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自死予防の団体を設立

2015-03-12 21:59:14 | 医療と介護
 宮城県の僧侶や医師ら

河北新報  2015年3月9日(月) 配信
 自ら死を選ぶ人を減らそうと、宮城県のカウンセラーや僧侶、牧師、中小企業診断士らが共同で、自死予防の有志団体「みやぎの萩ネットワーク」を設ける。相談者の悩みにさまざまな観点から同時に取り組み、早期解決を目指すのが特徴。民間主導での幅広い連携組織は全国的に珍しい。14日に仙台市内で設立総会を開く。
 メンバーは約30人で、医師や社会福祉士、税理士らも加わる。総会後、ホームページやパンフレットで連絡先を公表する。
 悩みを持つ人から電話やメールで相談を受けたメンバーは、心理や宗教、経済、法律などそれぞれ専門分野を持つメンバー全員と電子メールなどを通じて情報を共有。課題解決に向けて最も適任のメンバーが相談者に助言するなどして支援する。遺族支援も行う予定だ。
 呼び掛け人代表を務める全国自死遺族連絡会代表の田中幸子さん(65)は「自死の要因は複合的で、一つが解決しても悩みはなくならない。多くの分野の専門家の協力を得て、相談者の環境を早く具体的に改善するようにしたい」と話す。
 設立総会は14日午後2時から、仙台市青葉区一番町の仙台弁護士会館で開かれる。ネットワークを活用した解決モデルを寸劇で分かりやすく伝える。参加無料。連絡先は土井法律事務所022(212)3773。

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