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日医の警戒感を疑問視

2014-10-24 06:13:31 | 医療と介護
日本薬剤師会 石井副会長
「ミニドクターになるつもりはない」


薬局新聞 2014年10月22日(水) 配信

なぜここまで警戒されるのか驚きがある…。
日本薬剤師会の石井甲一副会長は、16日に行われた定例記者会見の中で、薬局の地域健康拠点事業等に対する日本医師会の強い警戒感に対して率直な感想を述べた。加えて石井副会長は「ミニドクターになるつもりはない」と強調するなど、日薬としても日医とコミュニケーションを図っていく考えを示唆した。
 石井副会長は薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点事業について、日本医師会が抜本的な見直しを求めているとした一部報道についてコメントし、「日本薬剤師会としては薬局・薬剤師のあり方を元に戻す方向で考えているものであり、昔から言われている“町の化学者”として役割を発揮していこうという考えだ。医薬・保健の専門家、身近な相談相手としての姿勢を呼び戻そうというもの」とコメントし、現状の処方せん調剤に著しく偏重している状態から脱却するための足がかりとなるものであると付け加えた。さらに地域包括ケアシステムが稼働していくなかで現状の調剤専門は「とてもおかしな状態で、薬局に備えられている機能を十分に活かしきれていない」と指摘し、調剤からの脱却の鍵となる要素であるとした。
 その一方で石井副会長は「検体測定室などについて勘違いしている人たちがいるのではないか」との認識を示し、ガイドラインの作成に着手することを述べた


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