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本命選手が足を緩めて惨敗

2014-09-03 11:07:30 | 創作欄
自称「競輪研究家」として、利根輪太郎は競輪場へ出向いて行く。
これまでの一ファンの立場でなく。
あくまでレースの流れを客観視する。
つまり、視点を変えたのである。
研究であるから、分析する立場でレース展開を読み、レースが終われば振り返る。
そして何度もビデオテレビのモニターで確認する。
本命選手のラインの敗因を分析し、勝った選手のラインの勝因を確認する。
例えば、7番選手を本命にしたレース結果。
3-7の並びであるので、7-3を勝負車券にして、別線の6-2ライン、さらに9-5ラインを押さえにする。
買い目は7-3 7-2 7-5 7-9の4点である。
ところが、7が大きく車間を開けた。
3が楽に逃げる展開となる。  
3(車間約10㍍)  この後を7-4-6-2-9-5-8-1が通走。
すでにゴールも近いのに3の番手のはずの7が離れている。
7は3を逃がして追走しない。
7がレースのスピードを緩めているので、後続選手は追い込みやすい。
結局3-2の穴となる。
3-の後ろを走っている7が絶対的に有利のはずだが、車間を開けたために、7番が逃げているのと同じレース展開になる。
結果的に7番選手は4着となる。
本命の7番が3連単車券にも絡まないのだ。
これはファンを馬鹿にしているレース運びなのだ。
圧倒的多数の人が各上で実績のある7番を絡ませて車券を買っているのだから、裏切り行為であり7番選手の走行について厳重注意をして叱るべきだ。

逃げている練習仲間を1着か2着に残してやりたい、との思惑、人情も分からないわけではない。
あるいは明日もお世話になるのだから、残ってほしいと目論むのも否定はできないのだが・・・。



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