顔晴れー!二戸市バレーボールスポーツ少年団

”心が弾めば 体が弾む さあ今日も 精一杯 楽しもう 精一杯 顔晴ろう!”この言葉を胸に日々の顔晴っています。

西根ライオンズカップ交流大会

2005年10月30日 | 試合レポート
いつもは試合会場にギリギリにしか到着したことがなかったんですが、今回は前2日間練習をしなかったこともあって、30分早めの設定で会場に向かいました。次からはこうしよう!!気分的に楽です。

今回の大会の目標は、これまであまり良いチーム状態(どちらかというと最悪)のなか、育成大会に向けてどれだけ立ち直せるかが鍵であった。そのために2つの作戦を決行!
①「ニンジン作戦」=あまり、物でつることは良いことではないと思いつつも、やる気を出させるためには背に腹はかえられないとの思いで、選手達と約束を「2勝したらおいしい物をおごってあげる!」→その瞬間「きゃー!やったー!」、まずまず作戦成功!!
②「ヨイショ作戦」=どんなボールでも得点になったらベンチから飛び出し”ほめる!”、とにかく声をかけてやる、ということを自分に言い聞かせました。決して子供に「何やってんだー!」とか言わないように常に励ましていこうということです。→毎回ベンチからコートサイドまで立ったりすわったりの繰り返しは結構きつい・・・。
まあ、この二つの作戦は功を奏すか!?
注目の第1試合は、ペプシカップBest16、選抜大会Best8の雫石。雫石は2試合目、我がチームは1試合目、ゲームの入りが大事だったが・・・。フタをあけるとサーブミス連発、やっぱりまだ試合に入り切れていない感じ、「次は入れていこう!!」とはげますが、立ち直ることがなかった。この試合通して半分以上サーブミスだったように感じます。試合内容は大健闘という印象ですがやっぱり、連続得点を取れないので、11-21と大差でセットを落とす。第2セット目雫石は新チームでスタート、主導権は握るもののサーブが入らず得点差が思ったよりつかない。10-6とセットの折り返しの場面で雫石は6人替え!!!、逆転を許したものの、最後まで粘りを見せたが20-21で負けスタート。しかし、次の試合につながる印象を受けた。雫石の監督さんよりサーブ80%以上はいらないと試合にならないよ!と選手達は指摘を受けていた。ありがたい言葉です。
第2試合目、宮古市の名門、崎山。身長は高くないけど、拾ってつなぐ堅実なバレーをするチーム。第1セット、まだサーブミスは多いものの、レフト・ライトの攻撃で得点を重ねる。崎山は粘り強いレシーブからイヤらしいコース(強くはないけど取りにくい所に)にボールを返球しこちらのミスを誘う(こういうボールをきっちり打ち返せると強いんだけどね)。ゲームは一進一退で進み最後は21-20で逃げ切り。第2セットは、相手に連続得点を許してしまう、いつもの悪いパターン。粘るチームには弱いな~と感じてしまうほど、良いところ無し。15-21。第3セット前半は、1点を争うシーソーゲーム。決着をつけたのは”かすみ”のサーブ!5~12点まで連続得点を奪い15-11で今大会初勝利!!振り返ってみると、接戦をものにしたこの戦いはすごく良い自信になったんではないでしょうか。(これまで公式戦でフルセットで勝ったのは地区予選の予選リーグの時1回だけ。1勝5敗)

これで予選2位通過!二部決勝トーナメントへ進むことに。

場所を移しての3試合目。陸前高田でもまれている強豪竹駒。ペプシカップBest16、選抜大会決勝T進出したチーム。第1セットスタート!午前中とはうってかわってサーブが効果的に決まる。特に”ゆい”のサーブが走る。相手の出鼻をくじき、バレーをさせない展開で21-8で一気にセットを奪取!第2セットは、第1セットほど一方的にはならなかったが、落ち着いてプレーが出来、崩れない!終始リードをし21-19で2勝目をゲット!!本当に我がチームなのかと疑ってしまうようなチームに変貌、実力が付いてきているのは練習でも感じ取れたが、気持ちの面でも強くなってきた証拠でしょう。

これで約束の2勝を達成!私の自腹決定の瞬間でした!!
目標達成でモチベーションが下がらないかと不安でしたので、何とかしてみんなを奮いたたせなきゃならん。「みんな優勝の賞状を欲しくないか~!、一つでも良い賞状をもらおう!!」と激をとばす。選手は「ほしい~!!」これでイケる!疲れているけどみんながんばってくれると確信しました。

