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Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

息子も大好き!日米、反抗期にズレ?

2016-02-20 | 2人育児

娘のことばっかり「可愛い、可愛い」と書くと
息子はどうなった?!と思われそうですが、
実は息子とは、共に過ごした人生8年半の間で、
一番最良の時を過ごしております(苦笑)。

最愛の息子のはずなのに、
どういうわけか2歳のイヤイヤ期からず~~~っと7歳までの5年間が、
「地獄」のように感じることが多かった息子との関係。

このままいくと、どう考えても「積み木くずし」だな・・・と、
そんな未来図が浮かんでくるほどでした。

私達、どうなってんの?って本気で思っていました。
二人三脚で、息子の「行きたい」「やりたい」と言った方向へ進んでいるにもかかわらず、
どうしてこんなに息が合わない・・・、みたいな。

息子のことが好きとか嫌いとかじゃなくて、
とに角一緒に居るだけで異常に疲れる・・・(汗)。
無意識に飛び出して、動き回って、喋りまわるタイプの子というのもあって、
(じっとすることがない・・・)
言動や思考が理解できなかったり、
波長が合わないのか?
旦那の性格に似てるからムカつくのか?
どうしてそういう出方をするのかが分かんない!
などなど、理解出来ないことが多過ぎでした。

3歳のときは、「多動」か何か、発達に問題あるのかと悩んだ時期もありましたし、
専門家に見てもらったほうがいいんだろうか?と、
そう真剣に考えたこともありました。
(因みに、勉強の時だけは何時間でもじっと学べる子でしたので、
多動とは違うということでした。)

私の育て方が間違っているのかな~と、
5年間は本当に、ずっと悩んできました。

それでも日々向き合わなくてはいけない我が子。

いつ、どういう風な形になるんだろう?
いつ、息が合うようになるんだろう?
いつかはこの状態から抜けられるはず・・・と思っていました。

それが8歳になって、「魔」の部分がす~~っと抜けたっ!!
ほんとに不思議で、未だに「えっっ?!」と思っています(苦笑)。
息子と接するのがとってもラクに、楽しくなりました。

小学3~4年(日本で言う小学2~3年)といったら本来中間反抗期で、
口答えが激しかったり、母親を毛嫌いするようになったり、
距離を置く時期なのかな?と思っていたので、
「ああ、また追い討ちをかけるように別の魔が来るんだな・・・。」と思っていましたが、
うちの息子の現在はぜ~んぜん。
ムカッとくる突発的な口答えや態度が激しかったのはキンダー~1年生(日本でいう年中~年長)で、
今は違う形に変化しました。
これまで「反抗」の時期が長かったせいか、
すごい甘えるし、
逆に母子の関係が良好になって、
すごい仲良しに。

学校に送っていったら、
毎朝必ず、ギューッとハグとキスは息子が欠かさず要求。
「お母さんのパワー、僕に分けてもらったら元気になれるから。」って、
テスト日なんて、ハグ必須(苦笑)。

「お母さん、今までいろんなこと教えてくれて(漢字や九九や英文の書き方や)、
とっても感謝してる。お母さんのお陰!ありがとう!」
なんて言葉まで言ってくれて、
ハグせずにはいられません・・・(苦笑)。

今じゃ、5年生の漢字をしている日本語の勉強も、
息子が自らしたがるようになりましたし、
毎晩読み聞かせしている間、
一生懸命マッサージしてくれます(苦笑)。
これも、息子自らそうしたいって言ったことで、
「お母さんも今日一日よく頑張ったから、マッサージしてあげる。」って。

「8歳の子が、母親に感謝なんて、普通言うかな~?」
と、日本の実母は信じられないようですが、
NYで育つ子って、言葉に出して表現する習慣が身に付いているし、
そういった力にも長けています。
それに、第二カ国語習得や、先取り勉強の成果、
勉強以外のスポーツやアートの成果を表に出す環境が意外と整っているので、
「足並みを揃える」とか「出る杭は打たれる」風潮がなく、
小学中学年に突出してくる部分を、
固まってきた「個性」や「才能」と捕らえる風潮が強いように、
今、そう感じています。

たぶん、息子の場合、
他の子とは違って、余計に学ばされていることや、体験しなくてはいけないことに対して、
不満だったり、重荷だったんだと思うんです。
それが、活かせる場が与えられたことで、
子供ながらに抱えていた「不満」や「反発」が抜けたのかなぁ~と、
そんなふうに見てはいます。

あんなに大変だった息子が、今じゃ可愛くてしょうがないっ!!

