医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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過去を真摯に受け止め、教訓にしたい。

2015-06-01 13:16:07 | 受けとめる力
「戦後70年」をテーマに、新聞、テレビ、ラジオなどのメディアで企画が数多く報じられている。
特に終戦の月・8月がその集大成になるだろう。
「戦争・被爆体験」は「平和への誓い」と表裏である。
日本では80歳以上の人口は約968万人。
85歳以上は約481万人。
つまり終戦時に11歳以上であった人は国民の7・7%。
16歳以上だった人はわずか3・8%となる。
このうち、当時の様子をはっきりと記憶し、伝えられる人は、どれからいに割合であろうか?
取手地元の地区の会合で、戦争を記憶している人の体験談を司会者として聞く機会があった。
若い世代を中心として、平和への意識の低下や希薄化は否めない。
「未来は、今の時代を生きる人々の思いや願いで決まる」
過去を真摯に受け止め、教訓にしたい。

ドイツの第2の人口を擁する北部の港湾都市ハンブルク。
エルベ川の両岸に広がり、ヨーロッパで2番目のコンテナ貨物取扱量を誇るハンブルグ湾が中心の街。
市街地の中心部にある名所アルスター湖。
第二次世界では、大規模な爆撃を受け、街の半分が破壊された。
「平和のために戦おう。戦いとは触発だ。人間性を呼び覚ます対話を」
対話運動には、人類史を変える創造的使命がある。
何かを人に伝えたい時、自分の頭の中だけで、どんな隙のない、正確な言葉を考え、話して、理解されなければ意味がない。
大事なのは、相手の立場に立ち、相手がどう感じているかにアンテナを張る思いやりだろう。
人にものを教える時も、同じように気を配らねばならない。
「慈愛から智慧は生まれる」





























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