いよいよ、準決勝 胆沢スパークスこれまたペプシカップBest16に入るチーム。
この試合もサーブが効果をしめす。さすがにサービスエースは少ないもののレシーブを乱してコンビネーションで切り返す。自分たちがやろうとしているバレーを展開。第1セットは前半から二戸ペース。中盤から胆沢はレフト・ライトの両エースが踏ん張り、18-18の同点まで追い上げられる。ここからいつもであればそのまま逆転を許すが、今日の二戸は違っていた。サイドアウトを奪うとここから連続得点し21-18の逆転。第1セットから感じていたが、選手はかなり疲れが見える。第二セットは、胆沢のエースと二戸のコンビの応酬、前半5-4から胆沢の連続得点で5-9と逆転を許すが、中盤から二戸の連続得点で19-18と再逆転するが、粘りもここまでジュースの末20-22でセットタイに持ち込まれる。疲れてはいるが、すばらしいゲーム展開、負けを感じさせない内容であったこともあり、絶対3セット目は取る!取る!取る!自分に言い聞かせ”絶対勝つぞー!!”と気合いを入れて選手をコートに送りだした。決勝トーナメントの良い流れがつづくよう、ベンチ・スタンド全員が祈るような気持ちで第3セット、勝負のセットが始まった。祈りが通じたのか”ゆい”のサーブがいきなり火を噴く!一気に7ポイント試合を有利に進める。二戸ペースのままその後も着実にポイントを重ね14-5。よしいける!っと思った瞬間、気がゆるんだのか、胆沢に6連続ポイントを許してしまう。まだここが弱いところだなと感じながらも、タイム・メンバーチェンジで何とか流れを断ち切り15-11で勝ちました!心臓に悪い試合です。

いよいよ、決勝戦。選手はみんな疲労困憊。気持ちだけで戦っているという感じ、ベンチも負けてはいられない。優勝させてあげたい、リラックスして楽しんませてあげたいと願うばかりでした。
ここから、調子が狂うハプニング発生!
県大会の決勝では恒例のスターティング(?)の読み上げ。大会関係者から6人の名前を確認され教えたまでは良かったが、コートエンドに整列、そのまま選手紹介に!「1番○○2番○○・・・7番○○・・・」。えっ!!スターティングじゃないの?エントリーを替えてあるので6番以降違うぞ!案の定違う名前で放送されました。全部確認しろよ!って感じ。おまけに大更(自分のチーム)の選手の名前を間違えてマイクを通してはずかし笑いが流れる始末。さらに、二戸の4番が飛ばされスタンドから「4番は~」とまでやじられてしまっては、良い緊張感をもって試合をしたかったのに、はぐらかされてしまった感じ。まあリラックスできたかもしれませんけども。試合を見ながらの大会運営は大変なので、仕方ないことでしょう。大会に参加させていただいているので感謝!感謝です!

決勝戦は、地元の大更。10月8日姫神杯でも対戦しフルセットで負けている相手。雪辱をはらすぞー!!
大更は、1番の強烈なサーブとセッターのホールディングトス(6年生のこの時期にあそこまでもつのはちょっとねぇ)が持ち味のチーム。
第1セットから1番のサーブに苦しめられるが、ねばり強く耐えて接戦に持ち込み21-17で先取!良い滑り出しを切れた。しかし、第2セットからは相手にウィークポイントを狙われ、さらに1番のサーブで崩されて実力をだしきれないまま15-21でフルセットにもつれ込んだ。泣いても笑っても最終セット、ここでも大更は強烈なサーブを武器、終始リードをする形で進み、終盤粘りを見せ11-12まで追い上げたが万事休す。11-15で優勝を逃した。

ここまで来たら優勝させたかったけど、みんな笑顔で大会を終えることができて、すごく良かったです。この経験や悔しさをバネにもっと成長してくれれば、最高です!!
前回の練習試合より収穫の多かった大会でした。また来年も呼んでください!

最後に、試合では無く番外編。
「ニンジン作戦」任務完了のため、約束を破るわけにも行かないので、夕食も兼ねて近くのそば屋さんに直行!子供達は元気ですね。試合ではあんなに疲れた表情をしてたのに。20名近くの団体だったのでひと騒動でした。”南部屋敷さんスイマセンでした”。そばがでる前に簡単に反省会。みんな後一ヶ月がんばるという決意を確認したあと、夕食とパフェと団子をぺろり。子供達は満腹だったでしょう。それとは逆に私の懐は寂しくなってしまいました・・・。でも気分は最高です!!