これまでの息子の子育てにおいて、
こんなに心穏やかに息子を見守ってやれていることって、
なかった気がするのです。

それから、息子を含め、アメリカで成長する子供を見ていて、
日本でいわれてる子供の成長に伴う反抗期に、
少々ズレがあるな~と感じるのは私だけでしょうか?

とに角口答えが激しいといわれる、
小学2~3年の中間反抗期は、
アメリカ育ちは口達者が多いためか、1~2年早く来る気がするし、
子供のくせに「交渉」「折衝」して、大人の「~しなさい。」という命令を、
「駆け引き」に持っていって、自分への負担を少なくしようとする子が、
恐ろしく多くいるように感じます(汗)。
良くいえば、冷静に親を見ているのが分かるんです。
感情的に食ってかかったり、キレたりしないわけですから。
悪くいえば、大人の弱みに付け込みつつ、
「ああ言えば、こう言う」頭脳戦になるときもあって、
下手すると子供の「交渉」に親のほうが感情的になるか、
あっさり流されそうになりますが、
心の中では、「アメリカ育ちは手強いな・・・」と思いつつも、
強気な態度で挑んでいます・・・。
そういうのが、小学2年あたり(日本でいう小学1年あたり)から表れてきました。
まあ、どういう「交渉」をしてくるか聞いてやろうじゃないの・・・くらいの気持ちで望むと、
なかなか面白くて、
「これを持ち出せば、母は許してくれるんじゃないだろうか?」
と、考えてるんだなぁと興味すら沸きます(苦笑)。

私の場合、
最初は息子の出方を見るためにフムフムと聞いているのですが、
向こうも調子に乗りますからね、
「交渉」の余地無し!と判断したら、
「あんた、調子に乗ってんじゃないわよ!
誰があんたとネゴシエイト(交渉)するって言った?
しなきゃいけないっつったら、しなきゃいけないの!
絶対権は私にあんの!」
(こういう言い方はお勧めしませんが、私は直す気はありません。)
と、口悪いですから、
こんな風に言うと、

「さすが寅年・・・」と、すかさず息子。

その受け答えに思わず笑ってしまいます。
咄嗟に干支が出てくるのも嬉しいし、
私が寅年なのを覚えてくれているのも嬉しい(苦笑)。

「ご名答!!」って、二人して笑ってたりして。

日本では反抗期真っ只中を迎える中学生も、
NYじゃそんな中学生を見るほうが珍しい気がしていて、
「そんな反抗してる場合じゃない。」って中学時代を過ぎた高校生達も言ってました。
(実際数人に聞き込み調査済み)
中学校って、NYでは高校への単なる「繋ぎ」的存在なので、
あんまり「青春!」みたいな感じではないですよね?
結構ここで、本人の進みたい高校と、親のサポートががっちり合わないと、
希望の高校に進学できないですからね。
だから、ほんと反抗してる場合じゃない。

あと、日本じゃよく、小学高学年や中学校くらいで成績がぐんぐん伸びる子を、
「あと伸びする子」って言うけど、
NYにおいて、小学低学年で伸びてなかった子が、
「あと伸び」した例は未だ聞いたことないですし、
「そんなの、先ずない!」と、複数の学校の先生にも言われていましたので・・・(苦笑)、
ないんだと思います・・・。
これもお国の教育事情に因る日米の違いだろうなと思いますが、
その点も、これから興味深く見ていこうと思っています。

ということで、
5年間の地獄の子育てから開放され、
母息子、とても強い絆で結ばれることとなりました(苦笑)。

数ヶ月前からこんな状態になっていて、
ブログに書こうと思っていたのだけど、
記録し遅れました。

めでたし、めでたし、です。
今のところは・・・です(汗)。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (トラトラ)
2016-02-20 22:56:38
ユウコさん、こんにちは。
日本の中学生みたいな子たちを見かけないので、反抗期、以前から不思議でした。ハグしたり、話さないと分からない文化のせいなのかな~と思ったり。アメリカでは中学生は反抗している場合じゃないんですね!? では、日本の子たちは、実は自主的に反抗してるってことなのですね!? とても興味深いです。私が恐れているのは、反抗期=母嫌=日本語嫌になってしまわないかというところです。
ちなみに、日本のあと伸びに関しては、皆の足並みを揃え過ぎているせいで、初期は見えてこないないだけじゃないかという気がします。日本の低学年って割とみんな同じようにできて、優劣付け難い感じじゃないですか? 今は違うのかな。
返信する
トラトラさん (ユウコ)
2016-02-21 14:14:13
長い返信になりますが、ご了承ください。

