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心停止:82分後に蘇生 愛媛の62歳男性、低体温療法で回復

2014-08-11 16:59:31 | 医療と介護
毎日新聞 2014年08月10日 東京朝刊
 愛媛県八幡浜市立八幡浜総合病院は9日、今年2月に心筋梗塞(こうそく)で心停止した同県西予市の会社員の男性(62)が82分後に蘇生し、その後低体温療法を受けて回復したと発表した。上村重喜・同院長によると、通常の体温で心停止が60分を超えると救命はほぼ不可能といい、「心停止82分間からの回復は国内最長ではないか」と話している。
 上村院長によると、男性は2月4日午前7時半ごろに背中の痛みと吐き気を訴え救急車で同病院へ。到着直前の午前9時47分に心停止したが、心臓マッサージや電気ショックなどにより同11時9分に鼓動を再開した。同県東温市の愛媛大付属病院で、体温を低温に保ち段階的に上げる低体温療法を続けた結果、男性は2月10日に意識を回復し3月末に退院。後遺症はなく、通常の生活を送っているという。【渕脇直樹】


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