ウクライナの 国家安全保障防衛会議は15日、同国東部ドネツク州の都市スネジヌイで、「所属不明の航空機によって民間アパートが爆撃された」と発表した。州政府による と、夕方までに11人の死亡が確認され、8人が負傷。東部で軍と衝突する親ロシア派が航空機を持っていることは確認されておらず、軍は暗にロシアの関与を 批判した。
スネジヌイはロシアとの国境から約20キロ。武装勢力の幹部はロシアのインタファクス通信に、空爆はウクライナ軍によるものだと述べたが、軍は前日の14日からすべての航空機の飛行を停止していたと反論している。
14日には国境近くでウクライナ軍の輸送機が撃墜され、乗組員8人のうち2人が親ロシア派の捕虜になり、2人が行方不明になった。輸送機が高度6500メートルを飛んでいたことから、軍はこれまでに親ロシア派の使ったロケット砲などでの撃墜は不可能だとし、「ロシア領内から、より強力な対空砲か、航空機によって攻撃された可能性が高い」と主張している。
国境のロシア側では13日に一般住宅に砲弾が着弾して住民1人が死亡。ロシア外務省はウクライナ軍の攻撃によるものだと批判し、「対抗措置なしでは済まされない」としていた。(ウィーン=喜田尚)
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