見ないですよね~、日本みたいな、ヤンキーっぽかったり、グレてたり、バリバリ反抗期の中学生(という私も、ヤンキーではありませんでしたが反抗期でした)。
トラトラさんのお住まいがどちらか分かりませんが、NYの場合は、一般的にみんな素直に健やかに育っていて、「あれ、今何年生?」って思わず聞いたら中学生・・・っていうのが常ですね、普通の家庭であれば・・・。
アメリカの10代で気をつけたいのは、妊娠(する、させる)と、ドラッグで、あんまり激しい反抗期というのは聞きません。
ただ家庭環境に問題のある子は、中学あたりから勉強意欲を失って、性的なことや麻薬のほうに流れていく・・・といのが、反抗態度でしょうか?

実際、アメリカ人、在米日本人と日系ハーフの高校生と、そのお母様も含め、「日本では中学生といったら、部活に打ち込んで、先輩後輩の上下関係を学んで、校則をちょっと違反して背伸びした気分になったり、内申書に書かれる内容を教師に脅されながら勉強頑張って、好きな人が出来たりして、いわゆる青春が始まるんだけど、NYの中学校ってどうですか?」と、個人的に質問したのですが、
全員の答えが、「NYの中学に青春もクソもない。中学なんて高校への単なる橋渡しに過ぎない。行きたい高校を目指すのに親子で必死。」という答えが帰ってきました(苦笑)。なので、間違いないと思います。

日本の中学生って、勉強のストレス以外に、もしかしたら校則とか親や社会の目のような、目に見えないプレッシャーに反抗しているのかな?と思ったりしました。あと「自立」の芽生えともいわれますが、集団行動の中で探している自分の姿にもがいているとか?部活での上下関係も特有だし、ちょっとアメリカの感覚とは違うように思うんですね。だから、日本の中学生のほうが荒れる要素は多い気がしています。

日本でいわれる「あと伸び」のことも、息子が3歳くらいのときからずっと気になっていたことで、日本の育児関連の本を読めば必ず書いてありますよね?「幼いころは勉強よりも、しっかり遊ばせておけば、小学高学年~中学であと伸びする子に育つ。あと伸びする子に育てましょう。」と。確かに、私の時代はそんな子(特に男の子)もいました。テストの点を見せ合っこっしていた男子に追い越されて悔しい思いをしたこともあります。

でも、旦那の親戚や友人で優秀な大学に行ってエリートコースを突き進んでいる人も多くいるのですが(13歳でUCLA入学などもいます)、全員(言い切れます)が、とても教育熱心な親御さんの下で、幼少児からしっかり勉強する習慣を身につけられている人たちなんです。
そんなこともあって、息子の学校の懇談で毎回先生にも聞くのですが、「アメリカの教育システムにおいて、遊んでいた子が急に成績が伸びるような例は、まずありません。」と言われますね・・・(苦笑)。

それから、日本で「あと伸び」していた同級生の男子達が、里帰りで会ってみると、社会に出てから「伸びてない」のが分かって、やっぱり「あと伸び」ってどうなの・・・?って、まあこの点は教育研究している方にリサーチしてもらいたいです。
返信する
ほっと安心しました。 (こつぶ)
2016-02-24 02:20:49
いつもブログ更新楽しみにしています。アメリカ東海岸在住で、長男がもうすぐ3歳、長女が7ヶ月のママです。
我が息子も活発でじっとしていられないタイプで、一時期は発達障害か何か?と真剣に色々調べたりもしました。落ち着きありませんが、本の読み聞かせだけは毎日たっぷりとしてあげていたら、3歳を前に急に集中力が増してきました。デイビット君の子育て投稿を見て、今後の自分の息子の可能性を存分に引き出すべく頑張るぞとモチベーションが高まりました!

