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to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

FCIオビディエンス新規定(2022〜)での「脚側行進」

2022年02月02日 | 訓練(端午)

 2022.4〜日本でも新しい規定でオビディエンスの競技会が実施されます。

脚側行進に関しては以前のものと比べても細かく書かれています。

 

 

 以下、JKCのHPからの引用です。

 脚側行進作 業中、犬は指導手の進路を妨げる「被る行進」、指導手と接触を図る行進を実行しては ならない。指導手も犬の行進を妨げる行為や、意図的に犬と接触する行進を実行して はならない。これら行為は重度ミスと見なされる。

(中略)

犬は自然体で行進すべきである。犬は指導手を見る事やアイコンタクトを維持する事 が認めらえる。これら行為は寧ろ好ましいとされるが、実行により不自然な頭部や胴 体保持、又は 90 度以下となる首と背線交差地点角度を引き起こしてはならい。犬種 によって自然な首線並びに背線維持の定義は相違する為、審査時に考慮される必要が ある。

 と記載されています。

 

上の写真、左が私と端午、右がW先生と端午です。

一歩目の顔の位置が、私とだと一瞬下を向く。

先生とだと一歩目からちゃんと集中してる。

 

この文章から読み解くと左側の写真に近い脚側行進が推奨されているのかなと

思います。自然だから。。。

 

でも端午の状態を考えるとあまり集中してなくてフワーとした心理状態。

グッと集中して意欲的な状態がW先生との写真。

 

自然って。。。

 

どんな行進作業を自分の目標として設定すべきなのか。。。

 

迷うことなく私は右のW先生と端午の脚側を選ぶ。

それが不自然と評価されても。

何に基準を置くかはそれぞれだと思うが、

私は誰が見ても貫くような集中と意欲を表現したい。

 

まだまだその状態が作れず、四苦八苦してるけど、

理想はひとつだ。

 


ハードルを超えて持ってくる

2022年01月19日 | 訓練(端午)

オビディエンス競技の規定が変更され、

海外では1月より新しい規定で競技が行われています。

 

 

日本はまだいつから変更になるのかは決まってませんが

今年中には変更になると思われます。

 

オビディエンス1の競技では今までダンベルを持ってくるだけでした。

しかし新しい規定ではハードルを超えて持ってくるという内容になるようです。

 

端午はいつオビディエンス1に挑戦するかは決めていませんが、

多分規定が変わる頃になるかなと想定して、練習しています。

 

 

ハードルを越えることとダンベルを咥えたまま飛び越えることを

順番に教えていきました。

今は対面してダンベルを咥えて跳ぶ、

そして持ってくるという段階まできました。

あとは往復を教えれば完成です。

 

残念なことに今年のオビディエンス世界大会への派遣は中止になりました。

端午は選考対象のオビディエンス3までまだまだですが、

今、3の犬たちにとってはとても残念な知らせだと思います。

犬の寿命はとても短いです。

オリンピックが4年に1度で、選手生命やより良いパフォーマンス時期に

照準を合わせるのが難しいのと同じで、

1年中止になると来年はもうない犬も多いです。

コロナですでに2回中止になっています。

今後もどうなるかわからない状況。。。

早く自由に行き来できるようになりますように。

頑張ってる犬とハンドラーのために祈ります。


競技前の写真を見て思うこと

2022年01月13日 | 訓練(端午)

先日の競技会でお友達のボーダーこはるちゃんの飼い主さんが

撮ってくれた写真。

 

 

アップしてる時に端午はこんなにキョロキョロしてたんだね。

わたし的にはリンクイン前はすごく集中してるって思ってたけど。

きっと私が自分のことでいっぱいいっぱいだったんだね。

 

リンクイン後は、、、

 

 

こんな感じでみんなが見てる方を振り返って不安そう。

 

いつものようにできなかった。

特に休止は自信がなくて。

 

結局、端午より私がダメダメだった。

 

運悪く、遅れて入ってきた犬が走って向かってきたりとハプニングがあったものの、

やはりこういう写真を見ると私自身の気持ちの持っていき方にも

問題があったなぁと反省。

 

そのあとの競技は先日動画も投稿しましたが、

とても集中してよかった。

 

競技と競技の合間に、とにかく引きずらないことを心がけた。

直前の内容が悪いとクヨクヨしたり落ち込んだりしがちだけど、

気持ちを切り替えなければと思った。

 

気持ちを切り替えるって言葉で言うのは簡単だけど、

実際にはとても難しい。

私もこれまでの競技経験の中で何度も切り替えられずに失敗してきた。

でも、これって心のトレーニングなんじゃないかなって思う。

 

練習を信じて今に集中する。

そして、自分のペースを守ること。

 

練習でできたこと以上はできないのだから、

いいところを見せようとしないで、いつも通りやる。

 

いつも練習している時は、自分のペースで練習しているけど、

競技になるとジャッジやスチュワードのペースで進行して行く。

それに引きずられてしまうことも多い。

この日の休止の競技はまさに他の人のペースに引きずられてしまった状態。

自分のペースを守り、リンクを征する。

 

