先日、職場の病院で、
多くのエイズ患者の担当を任されました。
いや~、コロナの感染対策にすっかり慣れちゃったおかげで、
エイズ患者なんか、
ちっとも感染が怖くないというか、
へっちゃらになってるというか、
ビビりもしない自分がいて、
ちょっと驚きました。
歯科診療でのエイズ感染よりも、
コロナ感染のほうが、
対策徹しないといけなかったですからね。
コロナのもたらした感染対策の産物だなと
小さくガッツポーズしました。
15年前に比べて、
エイズ患者の薬の開発は目まぐるしく変わったんだな~と、
実感します。
たったの15年で...。
医療の進歩、薬品開発、
やっぱり凄い!
とにかく患者の内服薬の量が激減→「副作用の影響が少ない」
肌艶が非常に良い。
治療薬の進歩→「鬱のオーラに包まれていない。明るく元気。」
インテリの健康志向タイプが以前より多い→「体調の変化や健康に敏感。医療知識も高い」
そして何より、
口腔内が綺麗!
歯茎が引き締まってる!
15年前は好んでエイズ患者ばかり診ていましたが、
みんな「どんより」としたオーラが出ていて、
「大きな不安」を抱えて生きているのが伝わってくるほどだったし、
私が担当していた患者さんは、
35種類の薬を飲んでた。
皮膚がカサカサで、すぐに痣が出来そうな感じで、
唇もすぐ切れる感じ。
歯茎もブヨブヨで真っ赤っ赤に熟した感じで、
触らなくても出血するような、
見るからに、「免疫不全!」という
そんな患者ばかりで、
診てるこっちが「鬱」になりそうでしたけど、
今はぜ~んぜん違う!!
口腔内は、下手すると健康な人より綺麗です。
口の中見て分かる、医学の進歩。
もうエイズって、そういう病気なんだなと、
感動しました。
早くコロナも、そういう病気になるといいんですけど。
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