クリミアへ送電半減=ロシア編入に対抗か-ウクライナ
【シンフェロポリ時事】ロシアに編入されたウクライナ南部クリミア自治共和国のテミルガリエフ第1副首相は23日、ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴがクリミアへの電力供給を半分に減らしたことを明らかにした。地元通信社が伝えた。
クリミア半島のロシア編入への対抗策として、ウクライナ新政権が送電を削減した可能性がある。新政権はクリミアで16日に実施された住民投票の結果を「一切認めない」との立場を表明していた。第1副首相によると、クリミアの一部で停電が起きているという。
第1副首相は、クリミア側はウクライナ新政権が残り50%の電力供給を削減すれば、問題は一段と深刻になる恐れがあると指摘した。クリミア半島は電力の80%をウクライナ本土からの供給に頼っている。(2014/03/24-11:41)
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