スーダン政府軍、南北境界で大規模作戦を計画か 監視団体
(CNN) スーダン南部の分離独立を7月9日に控え、政府軍(SAF)が南部との境界に近い南コルドファン州で大規模な軍事作戦を計画しているとみられる。同国の情勢を衛星から監視するプロジェクト、SSPが18日、明らかにした。
SSPは暴力を早期に警告するため、衛星写真に現場からの報告を合わせた情報を提供している。17日撮影の写真によると、同州の州都カドグリにSAFのものとみられる車両が少なくとも89台展開している。この中には重火器の輸送トラックなども含まれる。
同市内に設けた国連平和維持部隊の拠点周辺に、少なくとも300棟の仮設住宅が集まっていることも分かった。数千人の住民が避難を強いられている状況がうかがえる。
SSPによると、こうした写真は、同州内でSAFと南部側のスーダン人民解放軍(SPLA)との緊張が高まっていることを示す。国連からの情報も、SAFが大規模作戦を実施する可能性を示しているという。
スーダン南部は1月の住民投票で独立が決まったが、最終的な境界策定や石油権益の分配、治安態勢などをめぐり、SAFとSPLAの戦闘が続いている。南コルドファン州は境界の北側に位置するが、州内には3万人前後のSPLA戦闘員がいるとされ、SAFの攻撃対象となっている。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長とオバマ米大統領は、双方に暴力停止を呼び掛ける声明を相次いで発表している。
(CNN) スーダン南部の分離独立を7月9日に控え、政府軍(SAF)が南部との境界に近い南コルドファン州で大規模な軍事作戦を計画しているとみられる。同国の情勢を衛星から監視するプロジェクト、SSPが18日、明らかにした。
SSPは暴力を早期に警告するため、衛星写真に現場からの報告を合わせた情報を提供している。17日撮影の写真によると、同州の州都カドグリにSAFのものとみられる車両が少なくとも89台展開している。この中には重火器の輸送トラックなども含まれる。
同市内に設けた国連平和維持部隊の拠点周辺に、少なくとも300棟の仮設住宅が集まっていることも分かった。数千人の住民が避難を強いられている状況がうかがえる。
SSPによると、こうした写真は、同州内でSAFと南部側のスーダン人民解放軍(SPLA)との緊張が高まっていることを示す。国連からの情報も、SAFが大規模作戦を実施する可能性を示しているという。
スーダン南部は1月の住民投票で独立が決まったが、最終的な境界策定や石油権益の分配、治安態勢などをめぐり、SAFとSPLAの戦闘が続いている。南コルドファン州は境界の北側に位置するが、州内には3万人前後のSPLA戦闘員がいるとされ、SAFの攻撃対象となっている。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長とオバマ米大統領は、双方に暴力停止を呼び掛ける声明を相次いで発表している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます