迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

小さな暴れ馬レンズ Staeble Choro 38mm F3.5

2023-08-06 19:55:45 | Lens made in GERMANY

旧西独製のレンジファインダーカメラBRAUN PAXETTEシリーズの広角レンズStaeble Choro 38mm F3.5です。M39スクリューマウント、通称パクセッテマウントと呼ばれているものです。ライカL39とは口径は同じですがフランジバック長(パクセッテマウントは44.0mm、ライカL39は28.8mm)が異なります。

   レンズ構成   3群3枚
   最短撮影距離  0.6m
   重量               49g(実測値)

距離計非連動タイプのレンズです。そのため通常のレンジファインダー機用のレンズよりも寄ることができるようです。最短撮影距離は0.6mになっています。ちなみに距離計に連動するStaeble LINEOGON 35mm F3.5の最短撮影距離は1.0mです。

距離計連動タイプのレンズであるSteinheil Cassarit 45mm F2.8(右側)と比べると、Staeble Choro 38mm F3.5(左側)のマウント側の作りがシンプルになっています。ただレンズ後端がかなり出っ張っていていて、ビハインドシャッターの中にすっぽり入りこむようになっています。

 

絞り開放、最短撮影距離付近では背景が回ります。

ぐるぐるレンズです。けっこう回ってます。面白いですね。こういうレンズ、大好物です。


   SONY α7+Staeble Choro 38mm F3.5

コメント
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