医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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亡くなった方の思い出話をする

2014-08-28 06:19:05 | 雑記・断片・映像
今朝の取手は、午前4時ころ、気温21度、久しぶりの朝の雨だ。
荒川さん(仮名)は午前3時ころ起きている。
同様にマンション7階の富田さん(同)の窓からも灯が見えていた。
昨日か東風が吹いていて、肌寒く感じたが今日はそれほどではなかった。
タバコを玄関前で吸っている荒川さんと立ち話をする。
亡くなった三島さんのおばあちゃんや元担ぎのおばさんであった野島さんの話となる。
「会えば漬物や野菜をもらったな」と荒川さんが懐かしむ。
「お早う。何時も早いね」と野島さんのおばあちゃんは2階の窓から声をかける。
足腰が弱ってからは外へ出なくなったが、お二人とも家庭菜園で余生を送っていた。
ところで荒川さんは母親を自宅で介護していたが、徘徊するので大変であった。
母親が亡くなってから勤めに出ている。
弟も独身、2人で住んでいるのだ。
「おふくろの介護がなければ、結婚していたかもな」とタバコの煙を輪にした。
「今64歳だけど定年がないんで、働けるまで働くつもり」とも言っていた。
タバコを吸い終わった彼は取手駅方面へ向かい、当方は取手小学校方面へ向かった。
午前4時15分、まだ暗い。
毎朝、荒川さんも当方も散歩のついでにお年寄りの見回りもしている。
ポストに新聞が溜まっていないかの確認だけであるが・・・
昨年で旦那さんを亡くし86歳の高田さん(仮名)は4度も救急車で搬送されたが入院はしていない。
過呼吸になるのだ。
また、独身の丸井さん(76歳)は不整脈と言っていた。
がんで自宅療養をしている堀さん(仮名)、脳梗塞の後遺症で手足が不自由になった石田さん(同)もいてゴミだしを手伝ったりする。
一方、男性の知人は奥さんがいるので心配はしていない。
今朝は午前5時15分ころ佐野さん(仮名)の奥さんが犬の散歩をしていたので聞く。
「旦那さんはお元気ですか?」
「今、医師会病院に入院しているのよ」と言っていた。
脳梗塞の後遺症が軽く常人と同じように早足で散歩もしていたが、最近姿を見なかったのだ。
74歳の奥さんは今も毎朝、6時の始発バスで東京の明治座の近くまで通っている。
子犬を連れて走れるのだ。
お世話になった佐野さんのおばあちゃんは94歳まで元気であった。











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