三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

夢見がち

2009-12-29 10:43:16 | 日記
 昨日の血なまぐさい夢とは打って変わって、源氏物語のような雅な夢を見ました。
 平安朝です。
 十二単です。
 うっすらとしか覚えてませんが、大変煌びやかな夢でございました。

 どうなってるんだ、ワタシの脳。。。

進む砂漠化

2009-12-24 15:25:08 | 日記
 あ~環境問題に興味があって、ココにたどり着いてしまった人、ゴメンナサイ。
 ワタクシの心の砂漠化の問題でゴザイマス。

 何かとイライラしてしまうのは、ストレスのせいでしょうか。
 それとも季節が悪いからでしょうか。
 もしくは、くたびれているのでしょうか。
 いずれにせよ、心の砂漠化が原因かと思われます。

 と申し上げたところ「そやな、温暖化が進んでるからな」と返してくれた、ナイス友達。

 そんなワタクシですが、今朝会社の男性にコートを褒められました。
 カレが「ええコート着てるなぁ」と言ったそのコートは、お得意のしまむらで3,980円也。
 ちっとも「ええコート」じゃない。
 彼の目が節穴なのか、しまむらがすぎょいのか。
 きっと後者でしょう。ええ。

 さてさて、いくらワタクシの心の中がが砂漠化したところで、今日は聖なる夜。
 どうか穏やかに過ごせますように。。。
 

Q&A <恩田 陸>

2009-12-24 15:03:17 | 
 何度目だ、の『Q&A』by-恩田陸様 でゴザイマス。ふふ

 文庫本での再読ですが、個人的には楳図かずお的(あそこまで行かんか)劇画タッチの太帯がステキなハードカバーの方が、装丁的には好きです。
 
 やはり秀逸。
 圧死とかの描写が、生々しいったらないね。
 本当に骨がきしむ音って、するのかしら。
 ダークです。

 これってアレかしら。
 『大型ショッピングセンターMで起きた事件(事故?)』をテーマに、いくつのパターンで物語が作れるか、的な挑戦をしたのかしら。

 だって、リアルからホラーからサスペンスからファンタジー(?)から、いくつものパターンのお話が入ってるものねぇ。
 そのくせもちろん、全体として一つの物語でもあるわけだし。

 うーん、やっぱイイわ。


Q&A (幻冬舎文庫)
恩田 陸
幻冬舎

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連鎖

2009-12-16 12:31:48 | 日記
 どうにもこうにも、冴えない日々です。
 なんでだろ。
 冬だから?

 今、恩田さんの『Q&A』を再読中で。
 これ結構お気に入りで、ハードカバー+文庫版、どっちも持ってるっていう。
 アホです。
 マニアです。ひひ
 で、その中に、あの事件(事故?)の原因は憎悪の連鎖だ、みたいなトコがあると思うんですが。
 恐怖の連鎖だっけな。
 
 最近どうもダークな気分で。
 Mでの事故(事件?)の原因が、本当に恐怖や憎悪の連鎖だとすると、アタクシのこのダークな気分の連鎖で、どっかで人が死ぬかもしれんなぁ、なんて思ってみたり。

 どうせなら、もっと明るい気分の連鎖がイイにゃー。
 おぅ、誰かの明るい気分が、ワタシのトコまで連鎖してこねぇかな。(他力本願)

ひやきおうがん

2009-12-14 16:48:55 | 日記
 あーあーあーくそっ!(あら、お下品)
 
 なんだろなー。
 疳の虫か、ってぐらいイライラしますな。
 イライラというのとも、ちょっと違うな。
 ザワザワ?ジリジリ?チリチリ?グラグラ?ムカムカ?
 なんだろ。分からん。

 こんな時は、極力誰とも関わらずに、黙々と仕事するべし。うむ。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール <香山 リカ>

2009-12-01 13:10:48 | 
 普段このテの本は読まないのですが。
 友達が貸してくれたので、読んでみる。

 うむ、まぁ優しい本だったね。
 
 私もそりゃ不安とか焦りはあるけど、病気になるほどではなくて。
 だから切実にこの本を読んだわけではないですが。

 一つ身につまされたのは。
 どちらかというと、将来に不安のあるワタクシですが、それでもどこかで、努力しても報われず切り捨てられた人を、本人のせいだと思う心がなかったか、と。
 いつの間にか、歪んだ競争社会に取り込まれて、ゆとりや思いやり(というと陳腐ですが)を亡くしていたかもしれないなぁ、と。

 それと政治というのは、意識しているよりずっと切実に、私たち庶民の生活に影響があるんだということ。
 当たり前だけど。
 小泉政権以降、香山さんの病院を訪れる人がぐんと増えたこととか、そのときの政治によって、病院を訪れる人の不安の内容も変わることとか。

 そんなの、たまたま政策のあおりを受けずにすんだだけなのに、あんまり感じてなかったもの。

 みんな、アメリカの自由競争主義というか資本主義?にならおうとしてるんだよね?
 なんでだろ。
 あんなに病んでる国なのに、どうしてみんな、真似するんだろ。
 既に見えている結果があるのに。
 それとも、勝者(と呼ばれる人達)しか見えてないとか?
 んなアホな。
 あんなにハッキリと厳然と、国としての病気が見えてるってのに。

 マイケル・ムーア(別に好きじゃないけど)が来日して言ってたね。
 「アメリカのようになってはいけない。日本は日本らしく。」って。
 まったく、その通りじゃないでしょうか。

 というような事まで考えちゃう本、でした。



しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
香山 リカ
幻冬舎

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終末のフール <伊坂 幸太郎>

2009-12-01 12:38:34 | 
 短編、連作?みたいな。

 いつもは作品を跨って、登場人物がちょいちょい出てくるのが、伊坂作品の特徴の一つでもあるわけですが。
 今回はそれがぐっと凝縮されて、もっと濃くかかわりがあります。(だって、小さいタウンでの出来事だものね)

 あと数年後で小惑星が落ちてくる地球。
 一通りの大混乱を潜り抜け、そこで生き残っている人たちの生き様。
 テーマは重いはずなのに、やっぱり淡々としている。伊坂さんぽい。
 もっと「家族」とか「愛情」とか、そんなんが前面に出てるかと思ってた(テーマがら)ので、ちょっと安心しました。
 いやもちろん、家族とかを扱ってはいるのですが。

 ワタシ的には、「鋼鉄のウール」が好きかな。
 ああいうストイックなの、いいな。


終末のフール (集英社文庫)
伊坂 幸太郎
集英社

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