ところで、「行きたい高校にいく為の中学時代は親子で必死」という点で、お伺いしてよろしいですか?
それはMagnet Schoolにいく為、あるいは高校からPrivate Schoolに行く為、両方を視野に入れて頑張るという事でしょうか?
もし差し支えない程度でお答え頂けたら幸いです。
返信する
Unknown (おにぎりママ)
2016-02-24 11:56:38
お二人の意見参考になります。
息子はおしゃべりでお調子者で楽天家で負けず嫌いで・・本当にアホか!?(ダメですねこんな言葉)と言いたくなりますが、そんなアホな行動も大人への訓練!?(私も相当楽天家ですね)・・と怒りながらも感心しています(笑)

あと伸びは・・先のことは・・神のみぞ知る、といったところですよね、今できることをやる!NO REGRET!

ちょっとした刺激で、最近、息子は日本の戦国と三国史に夢中。ユウコさんのブログやカフェでの情報から試してみました!

昨日だったらリンゴがあったのに、明日ならリンゴがあるのに、ではなく今日食べるリンゴを探すだけです。

子育てという冒険は、なかなか面白いですね。



返信する
こつぶさん (ユウコ)
2016-02-24 15:36:21
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
息子さんがもうすぐ3歳なんですね。一番吸収力のある時期が始まりますので、3・4・5・歳の接し方が大きく形に出てきますよ(私と似た感じの子育てされた先輩ママさんたちは、皆同意してくれますので、信憑性あると思います)。楽しみに子育てしてみてくださいね。

「行きたい高校にいく為の中学時代は親子で必死」の部分ですが、NY市内の話になります。
長い返信になりますがご了承ください。

所謂全米ベスト・スクールランキングのNY州トップ10内に入っている高校へ進学した生徒さんと、その保護者の方にお話を伺っています。高校はそれぞれ違っていて、5校の異なる高校の生徒さん達です。

NYの場合はギフテッド小学校の数は多いのですが、中学校が充実していない地域が多いので、折角優秀な小学校で頑張ってきても、いい高校への橋渡しが難しいという問題があります。
そして、高校も理系・文系の特色を出すところも多いですので、大学はどういった方面へ進みたいかを中学のときにざっくり考えておかないと高校選びで迷います。
また高校によっては、中高一貫校というものもあるため、その場合中学受験をしたほうが「入学しやすい」という噂もあったりします。
あとは、大学入学の際に得られるスポーツ奨学金制度というものがあるのですが(もっとちゃんとした名称があるのかもしれません・・・。学費免除プラス、大学内でインストラクターとして働けるため、学生でありながら収入も得られます。勉強とスポーツの両方が優秀でないといけません)、これを本格的に狙うのであれば12歳あたりで得意な分野に的を絞り、大会やトーナメント等での結果を残していかなくてはいけませんので、親御さんの多大なるサポートが必要になります。
音楽やダンス、芸術方面も同じだと思います。

それから高校入学において、中学時代の健康管理、出欠席なども影響します。これらは学生本人の健康管理も大事ですが、食事の用意や送迎(親がするのであれば)する保護者の協力なしでは成り立ちません。

なのでNYの中学時代というのは、
「子供が行きたい!と思う高校へ向けて親子で協力して頑張る。」
という感じが強いように思っています。

ご参考になれば幸いです。
返信する
おにぎりママさん (ユウコ)
2016-02-24 15:49:05
こんばんは。
息子さん、戦国と三国志に夢中だなんてヤリますね!!シブい!
うちの息子も「真田丸」です・・・(苦笑)。

男の子のほうが訳が分からない時期が長いのかな?
でもその期間、じっくり(笑ったり怒ったりしながら)付き合ったら、大きな変化が見られるように思いますね。
これ、今になってわかったことなんですけどね。
息子が3歳のときに、誰かが「8歳になったら落ち着いて、いい母子関係になるよ!」と言ってくれたら、もっと忍耐強くいい母親になれたのになぁなんて、残念に思うのですが・・・。
まあ、仕方ないですね(涙)。

今の息子との関係が3年後辺りに形になって現れると信じています。3年後といったら中学生ですから、それを楽しみにしています。
ほんとに、子育てって面白いです。
手を抜いてる暇ありません・・・(苦笑)。
返信する
Unknown (おにぎりママ)
2016-03-02 10:34:05
お返事ありがとうございました。
ユウコさんの子育ての姿勢や経験、励まされます。
ブログから、たくさんの応援、ありがとう!
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