今日はマンハッタンだったんですが、
バスに乗ったんですね。
ギュウギュウ詰めで、立ってたんですけど、
中国系の英語の話せないおばさんが乗ってきて、
私に、向こうに立ってる(携帯見ている)アジアの青年を呼んでくれと、
身振り手振りで訴えるのです。
はあ?私?
と思ったんですけど、
「あの子?呼べばいいの?」とジェスチャーで聞き返すと、
うんうんと言うんです。
高校生っぽかったので、
このおばさんの孫とかかな?
でも、距離がやや遠い。
手を振っても気づかないし、
腕を大きく振っても、携帯見入ってるから気づかないし、
大きな声で「エクスキューズミー!!」って言うのもなんか恥ずかしいし、
名前も知らないし…。
どうしよう、どうしようとギュウギュウ詰めのバスの中で、
腕伸ばして、振って、バタバタしていたんです。
大きな荷物抱えてたから、担ぎ直してね。
ごっついコート着てるしさっ。
私の周囲の人にとっても迷惑なもんですよ。
そうしたら、
私の前にいた黒人のお姉さんが、
「あの人を呼んで欲しいの?」と私に言うんですね。
いや、別に私は呼んで欲しいわけじゃないんだけど、
あのおばさんがね、私にそう言うから。
と言うと、
その黒人のお姉さんも一緒に、
腕振り回しながら、高校生男子を振り向かそうと頑張ってくれたんですけど、
携帯見入ってて、ぜっんぜん気づかねぇ~。
いい加減、携帯見るのやめろや!
ちょっとは辺りを見渡せい!
しかも距離が微妙に遠い…。
私と黒人女性とで、
必死でアジア系高校生を振り向かそうと頑張ってる姿、
変じゃないですか?
そうしたら、私の背後にいたアメリカンのカップルが、
「あの子を呼んだらいいの?」と言うので、
いや、別に私は呼んで欲しいわけじゃないんだけど、
あのおばさんがそう言うのよ。
と言うと、
カップル2人共、後ろ向きになって
「ちょっと!ちょっと!」とアジアン高校生を呼ぶんです。
大変よ。
みんなごっついジャケット着て、大荷物持ってんだから。
結局私含めて4人で、
ギュウギュウ詰めで、振り向くことも難しいバスの中で、
腕をバタバタ振りながら、
「ハロー、ハロー」って必死でその子振り向かせようとすること約10分?
か、それ以上。
遂にその子が気づいて、
顔を上げ、私を見ました。
やった~!
ところが、
はぁあ?って。
はぁあ?じゃねーよ。
あんたのおばさんが、呼んでんだよ。
とおばさんを指さしました。
アジアン高校生がおばさんを見ました。
おばさんも高校生男子を見ました。
高校生、
知らんし…。とまた携帯を見る。
おばさん、
知らんし…。と窓の外を見る。
はぁ?
まさかの人違い!?
ええええええ~~~!?
しかも、おばさん、スルーしやがった!
私の努力はなんだったの?
私が言い出しっぺみたいになったよ?
周囲3人も巻き込んだよ!
ええええ~~~~!
いや、全然私、悪くないんだけど、
謝るわ。
ほんとごめんなさい。
なんか、助けてくれてありがとう。
なんか、私、何にも悪いことしてないんだけど、
ほんとごめんなさい。
と、言った後、
「マジで、What the Hell!? 状態」と言い、
「コントか?!」
と声に出して言うと、
周囲が皆笑い出して、
「ニューヨーカーはこうやって知り合いを作っていくのよ。」
「もう私たち、知り合いよ。」
と背後から誰かが。
Happy Holidays!!
と次々に歓声起こって、
みんな、それぞれのバス停で下車していきました。
(おばさんも)
なんのこっちゃな日だけど、
まあ、ぼぅ~と過ごしてたのが、目が覚めた気分。
こんなことが3回続いたら、
もう人助けなんかしなくなる気がするわ…。
と、思いながら帰宅しました。
それから、マンハッタンの最大の駅、
グランドセントラル駅で、
昨日会った「アキナの山名」似の男チーフナースにばったり遭遇。
「ユウコ、こんなところで会うなんて、
凄い確率じゃないか?」
って、
私の名前、覚えていやがる…。
絶対にアイツは私に運命感じてるぞっ。
(感じているのは私か…。)
ぜ~んぜん恋愛感情は湧かないけど、
ああいうのと一緒に働けると、絶対毎日楽しくなる♪
ベルビュー病院(アメリカ最古の公立病院)をメインに働いて、
時々助っ人に障害者病院に来るんだそう。
もし明日もばったり会ったら、
記念に写真撮ろ~っと。
ということで、今日はなんやかんやで疲れました…。
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