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落語6月中席

2014-06-19 | 映画・演劇

5月は真打昇進襲名披露公演が続いたが、昨年この披露公演を見て一門毎に入れ代わり立ち代わりで慌ただしかったので今回は見送り、6月の中席に行ってきた。

今日は笑点でお馴染みの円楽と小遊三が出演するという事で落語好きのクーちゃんと山ちゃんを誘ったが、最高に面白く、笑い転げた。何故可笑しかったのかは寄席を一歩外に出ると全く思い出せないのが寄席の楽しさ面白さ。寄席は笑う事で価値がある。

国立演芸場は3回目で何時もはかなり空いているが今日は満員御礼、楽屋では大入り袋が出たそうだ。金額は内緒とか? 目の前の席が50席ほど空いていてこれで満席?と思っていたが、中入りに団体様がドドドーと入ってきた。

落語の本によると出番前に袖から客席を見てどういう客が来ているのか、美人は居るかで話の内容を決めるというが、満席の時は話に力が入るそうだ。

 

今日の演目。ハネた後に入口に表示される。客層や前の演者がどのような話をしたかなどで、マクラを話しながら内容を決めるそうだ。真打なら数百、前座でも3・40の落語は直ぐしゃべれるとか?

コント 山口君と竹田君は久し振りに聞いたが、今のドタバタお笑いに比べ遥かにヨカッタね。東 京太、ゆめ子の夫婦漫才もよく練習しているなと楽しく、安心して聞けた。自分は今のお笑い芸人について行けないだけかもしれないが?

牛ほめ(古典): 三遊亭楽天、前座の特徴で余裕が足りないが上手に話す。前座としてはかなり歳食っているかな?

鮑のし(古典): 三遊亭園馬。前のくま八は何をしゃべっているのかわからなかったが、それよりはいい。

ちりとてちん(上方落語): 柳亭楽輔  この名で昔朝ドラや映画になったけど、古典のユルサが今後も通用するのか心配。

代書屋、天野幸夫伝(新作): 三遊亭円楽が小遊三(本名、天野幸夫)をオチョクッテ作った新作落語。癖のある円楽にピッタリの落語だった。

明智光秀(新作):桂竹丸の新作? 何故可笑しかったか忘れたが、とても楽しい話でした。何で明智光秀なのか不明?矢張り新作は面白い。

鰻の幇間(古典):三遊亭小遊三 どんな話をするのか楽しみだったが、流石に落語芸術協会副会長、立派な古典でした。これから更に味が出てくるのだろうね?

暑い盛夏の昼間、野ダイコ(=置屋に所属しないフリーの幇間)の一八は、ただで昼食にありつこうと、遊廓で上客をたずね回るが、夏の昼間は座敷の客入りが少ないため、うまくいかない。通りへ出た一八は、浴衣を着た男の姿を認める。一八は曖昧な記憶を頼りに、「旦那。その節は御酒(ごしゅ)をいただきまして……」と、男がなじみの客であるかのようにふるまい、男を取り巻く。男が一八を覚えていると言うので、一八は安心する。男は「へ行こうとしたんだが、せっかくだからウナギでも食っていこう」と言い、一八を清潔でない、寂れた雰囲気のウナギ屋に誘う。

ウナギ屋の二階に着いて蒲焼と酒を飲みながら、一八は男がどこの誰だったか思い出すために、店に対する見え透いたお世辞の合間に「ぜひそのうちにお宅へ」などと探りを入れるが、幇間にとって客のことを忘れることは無礼になるため、強く踏み込んで誰何することができない。男はその一八の弱みを知ってか知らずか、のらりくらりとかわす。そのうち男は「はばかり(=便所)へ行く」と言ったきり戻って来なくなる。便所をのぞくと誰もおらず、一八は「勘定を済ませて帰ったのだ。粋な旦那だ」とひとり合点して、勝手に感心する。そのとき店員(女将、あるいは女中とも)が「勘定をお願いします」と言って二階にやって来る。驚く一八に、店員は「浴衣のお連れさんが『おれは先に帰るが、あの羽織を着た旦那(=一八)からもらってくれ』とおっしゃったので」と言って勘定書きを見せる。2人前にしては高額なので、一八がただすと、店員は「お連れさんが『お土産に』と、もう2人前(演者によっては6人前とも、10人前とも)注文して持って帰りました」と明かす。自腹を切ることになった一八は、前に男にしゃべったお世辞とは逆に、店の雰囲気の悪さや、蒲焼に添えられた漬物のまずさなどの悪口を店員にこぼしながら、泣く泣く金を支払う。一八が帰ろうとすると、履いてきた下駄が見当たらないので、店員にたずねると、

「お連れさんが履いてまいりました」

古典は大屋と店子とかがメインになるし、お金も50銭や1円が単位になるので今の若者に分かるのか心配? どちらかというと古典はすたれ、新作の方が中心になるのかな。漫才は現在の社会風潮が主題になるので安心して楽しく聞ける。

落語の定席は新宿末広、上野鈴本、池袋演芸場、浅草演芸ホールと国立演芸場の5か所。定席は若手の勉強の場でもあるので古典がメインになるのは避けられないが、今日は名を売った落語家や漫才が出てきて新作も多く、大笑いしながら楽しく聞いてきた。これでシルバー1300円は安い!

定席以外に全国の公民館やホールで落語会が開催されている。東京だけで落語家が4・500人いるそうなのでよく食えていると感心する。近くに来たら聞きに行ってください。安く聞くなら国立演芸場のライブで1300円に。

帰りに国立劇場通り沿いにある喫茶店に入り、3人で久しぶりの酒なしクラス会を行った。3人は小学校で同じクラス。

クーちゃんは毎月どこかで落語を聞いているそうだが国立演芸場は初めて。山ちゃんは寄席は初めてだそうだ。
3人の中で自分が一番奇声を上げて大笑いしたけど、周りの人を気にせず大笑いできるのがいいね!落語は格好つけて聞くものではないので楽。

 

今日の昼食は半蔵門駅近くのオリジン弁当で紅鮭のオニギリ1個とメンチカツ。前回オニギリ2個買って持て余した位ここのオニギリは大きい。162円。前回は具を探したが、今回はそれなりに入っていて一安心?山ちゃんもコンブのおにぎり1個。クーちゃんは差をつけて380円の鮭弁でした。

我々の散歩時の昼飯はこんなもんだけど、これでも腹が凹まない。ママゴト屋でTシャツ姿の腹を眺めながら、O_KEIさんこれから昼飯抜いてみたらとチャペさんに言われた時は流石にショックを受けました。

今、三浦しをんの「まほろ駅前狂騒曲」を読んでいるが、これが落語以上に面白い。西武線内で読みながら思わず吹き出してしまい、対面の女性がビックリ。電車内でいい歳をしたオジイサンがニヤニヤしながら噴き出すなど様にならないよね!

三浦しをんは今上映中の神去なあなあシリーズも読んで面白かったし、物凄く豊かな才能を持っている人で好きな作家の一人。ただ全て図書館で借りて読んでいるので、作者に印税を提供できないのが心苦しい。

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