んまぁ~、なんて直接的なタイトル。
そして目を引くジャケ。
と思ったら鈴木成一デザイン室。
くそぅ、またやられた。。。。。
なんかやたら会話文が多い本でした。
それが西澤氏のスタイルなのかい?
初読みなので分かりませんが。
キャラをつかみきる前に会話でだーーっと進んでしまうので、イマイチ人物が把握しにくく。
そして人の名前が読みにくい。
ルビも毎回振ってあるわけじゃないからねぇ、もう字面だけで読み進めましたよ。
この読みにくい人名ってのは、西澤氏の特徴らしいですな。
と解説に書いてあった。
うーん、イイけど一人か二人にしてほしいヨ。。。
以下、ネタバレあり!!!
うーーーーーーん、どうなの?!
引きはめちゃめちゃ強いんだよな。
冒頭、光門が殺された女子高生に対して 『この方が幸せかもしれない、もう一生懸命生きなくていいから』 という意味合いの事をつぶやく辺りからして、気になるじゃないですか。
ほんでその光門がどんどんオカシくなっていくのと並行して、女子高生はどんどん殺されていくわけですし。
去川の娘の旦那は何やらオカシな事になってるし。
犯人は誰なの?!
女子高生連続殺人事件と光門はどう絡んでくるの?!
と、散々引っ張っておいて…オチがちょっとなぁ…まぁあくまで個人的意見ですが。
結局光門と女子高生殺害事件は絡まんのかい、とか。
女子高生連続殺害事件の犯人が分かるくだりも、あれれ、そうなのー?ってなんか緊張感ないっていうか。
明子殺されたのも唐突だったし。
光門があっち側に行っちゃった理由(結局病んだ現代にありがちな自分勝手な理論でした、みたいな)も、なんだかなーだし。
光門取り逃がしすぎだし。
結局最後、光門死ぬのかい、だし。
それならどっちかの事件にフィーチャーして、そこに至る経緯とか犯人心の動きを掘り下げてほしかった。
会話でさらっと 『推測』 って形で語られちゃってるから、なんかうーん、なんだよな。
ま、好みの問題かもしれませんが。
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殺す (幻冬舎文庫) |
西澤 保彦 | |
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