第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

テンカコッカ

2011-07-05 13:10:42 | Weblog
さて、たまには天下国家を論じるような記事でも書いてみたいものである。ここんところ、割と身近な景色描写だとか、床下から梅ジュースをひっぱりあげただとか、そんなのばかりであるし、何と言っても曲がりなりにもこーきょー政策の修士まで出ていて、んでもってケーザイの博士に進学して将来は医療政策がどーのこーのという流れに持っていきたいのであるから、やはりここはその将来の大成功の萌芽を感じさせるような、するどいテンカコッカ論を書かなければならないなあ、と今更ながら思ったのである。

例えば、我が国の政府の増税案には断固反対である、だとか、いやいや、将来世代に負担を回すだけの国債乱発こそ無責任の極みであってうんぬん、など、そんなことを書いて、テンカコッカを論じている俺!すごい!!お前たちとは違うんだYO!みたいな文章に仕上げてみたいのだけれど、はてそこで考えた。山道を登りながらではないけれど、考えた。

テンカコッカってどこにあるんだろう。ええと、手元にはどうも見当たらないので、さしあたって、箪笥の中にでもあるかとか、透明の箱、ほらあの昔の洋服とか、昔の教科書とか、捨てりゃいいのにとりあえず詰め込んで納戸の奥にしまいこんでいるようなあのジョイフル本田で売ってるようなあれ、あの箱の中にあるんではないかとか、思ってみるんだけれど、暑いし、箪笥やら箱をがちゃがちゃやるために納戸まで移動するのは難儀である。よってそうゆうところは調べない。きっと他の場所にあるはずだと自分勝手に想像する。

では、もうすこし、簡単に探してみるところはと言えば、うむ、冷蔵庫である。なんといっても開けるとひんやりするからそれだけで幸せだ。それにパンナコッタというゼリー的な何かが以前流行ったことがある。パンナコッタとテンカコッカ、なんだか名前が似ている。これは間違いない、冷蔵庫にあるはずだ。ということで冷蔵庫の中を見てみよう。冷蔵庫まで行ってくるぜ。待ってろよベイベー。はい、行ってきました。しかし、扉を開けてぼぉっと突っ立ったままで眺めてみたところで、涼しいなあと感じるほかに何も感じない。そうだ、俺はテンカコッカを探しに冷蔵庫を開けたのだと思い直してみても、いかんせんテンカコッカがどういう形をしているのか、どういう色をしているのか皆目見当が付かないものだから、冷蔵庫のものを一つ一つ調べて、これは大根の煮たのだからテンカコッカではない、これは今朝のオレンジの残りだからこれも違う、と消去法を延々としていかないといけないからめんどくさくなって断念。

ということで当分テンカコッカは見つからないなあという大いなる悟りに至ったのでした。こんなふざけた姿勢の吾輩を偉い人たちはどう思うのだろうか。お許しくださいませぇと合掌しつつ、お昼ご飯でも食べることにしよう。おお、大空のはるかかなたから飛行機のうなり声のようななものがかすかに聞こえてくるぞ。小学生の下校時のような情景がさーと頭に浮かんだ、もとい、耳に浮かんだところで、今日はお仕舞い。



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