こんなふうに気持ちを切り替えたり、作ったりして

競技に臨んでいるのでした。


オビディエンスの練習(行進中の作業)

2022年01月07日 | 訓練(端午)

端午は今、オビディエンス1の競技に出て

合格することを目標に練習しています。

 

 

オビディエンス競技には脚側行進をしながら

タッテやフセ、スワレを命じて犬はその姿勢で止まり、

ハンドラーは歩き続けるという課目があります。

 

この練習で注意すべきことは犬が止まる時に

行進方向に引かれた架空のラインに並行にピタッと止まることです。

 

ラインに対して斜めに立ったり伏せたり座ったりしては

減点になります。

脚をパタパタとずれて止まることも。。。

 

 

明らかに止まっていることをアピールするために

数年前まではこの動画のように一度跳ねて止まるという

トレーニングが主流で競技でもそのようなパフォーマンスが見られました。

しかし今は不自然な動きとして評価が下がるようです。

 

本番のリンクでは犬もハンドラーも

70%のパフォーマンスができれば上出来です。

環境や緊張など様々な状況で、下がって行きます。

100%練習で良いパフォーマンスができていても

なかなか100%発揮するのは難しいのです。

 

そこで、練習ではちょっと大振りなパフォーマンスを作っておくのが

セオリーだったりします。

例えば、ヒールポジションで犬が横についている時、

少しお尻を人の脚の後ろ側へ入れ込むように教えます。

本番では犬がちょうど良くハンドラーと並行になるからです。

 

同じように想定して大振りなパフォーマンスを入れたのですが、

端午はこの作業をめっちゃ楽しんでて、

なんだか本番でもやっちゃいそうな予感がします。

 

あまり環境に左右されない子なので、

この方法、凶と出そうな予感ありありです。

 

競技と練習、こんな駆け引きも面白いところです。


訓練始め

2022年01月05日 | 訓練(端午)

今年も端午とのトレーニングの日々が始まりました。

 

 

昨年、デビューした競技会でたくさんの課題をいただいたので、

今年の練習はさらに目的を持って取り組んでいます。

 

課題の一つ、「脚側行進」

これは永遠の課題でもあるのですが。

先日の競技会では端午が少し前に出て、

私に被り、顔が足の付け根あたりにくの字に

くっついてくる場面も多々ありました。

 

脚側では犬の位置がとても重要です。

犬の意欲を引き出すと犬はどんどんハンドラーの前方へ出て来ます。

犬の良い位置はハンドラーの体より前に出ない位置です。

 

 

後ろ過ぎても行けないし前過ぎてもいけない。

意欲的であることは評価が高いけど、

犬が前に出過ぎて意欲がコントロールできていないのもダメ。

 

犬が人の体にくっついて、顎を上げ反ってる脚側は一体感があり、

10年ほど前までは評価も高かったが、

今は犬がハンドラーに依存し過ぎてるとみられたりと

犬のメンタル面への配慮や

首や体を極端に曲げての歩行が与える健康上の理由など、

犬のウェルネスを考慮する観点から

ここ5年ぐらいで減点対象になっている。

 

端午も、デビュー戦の時には少し前に出た状態で、

さらにくっつき気味な脚側行進になっていた。

 

多分はじめてのリンクの状況と私の緊張から

不安もあってのことだと思う。

 

メンタルを育てることも脚側を作る上では重要な要素。

 

端午を迎える段階からこの点は注意深く考慮しました。

ブリーダーには環境に強い犬を選びたいとお願いした。

信頼できるトレーナーさんたちの意見も聞いた。

そして端午が来た。

 

メンタルはその子の持っている強さもある。

私は今までの経験からそこに上書きする方が

競技をする上では良いと考えた。

 

そんな端午でもデビュー戦の時はひっついて来たのだ。

まだまだ足りないものがある。

 

作業に対する自信。

ここに焦点を当てよう。

 

やっぱり今年も訓練オタクまっしぐらだ〜。


JKC秋季訓練競技会へ

2021年11月09日 | 訓練(端午)

今回も参加は無しです。

リンクサイドでの練習のみ。

 

 

今回は私の練習かな。

前回1週間前に富士川で練習した時にちょっと掴みかけた集中。

いつも犬が集中してるかしてないかを気にしてそれに合わせていた。

歩み寄るのではなく乗って来いという感覚。

 

端午は私が引き上げるレベルにすぐに乗ってきてくれた。

周りの全てが無になる瞬間を感じた。

これだ!

