日米核密約の非開示「間違いだった」首相
安倍首相は31日の衆院予算委員会で、日米間で交わされた核持ち込みに関する「密約」について、「ずっと国民に示さずにきたのは間違いだった」と述べ、歴代の自民党政権が長期間、存在を否定し続けてきたことは誤りだったとの認識を示した。
核密約は、核を搭載した米軍艦船の日本寄港などを事前協議の対象外とする内容。民主党政権時代に外務省の有識者委員会が「広義の密約」と結論づけた。首相は「政府としてどう考えているかを示したい」と語り、政権として見解をまとめる意向も表明した。
一方、首相は衆院議員の定数削減に関し、「それぞれの党が我を通そうとすると決まらない。多数政党の案を軸に考えてもらいたい」と述べ、比例定数 30削減を掲げた与党案を軸にした衆院選挙制度改革を呼びかけた。「(国会で)できないのであれば、国会、議長の下に有識者の第三者機関を設けることが良 いのではないか」とも指摘した。
(2014年2月1日07時56分 読売新聞)
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