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それでも夜は明ける(映画)

2014-03-14 | 映画・演劇

今年度のアカデミー賞作品賞を得た映画ということでミーハー的に見に行ってきた。

立川シネマで3月7日から上映されているが、今日は平日昼間にも拘らずかなりの観客が入っていた。当然高齢者が多いが男性より女性の方が多い感じ。

スティーブ・マックィーン監督といわれ、あの大脱走のマックイーンの亡霊が現れたかと思ったが当然別人でした。
マックイーンは、1960年当時TVで毎週のように拳銃無宿を見ていたけど本当にヒーローだった。1980年に50歳で亡くなっている。

第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。

スティーブ・マックイーン監督:
「奴隷制は映画界ではあまり扱われてはきませんでした。ですから私は、このテーマが映像化される必要があると考えていました。もし、私たちが過去を知らなければ、未来を築くことはできません。ですから私は、160年前に誘拐され、奴隷にさせられたソロモン・ノーサップの物語『それでも夜は明ける』を制作したのです。
作品が注目され嬉しいのですが、それ以上にソロモン・ノーサップの体験が150年を経て、より多くの人に知ってもらえることにワクワクしています。『奴隷及び大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー(3月25日)』を記念する活動で本作品が国連で上映されるのは、私にとって大変な名誉なことです。
残念ながら、奴隷制は過去の話ではありません。現在、2,100万人が奴隷として扱われていると聞き、驚きとともに恐怖を感じます。私たちは過去から何も学ばなかったのでしょうか?この映画が、今日における奴隷制の被害者の窮状に理解に役立てることを望みます。」

最初から最後まで緊張しながら映画を見た。さすがアカデミー賞を得たよい作品だと思った。

奴隷というものは想像以上に高価なもので1840年当時で1000$で取引されたと知りビックリ。ネットで調べたら当時の1000$は今では23倍、23000$に相当するそうだ。

実話に基づいた話なので緊迫感がヒシヒシ迫ってくるよい映画です。

 

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