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Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

私と知的発達障害の人との関係

2025-02-04 | 大学・仕事
仕事は順調。今日も目標の上を達成!
全てが順調だったんだけど、
最後の患者さんが40分も遅れて来て、
こっちはもう、既にノルマより上を達成してたし、
もう来ないんだと思って帰る用意してて、
早く帰れると思ってウキウキしていたのに来て、
結局その患者さんのせいでいつもより遅くなって、
なんかどーっと疲れが出ました。

不機嫌な表情してたかもしれない…と思うと、
悪いことしたな…と思う。
「診る」と決めたんだったら、笑顔で接しないとね…

「遅れてごめんね、ユウコ。」って何度も言ってて、
悪いことしたなと思った。

渋滞に巻き込まれてでも、
知的発達障害のある患者さんが、
自分でバスを乗り継いで来てくれてたから、
診てあげないわけにはいかないじゃん。
基本的に私以外の医療従事者は全員、
「リスケして!」って言う世界なんですよ。
うちの病院だけじゃなくて、どこもそうだと思います。

私は、知的発達障害の患者さんを診る場合は、
絶対に拒まず診るって、自分のルールとして決めていて、
患者さんも介護の人達も、そのことを知っているので、
午後の患者さんが午前中に診て欲しいって来ることもあるし、
午前中予約だったけど、忘れてて、午後に突然来院する人もいるし、
予約時間なんか、あって無いようなもの。

でもね、「歯科に行きたい」「ユウコが待ってる」と思ってくれるって、
凄いことだと思うのよ。
行きたくないじゃん?歯科なんか。
私でさえ、行きたくないからね。

なのに、みんな笑顔で来てくれるのよ。
待合室に顔出したら、
皆が立ち上がって手を振ってくれて、
「ユウコ!ユウコ!」って名前を呼んでくれるんです。
ハグしてくる子(子といってもオジサン・オバサン)も、
ほっぺにチューしてくる子(子といってもオジサン・オバサン)もいます。

可愛いわ~。って言うと失礼に当たるのかもしれないけど、
本当に可愛い。

私は、知的発達障害の人達のために、ああしてあげてる、こうしてあげてるって、
思い上がっていたときもあったけど、
実は全然違ってて、
知的発達障害の彼らが、私が活き活きと働ける場を作ってくれていて、
彼らが、私の存在意味を与えてくれて、
彼らが、私を受け入れてくれてるんだってね、
彼らがいなかったら、私はフツーの歯科衛生士なんだって、
それにハッと気づかされたときは、
泣いた。
何を思い上がってたんだ!と思った。

おいおいと泣いた。
泣きながら、そう悟ったんだと、旦那に言いました。

だから、私は、全身全霊で彼らに向き合うって決めたんです。
人生をかけるって。
そうしたら、毎日患者数が凄いことになっています。

でもいい、頑張る。

明日も忙しくなりそうです。

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