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to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

できるようになって来た

2021年09月06日 | 訓練(端午)

端午のオビディエンスのトレーニングを始めて

2年が過ぎた。

 

 

端午はポジティブトレーニングで教えてきた。

クリッカーを使い、極力誘導せずに

自分から動いたことが正解になるように教えてきた。

 

うまくできない時もある。

そういう時は端午が考えて正解を導き出すまで待つ。

正解は極力幅を狭くしてピンポイントに設定。

それができるまでひたすら待つ。

 

なので7月までは楽しそうなんだけど、

きっちり形にならないなぁと悩んでいた。

 

蒼太までのトレーニングは誘導してとりあえず形を作る。

それを強化するやり方をしてきた。

しかし、形はできても気持ちが伴ってなかった。

犬が心からそれをしたいと思ってなかった

ということに気づいてしまった。

 

やり方を変えて端午のトレーニングを始めた。

全て端午が形を自分で考えて作る。

 

一生懸命に楽しんで作業するようになったけど、

作業がご褒美になってしまうので、私との一体感は薄かった。

面白いなぁと思った。

想定外でありながら、蒼太のときと通づるものも感じた。

私のトレーニングの弱点だと思った。

 

関係性を構築できてないことに気づいた。

 

夏の間、「遊び」に取り組んで関係性に自信が持てた。

7月までできなくて悩んでいたことの一つ一つも

丁寧に積み重ねてトレーニングしてきた。

一つ一つはパズルのピースのようで

こんなことしてていつになったら形になるんだろうかと

腐ったりくじけそうに何度もなった。

 

できるようになるものなんだなぁと

今は実感してる。

このやり方が吉と出るか凶と出るかは

競技に臨んでみないとわからない。

でも、自分の中ではものすごく手応えを感じている。


夏の間こだわった「遊び」のトレーニング

2021年09月02日 | 訓練(端午)

今年の夏はイェシカオンラインセミナーの「遊び」について

真剣に取り組むことにしました。

 

 

この写真にあるアミアミボールが大好きな端午。

なかなか話さなくて延々と引っ張りっこになってしまう。

投げるとものすごい速さで持ってくるのだけど、

私をかすめて通り過ぎて離れたところでガジガジ。

所有権を主張している。

 

なら「勝手にしろ」と飽きるまでガジガジさせて

飽きたら持ってくるかもという作戦に出てみた。→あえなく撃沈。。。

楽しそうにウィニングラン、ガジガジ、そしてウィニングランとエンドレス。

 

イェシカセミナーで「遊び」についてのトレーニング方法を学び、

基礎から考え直してみた。

持ってきたいとか遊びたいという気持ちを作るには

どういう力加減が必要なのか?

全てはパワーバランスだ。

そして力を逃がす方向が重要。

戻りやすい方向がある。

 

昨日は一番大好きなアミアミボールで

これまでのトレーニングを集結してみた。

すごいすごい!!まっすぐに持ってくるではないか。

そして「やめ」と声をかけるとパッと放す。

 

遊んでもらおうとまっすぐに持ってくる気持ちが嬉しかった。

 

こじれた遊びの関係性に一筋の光が差し込んだ瞬間だった。

 


「遊び」の効用

2021年08月19日 | 訓練(端午)

昨日は端午のレッスン日でした。

 

 

8月12日〜15日までスイスでオビディエンスの世界大会が行われていました。

今年の世界チャンピオンはMaarit Hellman さん。

3年前にデンマークでオビディエンスのセミナーを受けた時の講師のひとり。

デンマークからヘルシンキによって帰るとお話しし、

練習を見せて欲しいとお願いして見せていただいた。

 

その時の練習は衝撃的だった。

練習はお互いがお互いを高めるための内容だった。

これが日常的なんだと思うとフィンランドチームの強さがわかった。

 

あの練習がこなせる精神的な強さが犬にも人にもなければ

世界には通用しないとおもった。

 

その地道な練習を重ねて新しい犬とのペアでの勝利。

世界でも1頭の犬で素晴らしい成績を残す人はいる。

Maaritさんは前の犬Stjerneと成績を残し、

今回のGwenでも優勝したのだ。

 

私も蒼太で終わらず、端午でも結果を残せるように頑張ろうと思った。

 

そして昨日の練習では、端午の集中が良く、

表現力も上がって来てた。

何よりも私との一体感がW先生にも伝わったことが嬉しかった。

 

今、イェシカ オーベリーさんの「遊び」のオンラインセミナーを受けている。

「遊び」ってとても奥が深い。

端午は所有欲がとても強い。

それを一生懸命育てたのもあるが、おもちゃの引っ張りっこをしても

とても一方的で引っ張って手に入れたら持って行って一人遊び。

 

私にもっと遊んで欲しければ、必ず戻って来て引っ張ってくれと言いに来るはず。

この気持ちを育てたかった。

イェシカさんのセミナーで少しづつその感覚がわかって来た。

 

その部分が良くなれば、オビディエンスももっと良くなるはず!

