「公」が崩壊している
読売新聞の編集委員・芥川喜好さんの指摘に目がとまった。
環境大臣の失言、都議会議員暴言、県会議員の号泣。
実に無節操である。
再発防止に努めよう、というような当事者たちの申し合わせが形式的に行われ、3日も過ぎれば忘れ去られる。
だから不祥事は繰り返される。
問題はもっと根源的なところにあるだが、肝心なそのことが検証されていない。
芥川さんは、「都議会におけるあの差別的なおやじは、重大な人権問題であると同時に、「公」というものが崩壊してしまっている光景でもありました」と指摘している。
「やじに割乗りした者、知らぬふりを決め込んだ者、幕引きを急がせた者、いずれも公人意識のかけらすら感じられません」
子どもは大人の縮図といわれてもいるが、いじめの構図に似ている。
いじめは「幼さ」に起因しているが、不祥事議員に共通するのも、「幼さ」である。
「誰が言ったんだ」「早く名乗り出ろよ」「ぼくは知らないよ」というやりとりは、まさに子どもの間のもめごと。
8年前に読売新聞に寄稿した哲学者・鷲田清一さんの「現代おとな考」は、冒頭「わたしたちの生きているこの社会は成熟した社会なのか、それともただの幼稚な社会なのか」と提起した。
「責任ある人の幼稚なふるまいが通る社会は、皮肉にも成熟した社会なのかもしれない」と鷲田さんは言及している。
「現代の価値観に従って、多くの人は自分の権利と利益の追求だけで育ってきました。問題に率直に向き合い、あるいは他を思いやり、人にゆずり、時に自分の利を棚上げにするような潔さ、つまり大人の流儀を学んでこなかった。公人とはいうのは、一人一人の大人にとって、人ごとではないのです」
実は当方は今、産経新聞の記事をそのまま引用し、ブログに転載しただけで、訴えられて被告の身に置かれている。
ある人は、「100%、裁判に勝てる」と慰めてくれます。
原告側は本人ではなく、従業員のアルバイトの人が当方の自宅に電話をしてきました。
そして、「これ以上、僕たちをいじめないでください」と懇願したそうです。
当方は留守で、電話に出たのは家人です。
ブログの記事の削除要請を一度もせず、記事9か月後の「突然の訴訟」に対して「理不尽だ」と憤慨しています。
そして被告側には「どこに落ち度があったのか?」と反問しています。
結果として、ブログは閉鎖に追い込まれ、次のブログで裁判の経緯と心情を記載したら、前回の500万円の損害賠償訴訟とは別に今度の訴訟では1000万円の損害賠償を請求されています。
被告の立場で怒りは心頭に達しています。
読売新聞の編集委員・芥川喜好さんの指摘に目がとまった。
環境大臣の失言、都議会議員暴言、県会議員の号泣。
実に無節操である。
再発防止に努めよう、というような当事者たちの申し合わせが形式的に行われ、3日も過ぎれば忘れ去られる。
だから不祥事は繰り返される。
問題はもっと根源的なところにあるだが、肝心なそのことが検証されていない。
芥川さんは、「都議会におけるあの差別的なおやじは、重大な人権問題であると同時に、「公」というものが崩壊してしまっている光景でもありました」と指摘している。
「やじに割乗りした者、知らぬふりを決め込んだ者、幕引きを急がせた者、いずれも公人意識のかけらすら感じられません」
子どもは大人の縮図といわれてもいるが、いじめの構図に似ている。
いじめは「幼さ」に起因しているが、不祥事議員に共通するのも、「幼さ」である。
「誰が言ったんだ」「早く名乗り出ろよ」「ぼくは知らないよ」というやりとりは、まさに子どもの間のもめごと。
8年前に読売新聞に寄稿した哲学者・鷲田清一さんの「現代おとな考」は、冒頭「わたしたちの生きているこの社会は成熟した社会なのか、それともただの幼稚な社会なのか」と提起した。
「責任ある人の幼稚なふるまいが通る社会は、皮肉にも成熟した社会なのかもしれない」と鷲田さんは言及している。
「現代の価値観に従って、多くの人は自分の権利と利益の追求だけで育ってきました。問題に率直に向き合い、あるいは他を思いやり、人にゆずり、時に自分の利を棚上げにするような潔さ、つまり大人の流儀を学んでこなかった。公人とはいうのは、一人一人の大人にとって、人ごとではないのです」
実は当方は今、産経新聞の記事をそのまま引用し、ブログに転載しただけで、訴えられて被告の身に置かれている。
ある人は、「100%、裁判に勝てる」と慰めてくれます。
原告側は本人ではなく、従業員のアルバイトの人が当方の自宅に電話をしてきました。
そして、「これ以上、僕たちをいじめないでください」と懇願したそうです。
当方は留守で、電話に出たのは家人です。
ブログの記事の削除要請を一度もせず、記事9か月後の「突然の訴訟」に対して「理不尽だ」と憤慨しています。
そして被告側には「どこに落ち度があったのか?」と反問しています。
結果として、ブログは閉鎖に追い込まれ、次のブログで裁判の経緯と心情を記載したら、前回の500万円の損害賠償訴訟とは別に今度の訴訟では1000万円の損害賠償を請求されています。
被告の立場で怒りは心頭に達しています。
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