息子自ら言ってきました。「僕、このハイスクールに行きたい!ここがいいなぁ。」と。
「そこ、NYトップ10内。全米トップ50位内に君臨している高校でね、ちょっとやそっと勉強できる程度じゃ行けない学校だから…(汗)。まあ、まだ時間はあるし、ムリではないから目指して頑張り…。」としか言えませんでしたけど(NYトップ高校ランキングはこちら)。
で、なぜその高校に行きたいと言い出したか…。
実は我が家から息子の学校までの車で7分の間に、大学横を通り、高校の前を通り、小学校の前通り、別の大学前を通り、別の高校前を通り、そして息子の学校へ到着するという、「学校通り」を進みます。この間、私立のデイケアがプラス4ヶ所かな?なので、朝は通学ラッシュで大変混むんですけどね…。
息子は、車の窓から通学する高校生をじ~~っと見ています。「ここってどんな学校?」なんて質問をしてくることもしょっちゅう。
「みんな賢そうやろ?選び抜かれたお兄ちゃんお姉ちゃん達やで。ムッチャ努力する子達が行く学校やねん。」と念を押す私…(毎回)。
お洒落な女の子が多いというのも息子の興味を惹く点だと思います。田舎とはいえ、ニューヨーカーの高校生。とってもお洒落な子も多いです。そして、みんな活き活きしてて楽しそうに見える…(本当のとこはどうか知らないけれど…。かなり競うと聞いているけど…。)
でもやっぱり、決定的な決めてとなったのは、今年のこの冬の寒さとドカ雪。
スクールバス内に4時間閉じ込められたままだったとか、悪天候でスクールバスが遅れ、氷点下10℃の中2時間バス停で待たされたとか、1時間待った挙句結局来なかったとか、スクールバス内で騒ぐ上級生がいるとか、バスの中で低学年の子がお漏らしして臭かったとか、帰りのバスが悪天候で遅れ、帰宅に2時間かかったとか…。いろんな悪い噂を嫌というほど聞かされました。
うちの息子、私に似てそういうの嫌というか、面倒な子でね。横着者なので。そりゃ私の送迎なら、家から出れば即車内。車内で好きな音楽を聞いてテンションを上げ、好きなオモチャを手にしリラックスできる。学校の入り口前でハグしてやることも出来る。帰りだって同じ状況。そのままお稽古へ行くときは好きな軽食が車内に設置。大きな枕もあるので本格的に寝ることも可能。
息子:「僕がこのハイスクールに行けたら、お母さん車で送ってくれるんでしょ?だったらここがいい。」
高校生になっても親が送迎?って思うでしょ?
でもこの辺の田舎は、そうする人が多いんですよ。公共のバスや地下鉄1本で行ける生徒は自分達で通っているようですが、田舎ですからね、乗り継ぎが多い場合は時間が無駄にかかるので、プライベートで送迎バスを雇います。そのバス代だけで月$300~350かかるので(しかも片道1時間弱~2時間弱)、本当にこの高校へ通ってくれるのであれば車で5分。徒歩で行っても15分。「お小遣いUPしてあげてもいいよ…。」と思ったけれど、それは口には出さず…。
でも、本当に経済的にも随分助かる。
もう一ヶ所、我が家から車で15分ほどのところにも、常にNYトップ10内に入っている高校があるんですけど、ちょっと人種の層が変わります。校内は反吐が出るほど汚いという噂…。まあ、息子が高校進学を考えるころまでに状況が変わるかもしれないですけど、こんなハイランキングの高校なのに、今のところ、その学校へ行かせたいという父兄に出会ったことがありません。
あと、今後を期待しながら様子を伺っている高校が、我が家から徒歩3分のところにある、Dual Enrollmentという、高校と大学の単位が同時に取れる高校。4年制大学が運営している少人数制の高校で、出来てまだ新しいため、USハイスクールランキングにも載っていませんし、レビューを調べても何も出てきません。ですが、雑誌の記事に出ていたのが「4年制大学進学率は100%」ということ(卒業生は既にいます)。おまけに9年生(日本でいう、なんだ?高校1年あたり?だけど実学年でいうと中学3年のはず)から大学で単位が取れるので、高校卒業時には、4年制大学の半分くらいの単位は取得できている状態。なので、大学進学しても学費が浮くし、卒業も早まる仕組み。この学校、現在巷じゃ凄い人気校になってまして、第一志望校にここを挙げる人が多いです。息子が進学する頃には、もう倍率が大変なことになってるかもしれない…(汗)。
そしてもう一つは、以前に書いたことがある、カトリック系の医療系専門の私立高校(ここです)。ここも我が家から車で10分程度と送迎がラクなところ。どうもここは成績かテストスコアによっては、学費全額免除ということもあるようで、その辺、まだ探りを入れとりませんので、今後頑張って探ります…(汗)。
折角自宅から近い距離に結構いいハイスクールがあるんだから(しかも公立は無料、私立でも特待生は無料なんだと思う)、わざわざ遠いところに行かずに、どこかに入ってくれるといいんですけどね。まあ、上を目指して頑張らせておけばいいかな?
そんなこんなで、様々なハイスクール情報提供は、学校の図書ボランティアを通じて先輩ママが懇切丁寧に教えてくれるのでした。中学3年にお子さんのいるママたちが数人いるのでね。皆、優秀なお子さんをお持ちです。
私も息子も刺激になり、何かと助かります。
クリックしていただけると励みになります