思った通りだった。

オビディエンスの練習はそれほど熱心にやる時間がなかったけど、

昨日のレッスンでは確実に良くなってて、

私だけでなくW先生にもそれは伝わったようなので嬉しかった。

トレーニングは急がば回れですね。


端午とのヒールワーク

2021年07月18日 | 訓練(端午)

この夏の課題の一つ「ヒールワーク」

ヒールワークで大切にしているのは

「安定・一体感・表現力」

 

 

ヒールワークでは過剰に上を見上げて歩くや、

首を横に向け肩をハンドラーの足に不自然にくっつけて歩くなど

今はそういうヒールワークは減点または0点になってしまう。

ヒールワークは犬のウェルネスを考慮し、規定が常に書き換えられてる。

それに合わせて犬を作る。

 

 

ヒールワークはお散歩の時に横について歩くのとは全く別のものです。

一つの完成された演技として見て欲しいなと思います。

そう見えるように一つずつパーツを積み上げていこう。


端午とのヒールワーク

2021年06月12日 | 訓練(端午)

端午のヒールワークには思い描くスタイルがあり、

それに向けて練習しています。

 

 

そんな私の中のこだわりが少しずつ形になってきました。

いつもは動画で撮ってもらうのですが、今日は写真。

写真はある場面を切り取ることしかできない。

何枚かが理想の形を捉えていました。

安定してきていることがわかり嬉しかった。

 

ヒールワークへのこだわりは欧介の時からです。

欧介では到達できなかったものを蒼太で。

蒼太で到達できなかったものを端午で、

という感じに少しずつ進化させてきました。

理想は安定と一体感と表現力。

 

そのためにできることを一つ一つやるだけ。


オビディエンスの招呼とストップ

2021年05月12日 | 訓練(端午)

オビディエンスの競技科目に犬を呼びながら途中で止めるとという科目があります。

 

 

普通はイヌが来ようとするものを止めようとすると

強いプレッシャーをかけて止めようとします。

オビディエンスの科目では途中止めた犬を再び呼び、

その速度は一定でなければなりません。

プレッシャーをかけると次に呼んだ時に犬はスピードを落とします。

またストップをかけられると警戒してしまうからです。

この問題をクリアするために練習方法を工夫しなければなりません。

 

 

呼んだ時にはスピードを上げてくる。

「タッテ」と言われたときは直ちに立つ。

 

言葉の理解ができるようになってきました。

 

オビディエンスは犬の意欲やスピードがとても大事です。

その上に正確性と作業に対する集中力が必要とされます。

スピードが上がれば犬の興奮度も高くなり作業が雑になったり

スタートでお尻が浮いてしまうなんてことも起こります。

様々な犬の心の動きを考慮しつつトレーニングをしていく必要があり

とても面白い競技だと思います。


オビディエンスの練習をしに富士山麓へ

2021年03月22日 | 訓練(端午)

オットが月曜日にお休みを取ったので、

ちょっと遠出をしました。

 

 

いつもの公園でオビディエンスの練習をするときは、

人や犬のいない時間を見計らってコソッと練習しています。

 

オビディエンスにはいくつかの機材が必要です。

それらを広げて練習がしたいと思って富士山麓まで行ってきました。

 

 

オビディエンスの競技はいくつもの課目を一つ一つクリアしていきます。

リンク内にはBOXなどいくつかの機材は設置されたままになります。

動画のような練習が必要になります。

 

端午は頭の切り替えが上手です。

 

犬のトレーニングの基本はその作業をとことん好きにさせることです。

ボーダーコリーは動くものを目で追うという本能があります。

課目で使用する機材が動かずとも好きであれば

見つめ続けることができます。

グッと見つめ続けていると、脚側停座してたお尻が

浮いてしまったりすることもあります。

目に力が入るとカラダの重心が前方に移動します。

不安定な重心は、不安定な興奮を呼びます。

これでは正確に作業をこなすことはできなくなります。

 

 

端午にはパピーの頃から重心を戻すことを教えました。

重心が戻って気持ちが落ち着いたら作業ができるルールを作りました。

 

成犬になってこのルールを教えるのは難しいです。

パピーの頃にインパルスコントロールの方法を

教えておくととても楽です。

 

