★大学生のとき、戦乱が続くアフガニスタンに行った。
たくさんの悲劇が生まれた一方で、人々の生活が軍需産業によってなりたっていることをみた。
ノンフィクションを書くためには、立ち位置を決めなければならない。
しかし戦争は、人々の生活と悲しみの微妙なバランスの中にある。
どちらか一方に立つのではなく、その中で懸命に生きている人のことを知り、伝えたいと考えている。
私たちが確認しておかなければならないのは、「平和のための戦争」はあり得ない、ということだ。
「戦争はしてはならない」という総意が、復元力の原点だと思う。
ノンフィクション作家・石井光太さん
★日本はなぜ、戦争への道を選んだのだろうか。
昭和史を振り返るため、昨年9月に94歳で亡くなった満州体験者の女優、山口淑子さんと伝記「李香蘭 私の半生」を共同執筆した。
山口さんは中国で育ち、日本人でありながら中国姓を名乗って日満親善のために働いた。
二つの祖国が戦争を続ける中で「自分はいったい何者なのか」と悩み、問い続けた彼女は「個人と国家のアイデンティティーは同じ。己自身を知らなければ過ちを犯す」が口癖のように語っていた。
戦前昭和の日本は自らが「どこへ向うべきか」「何をすべきか」というアイデンティティーをも持たなかったがために、あの無謀な戦争に突入したのだと考える。
量から質へと意識を転換させ、真に豊かな「生活文化立国」を目指すべきだろう。
ジャーナリスト・元日本銀行副総裁・藤原作弥さん
たくさんの悲劇が生まれた一方で、人々の生活が軍需産業によってなりたっていることをみた。
ノンフィクションを書くためには、立ち位置を決めなければならない。
しかし戦争は、人々の生活と悲しみの微妙なバランスの中にある。
どちらか一方に立つのではなく、その中で懸命に生きている人のことを知り、伝えたいと考えている。
私たちが確認しておかなければならないのは、「平和のための戦争」はあり得ない、ということだ。
「戦争はしてはならない」という総意が、復元力の原点だと思う。
ノンフィクション作家・石井光太さん
★日本はなぜ、戦争への道を選んだのだろうか。
昭和史を振り返るため、昨年9月に94歳で亡くなった満州体験者の女優、山口淑子さんと伝記「李香蘭 私の半生」を共同執筆した。
山口さんは中国で育ち、日本人でありながら中国姓を名乗って日満親善のために働いた。
二つの祖国が戦争を続ける中で「自分はいったい何者なのか」と悩み、問い続けた彼女は「個人と国家のアイデンティティーは同じ。己自身を知らなければ過ちを犯す」が口癖のように語っていた。
戦前昭和の日本は自らが「どこへ向うべきか」「何をすべきか」というアイデンティティーをも持たなかったがために、あの無謀な戦争に突入したのだと考える。
量から質へと意識を転換させ、真に豊かな「生活文化立国」を目指すべきだろう。
ジャーナリスト・元日本銀行副総裁・藤原作弥さん
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