘドロの分解実験に使われたナノバブルの発生装置(大津市柳が崎)=びわ湖トラスト提供

 琵琶湖の湖底に堆積したヘドロを、微細な気泡「ナノバブル」の発生装置を使って大幅に分解することに成功したと、環境保全対策に取り組 む大津市の認定NPO法人「びわ湖トラスト」などが10日に発表した。同法人や研究者は「ナノバブルによるヘドロの減少量を自然界で実証でき、琵琶湖の浄 化に向けた運用の可能性が開けた」としている。

 琵琶湖では、藻やバクテリアなどの有機物が沈んでヘドロが発生。南湖では年間約2ミリが湖底に堆積しているという。ヘドロからはメタンガスが発生し、地球温暖化の原因にもなっている。

  実験は、立命館大の今中忠行教授(微生物工学)や大阪市のベンチャー企業「西研デバイズ」と実施。ナノバブルは、直径がナノ(10億分の1)メートルのレ ベルの気泡で、水中に滞留する特性を持つ。装置では空気中の酸素濃度を高め、特殊なセラミックスを通してナノバブルを発生させ、ヘドロに送り込む。ヘドロ の中では好気性バクテリアの活動が活発となり、有機物を水や二酸化炭素に分解する。

 大津市柳が崎の琵琶湖(水深3・8メートル)に2・2メートル四方の仕切りを湖底のヘドロの中に埋め込み、その上部にナノバブル発生装置を設置した。

  一昨年3月以降、装置を130日間稼働させたところ、仕切りの内側に堆積していた厚さ1メートルのヘドロは、平均で58センチも減少。実験開始から約半月 で、仕切りの内側では好気性バクテリアが増殖していた。今中教授は「ナノバブルが水中に滞留し、水がしみ込んでヘドロが内部から分解された」と説明する。

 ナノバブルによるヘドロ除去は化学物質の添加も不要で、しゅんせつ事業より費用がかからないという。同法人は「これまで手が付けられなかった除去問題の解決にもつながる」と話している。



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