普段から周辺の崖や沢の状況を知っておくことが肝要

★今回、広島市の避難勧告は結果的に遅かったが、これほどの豪雨でも予測できなかった事実を受け止めるべきだ。
正確な予測な困難で、避難勧告や避難指示が適切に出せる状況ではなかった。
重要なのは自らの命を守る視点だ。
「災害が出る前に必ず勧告が出る」との考えは捨てた方がよい。
今回は危険を指摘されながら指定されない場所で起きた。
群馬大学大学院教授・片山敏孝さん
★通常、激しい雨が降ったとしても長くて１時間程度で止むことが多いが、今回は雨雲が2時間くらい動かなかった。
大体の人は短時間のひどい雨を経験していると思うが、30分以上続いたら「これは危ない」と思った方はいい。
雨が続くかどうかがポイントだ。
自分の地域がどうなっているのかを自分で判断することが重要だ。
普段から周辺の崖や沢の状況を知っておくことが肝要だ。
気象予報士・防災士・大野治夫さん