「自分がやらない限り世に起こらないことを、私はやる」(サン・マイクロシステムズ社共同創設者)という言葉に背中を押されて2冊の本を出版(自費)した。ただ、もうそのようなことはないと思っていた。唯一私にできると思われた、「モルモン学」の分野でも、隠退した私には資料(最新情報と資金というresources)と無縁になっている。
しかし、Facebook のあるldsのグループで書き込みを見ていて、日本の末日聖徒に情報があまりにも不足していることを改めて痛感した。それで主だった資料(論文や記事)のごく一部でも翻訳して、関心ある読者の目に入るようにすることが次の仕事ではないかと気付いた。それが私の遺していける残された仕事であろう。
現在、試みにクリスター・ステンダールの「山上の垂訓と第三ニーファイ」(T.R.マドセン編「モルモニズムの考察:ユダヤ・キリスト教との類似点」1978年所収)を訳し始めている。残された年月に何件かでも重要と思われる論考をPDFでインターネット上に置くことができれば本望である。
[世界には貴重な情報があふれている]
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2012.02.07 背中を押されて
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読みつつ・・まだまだたなぁと思ったことでした
健康に留意されて頑張って下さいね
こちらに来て勉強不足の私です
楽しみにお待ちしています!
http://ebookbrain.x0.com/blog/selfpublish/compare-ebooks-sell/
このように無料でPDF出版できて印税率80%というのもあります。
ご検討を。
オムナイさん、PDFで公開をどのようにすればよいか、考え始めていたところです。大変参考になります。ありがとうございました。ネットに文書公開という点では経験者ですね。・・私はまず、一件目の翻訳許可をBYU宗教学センターから得なければなりませんが。
ブログを通していろいろな方の意見に触れることができたのは、私にとって大きな祝福です。とくに「自分の頭で考える」ことが大切だということに気づけて良かったです。
日本人には圧倒的に情報量が足りないというのは、私もそうだなと思います。が、日本人教会員側の問題もあるのではないかと思います。たとえ情報が豊富に与えられても、それに手を伸ばそうという意欲がなければ・・・と思うのです。知りあいに、ネット情報(教会の公認でない情報も)はなんでも反教会的だとして拒絶反応を示す人がいます。もったいないなと思うのです。
知恵や知識は自分一人で完成できるものじゃないです。私ができないことを誰かが研究していてそれを提供してもらえるって、ほんとにありがたいことだなーと思っています。
NJさん、感謝しています!
ただ、マリアさんも書いていらっしゃるように、多くの資料(人々)の知見という肩車に載せられて取り組もうとしていますので、にわかには受け入れられないように見えるかもしれません。
そんな時はざっと見て、通り過ぎていただきたいと思います。(暫く先のことですが。)
「ゆたかさ」の定義は人それぞれだとは思いますが、私自身は、この一年はそういうことの繰り返しでした。
正直「げっ」と思うこともたくさんあるのですが、自分にはない視点というものにいつも気づかされるのです。それで自分の視点をちょっと変えてみるだけで視界がぐっと広がる。自分が見えていると思っているものを、本当にそのままに見ているのか、自分の考えてること、信じていることのベクトルがどこに向いているのか、そういったことがわかるためには自分の嗜好に合ったものものばかりじゃいけないかなと・・・。
先日、娘の授業参観で、詩の中の一行について作者は何を語っているのだろうかという教師からの課題に実にさまざまな意見が出ていました。全く正反対な意見があったけど、指名された生徒が「そういう見方もあるんだなと気づけて勉強になりました」と感想を述べていました。大人も見習わないとなーと思いましたね。
NJさん、気長に待っていますね!
現在70%弱翻訳終了。