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歯周病が歴史を動かした!?

2014-09-04 11:08:52 | 医療と介護
あの名将でさえも勝てなかった歯の病


msn 産経ニュース 2014年9月 企画コラム より
10 世紀以降、貴族に変わって日本の歴史を担ってきた武士、武将たち。明治維新までの千年は、彼らの誇りと矜持 (きょうじ) がぶつかり合う、文字通り “戦の時代” だった。しかし、歴史に名を残す名将たちの中には、その戦いのさなか、歯周病など歯の病で無念の死を遂げた人も多いと言われている。
■鎌倉幕府をひらいた源頼朝、最大の敵は歯周病?
12 世紀に鎌倉幕府をひらき、武家社会の基礎を作り上げた源頼朝。当時の歴史を記した書物「吾妻鏡 (あずまかがみ)」によると、彼は歯周病に大変苦しめられていたのだとか。その痛みはかなりのものだったようで、京から高価な薬を取り寄せたり、薬師堂に祈願したりするなどの記録が残されている。後年は糖尿病にも苦しめられていたようだが、その原因もあるいは歯周病だったのかもしれない。結果、わずか 51 歳で早世。息子の頼家が若年だったこともあり、北条氏の台頭を許すこととなる。
■“はがない” 晩年だった? 独眼竜、伊達正宗
大河ドラマなどでもファンの多い、仙台藩初代当主、伊達政宗。人呼んで「独眼竜正宗」。幼年期の病が原因で右目を失明したというエピソードはあまりに有名だ (ただし、有名な刀の鍔 (つば) を使った眼帯は後世の創作) 。そんな彼も歯の病に悩まされた武将の 1 人。70 歳まで生き、死因は食道癌と推測されているが、後に行なわれた遺骨の調査により、歯周病で上あごのほとんどの歯が失われていることが判明している。
■最強剣士、永倉新八の命を奪ったのは・・・
“新撰組最強” の座を沖田総司、斎藤一と争っていたという、二番隊隊長、永倉新八。池田屋事件、鳥羽伏見の戦いなど、多くの戦いで先陣を切った “武士の世” 末期を飾る、がむしゃら (我武者羅) な男だったと伝えられている。多くの戦いをくぐり抜け明治維新を迎えた永倉の命を奪ったのは、虫歯が原因とされる骨膜炎、敗血症 (享年 77 歳) 。どんな戦いにも負けなかった彼も、歯の病には勝てなかったのだ。

もし、この時代にオーラルケア用品があれば、歴史が変わっていたかもしれない。現代の武士であるビジネスパーソンにとっても無関係では無い話。電動歯ブラシなどの最新オーラルケア用品で “天下獲り” への道を盤石なものとしよう。
http://oralb.braun.co.jp/ (提供BRAUN)

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