パピートレーニングでは自分自身で気持ちをコントロールできるような

ルール作りがとても大事だと思います。

 


オビディエンスの練習(木片の咥え上げ)

2021年02月23日 | 訓練(端午)

オビディエンスの課目の一つに「木片を使った臭気選別」というのがあります。

一つの課目を教えるには、いくつものパーツに分けて教えていきます。

その一つが咥え上げの練習です。

 

 

ボーダーコリーだと持ってくるといえばディスクやフリスビー。

一般的にはボーダーコリーの目の前で投げて、

すると犬が追いかけて走る、呼んで持って来させます。

これをいくつものパーツに分けて一つづつ教えるわけです。

 

置いてある木片を犬が咥え上げ、噛み直さずに(咥えたあとガジガジせずに)

持ってくるように教えます。

犬は口に咥えたものは自分の獲物になります。

本来ならそれを味わいたいわけです。

それを人の元へ運ぶという本能とは違う行動を教えるのが服従訓練です。

味わった後に持ってくるのはダメなわけです。

 

端午がどうしたら味わうことなく早く持ってきたいと思うかを考え試行錯誤しました。

私が持ってきて欲しいから強く呼んだって、端午が持ってきたいと思わなければ

持って帰ってくるのが遅くなるだけです。

端午が早く持って帰った方が楽しい(美味しい)と思うことが大事。

褒めることが端午にとって心地よいと感じているかどうかも試されます。

 

 

何がご褒美になるかをよく考えるきっかけにもなりました。

Facebookに動画をアップしたら、世界大会で優勝した方々がいいねしてくれた。

嬉しかった〜〜

 


端午のHeelworkトレーニング

2020年11月27日 | 訓練(端午)

端午くん、1歳半になりました。

オビディエンスのトレーニングも少しづつですが進めています。

 

 

Heelwork 脚側行進のトレーニングも順調に進んでいます。

 

 

 

周りに人が居ても、犬が居ても、右手におもちゃを持っていても、

気にせず脚側行進ができるようになってきました。

まだ左手のひらをターゲットに練習しています。

 

練習としては基本が大事だと思っているので、

左手をターゲットにした練習をひたすら続けています。

左手にはオヤツを持ってターゲットとすることが殆どですが、

オヤツを持たずにターゲットに鼻をつけることを求めて練習することも組み込んで練習しています。

将来的にオヤツも左手も無くす段階がくるので、

オヤツがあるからやってるという風にならないようにしています。

 

初めての場所や、環境では左手のターゲットが端午の助けにもなるので

無理なくトレーニングを続けることができます。

 

負担なく楽しいトレーニングが目標です。

 


端午くんのインパルスコントロール

2020年07月29日 | 訓練(端午)

先日、ボーノちゃんと一緒にノーズワークの練習をしたとき、

蒼太が野球ボールを探してしまったことを書きました。

 

 

今まで同じような場所でノーズワークをしても集中してて

ボールなんかには惑わされませんでした。

 

あのとき、端午が一緒にいて「わんわん」と騒いでいました。

 

最近は暑いので車に1頭残してノーズワークの練習をすることができず、

端午を近くに繋留して蒼太とノーズワークやることが増えていました。

それと同時になんとなく蒼太の捜索時間が長くなり、

サーチ能力が低くなってきたことに気づきました。

 

蒼太が何かしてるときに端午が騒いで吠えていることは以前から気になっていました。

ボーノちゃんとの練習をきっかけに、端午のインパルスコントロールに

真剣に取り組もうと思いました。

 

 

なるべく刺激の少ない遊びから刺激的な遊びへ。

私が端午のそばにいて、吠えたり小さく鳴いたりしないときに

褒めることができる状態から、私自身が蒼太と遊んでもおとなしく待っていられる状態へ。

 

自分自身でケージにとどまることを選択できるように、ケージの扉は開けてあります。

 

無理やり我慢させると抑圧は反発を招く。

あくまでも自分自身で考えて良い行動を選択させること。

 

これには蒼太とのアジリティーでの苦い経験がある。

アジリティーの練習をしてるときに他の犬が走ってるのを見て

蒼太が興奮してる様子を私は「やりたい」気持ちの現れと放置した。

のちに指示が聞けないくらいの興奮を作り上げてしまうことになった。

 

犬のトレーニングは本当に難しい。

「作業意欲」は最大限に高めるけど、興奮ではなくて研ぎ澄まされた「集中」を作る。

 

インパルスコントロールができるようになってくると

蒼太のみならず、端午も良いサーチができるようになってきた。

 

不思議だけどトレーニングってそんなものだ。