 

 

実は先週、ある場所で練習したときのこと。

なんども世界大会に行ってる訓練士さんやそのお仲間の方がきてた。

以前の私なら、挨拶だけして練習はしなかっただろう。

周りの目が気になって良い練習もできなかっただろう。

 

でもその日は、その中で端午と練習をすることにした。

視線が私たちを捉えていた。

しかしすぐに私は端午との世界に集中できた。

小さな自信になった。

 

競技をするということは、自分以外の誰かと競うことだ。

そこにはとてもシビアな優劣がつく。

点数は自分を他者と比べて評価されることにつながる。

結果のほとんどが自分の弱みを突きつけられるものだ。

気にしなきゃいい、楽しめばいいといわれるが、

ほとんどの人はそれができないから凹んだり悩んだりする。

私自身もそんな一人だ。

 

でも長年競技をしてきて結果だけではない満足感を得たことが何度かある。

それは一心不乱に集中できたとき。

今日、そのスイッチをつかめた気がした。


端午、競技会の馴致に行ってきました。

2021年11月04日 | 訓練(端午)

端午も、2歳5ヶ月になり

競技会デビューの日を具体的に考えるようになりました。

 

 

今まで競技会場の雰囲気に慣れさせることはやってきました。

今回は春以来の競技会場での練習になりました。

 

遊ぶことから始めて、脚側停座、招呼、脚側行進、行進中の伏臥など。

 

他の犬の間をぬって脚側行進もしましたが、

よく集中してできていました。

 

端午はやればやるほど

ぐんぐん集中してくるタイプのようです。

褒め方も盛り上げて褒めるより一瞬盛り上げて

すぐに集中させた方がいいこともわかりました。

 

競技会場は独特の雰囲気があります。

その雰囲気に飲まれない強さが人も犬も必要になります。

準備は入念に。

 

次回は週末の本部競技会場でW先生に見てもらい

馴致します。


広いところでオビ練

2021年10月09日 | 訓練(端午)

最近、色々な場所でオビディエンスの練習をすることにしています。

いつもの場所だとできることが違う場所だとできないから。

 

 

そして、広い場所では道具をいくつか広げて練習をします。

一般的に道具がいくつかあると目移りして

集中できないという問題がおきます。

支持した道具を使った課目をこなせなければ競技では通用しない。

 

 

端午はよく指示を聞いて課目をこなしています。

インパルスコントロールはオビディエンスのような

様々なディストラクションが入る競技では

犬の資質として最も重要な必要条件になります。

 

 

蒼太では、自分の好きな科目にロックオンしてしまい

次の科目に頭が切り替えられないという問題に苦労しました。

さらに興奮してしまうとその感情が抑えきれない

という問題もありました。

 

 

端午はこの部分に関してはパピー期から注意深く育てて来ました。

実は何かができるようになることより、

この感情のコントロールが家庭犬としても競技犬としても

一番大切です。

 

パピーの時に色々な環境や人、犬に慣れさせることも必要ですが

内なる感情のコントロールを学んでいくことは

それ以上に必要なことだと思います。


オビディエンス遠隔三姿勢の続き

2021年09月09日 | 訓練(端午)

昨日は前脚の固定ができるようになってきたことを喜んだのだが、

今日は次の課題が見えてくる。

 

 

7月に行われた世界大会ではもうすでに

前脚や後脚が固定できることなどは当たり前。

前脚固定の減点がどこだったのか、友人と話をした。

後脚の動作と犬の体の重心が問題なんじゃないか?と言うこと。

 

競技で点数をいただくには、こういう細かな部分を詰めていく必要がある。

それが面白くて、終わりなき苦しさでもあるのですが、私は好きです。

 

端午のスワレ→タッテの右後ろ足の位置が動いていない。

できれば払うように立って欲しい。

 

ただ立てばいいというのは競技では通用しない。

いかに見栄え良く、しかも犬の気持ちが安定して作業をこなせるように

メンタル面にも気をつけながら育てていく。

 

オビディエンスは一般的に考えるよりずっと

精神的なメンタルな部分が伴っていないと評価されない。

目に見えない部分も丁寧に作る必要があるのだ。

 


オビ科目の遠隔の3姿勢

2021年09月07日 | 訓練(端午)

私が取り組んでるオビディエンスの競技の中に、

「フセ」て10m離れて待たせ、「スワレ」「タッテ」「フセ」と

ランダムに姿勢を変える指示を出し、「フセ」で終わるというものがあります。

 

 

その際に普通に何も考えずにフセやスワレ、タッテを教えると

犬はスワレの時は前足を固定してお尻を引き寄せて座る。

フセは前脚を投げ出す感じで伏せる。

また座ると確実にもといた位置より前に移動してしまう。

 

規定には一犬身以上移動すべきではないと書かれている。

何も考えずに教えるとすべての姿勢を終了する頃には、

半犬身は確実に移動してしまうのだ。

 

それを防ぐために犬に前脚か後脚を固定して

すべての姿勢をできるように教える。

 

私は写真のように前脚を板の上に乗せて

前脚固定で教えている。

 

犬に前脚を動かさないことを教えるのだが、

端午は私の声やご褒美への期待が強すぎて

足をバタバタ動かしてしまう。

時間をかけてできることをコツコツとやって

苦節2年。。。やっと板の補助輪が外れました。

 

できる時は補助輪付きの三輪車に乗っていた端午が

スゥーッと自転車に乗れた感じでした。

不思議な感覚だった。

 

 

また一つできることが増えたね。