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アメリカの映画女優 ジョン・フォンテーンに強い思い入れ

2014-08-25 07:50:49 | 創作欄
徹は高校の時に一人の少女に惚れた。
その少女の祖父の別れた奥さんがフランス人であったので父はハーフであり、少女も父に似てエキゾチックな顔立ちをしていた。
映画好きで映画評論家になりたいと思っていた徹はアメリカの映画女優では、ジョン・フォンテーンに強い思い入れがあった。
少女はジョン・フォンテーンに面影が似ていたのだ。
少女は高校を卒業するとアメリカの大学へ留学した。
そして卒業後はアメリカの学校の先生になったことを少女の高校の同級生の佐伯孝三から聞く。
「そうか、あの子に君も惚れていたのか。不思議なもので、誰もあの子には声をかけなかったんだ。俺も胸がドキドキしてな」
大学で同期になった佐伯はハンサムで、何時も女を連れて歩いていたが、高校生のころはうぶだったのだ。
その佐伯が大学で徹が惚れ込んだ水木陽子と卒業後に結婚したことを、同期生の里見菊雄から聞いた。
迂闊にも徹は佐伯が水木陽子と交際していたことを知らなかったのだ。
迂闊と言えが、徹はコンビを組んでゼミの研究発表をした大越菜々子が美人であったことに気付いていなかった。
「徹はいいな、美人と組めてな」と鈴木健作に言われて初めて大越菜々子は意外と綺麗な顔立ちをしていることに気づいたのだ。
水木陽子に惚れ込んでいたため、視野狭窄であったのだ。
水木陽子も清楚で、どこかジョン・フォンテーンに面影が似ていた。


https://www.youtube.com/watch?v=0Wf93FBM7Ko


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