今日は、JKCのアジリティー競技会に行く予定でしたが、
諸々ありまして、自宅のカギを交換しないといけない事態に陥ってしまい、
o-papa不在のため、家を空けられなくなりました(涙)
なので、blogの更新に勤しみます。
おやつを報酬として使うという記事を続けて書いていますが、
いつかはおやつが無くても、できるようにならないといけません。
o-家の場合は、訓練競技会に出ているので、
おやつがなくてもできなければいけない場面は多々ありますが、
普通のお宅の場合は、おやつで釣ってコントロールでも全く問題は無いでしょう。
咄嗟の時、緊急の時、万が一の時、
たとえば、リードが離れて他の人や犬のところへ走って行ってしまうとか、
人や犬を見て興奮して激吠えしてしまったりとか。。。
おやつを取りだす間が無い時や、愛犬に緊急の危険が及ぶ時には、
やはり無くても言うことが聞ける必要がでてきます。
その自信を飼い主がつけておく必要があります。
現在、蒼太くんは、脚側行進の時の顔の位置の修正をしています。(かなり前からですが。。。)
今までは、ちょっと右斜め前をのぞき込む感じで、鼻の位置が前を向いている状態でした。
鼻の位置を、上へ向かせたい!!
最初から形をガンガンにキレイに入れてしまえば、今更悩む必要もないことだったのですが、
o-mamaとしては、やる気を尊重したかったし、一緒に作業することを楽しんで欲しかった。
だから敢えて、重箱の隅をつつくようなトレーニングをせずに、
陽性強化的な手法を駆使してやってきました。
しかし、前にも書きましたが、限界が見えてきました。
おやつを使って、鼻の位置を覚えさせようと昨年から取り組んでいますが、
おやつがある時はいいけど、無いと今までに逆戻り。。。蒼太が悩んじゃうんですね。
ボールを使うと楽しくなっちゃって、前に出てみたり、安定しない。
ボーダーってやっかいな犬種で、「ちょっと違うみたいなんだけど、何が?」って思うと、
悩みだす。。。
他の犬種も同じかもしれないけど。。。
頭を低く下げて、こちらをチラチラ見ながら様子を伺って、「これで合ってますか?」って。
sheepdogは、羊を追う時に、頭を低く上体を下げて、ひたひたと忍び寄ります。
これが頭を使いだすと出ちゃうんですね。
嫌がってるとか怖がってるとかそんな感じじゃなくて、
あぁ、頭使っちゃったのね~って感じです。
では、どうしたらいいか??ここが難しかった~~
ようやく光が見えた気がしますので、書きます!
おやつを使って、鼻の位置を覚えてきました。自信を持ってこれでいいんだと歩いています。
ときどきチラッとよそ見をしたり、下を見たりします。
その時を逃さずに、必ず顎の位置を下顎に右手をバチッと当てて治します。
左手にはおやつを持って、鼻はここを狙わせます。
治したときは2.3歩ですぐに褒めてご褒美をあげます。
このタイミングが少しでもずれていると犬は「どうしたらいいの?」って悩んでしまいます。
間髪をいれずに強制、そしてご褒美。
このご褒美のタイミングと形がとっても難しくて、
犬が悩む前にさせたい形をきちんとやらせることが重要です。
強制をするとなんとなくその後は、蒼太に譲ってしまっていたo-mama。
有耶無耶にしてるつもりはないのだけど、気持ちが「あぁ。。。」ってマイナスに行くので、
なんとなく、今までできてたことをやらせて、自分が安心してました。
強制のタイミングが重要なんじゃなくて、その後が重要なんですね。
ホローじゃなくてステップアップの形で終わらないとダメだった。
これをきっかけに、ご褒美で釣らなくても顔が上を向いてアイコンタクトを取るようになってきた。
不思議なもので、ステップアップする時って、乾燥していた土地に雨がしみこむように、
す~っと吸収されて、他のことも自然と潤って、良くなってくる。
おやつを使って、それを手放せなくなっているとしたら?それは、
おやつをなくすことに飼い主が自信を持てないからだと思います。
がっかりする犬の表情や、要求にどこか後ろめたさを感じてしまう。
だけど、どこかでおやつが無くてもできなくならなくちゃって思いもある。
おやつで、できたら集中させて、集中がそれたらそれはダメと教え、
その上で、ステップアップしたい状態まできちんとやらせてからご褒美なんですね。
そうすると、おやつに頼らない、おやつが必要じゃなくなるんです。
前回の記事でも書いたように、
しつけ教室などでは、このときにおやつがあるからやってね、じゃなくて、
正しい行動を犬がとれたことに対しての報酬としておやつがもらえるという気持ちで
おやつを与えましょう、なんて言われます。
「何をどうしたら、そこに変化をつけられるの?」
o-mamaと、どう違うの??
座ったらご褒美じゃダメなの?
もう一つ何かしないといけないのかしら?
おやつについて、続けて書きましたが、
おやつが無くても!って思うまでに、これだけの経験と葛藤がありました。
簡単じゃないけど、乗り越えたときには、報酬や見返りじゃない犬との関係ができる。
また一歩、犬の心、欧介蒼太の気持ちに寄り添うすべを見つけられました。