天幕旅団♯4「僕の中にある静けさに降る、騒がしくて眩しくて赤くて紅い雪」
全日程終了いたしました。
ご来場頂いた全てのお客様、関わって頂いたスタッフの皆様に感謝。
メンバーが4人になって最初の公演。
そして、メンバー4人だけの公演。
作品立ち上げの段階から、ゆっくり時間をかけて実験を重ねて。
濃密に関係性を積み重ねて作っていきました。
稽古を始めたのは5月、気がつけばもう7月が終わってしまいます。
いつの間にか夏だった、そんな感じです。
誰もが知ってる「白雪姫」の本歌取りということで、
行間にどんな物語を詰め込むか、頭をうんとこさ捻りまして。
最初に出てきたのは、「テーブル」のイメージでした。
白雪姫とコビトが、森の中の家でテーブルを囲んで食事をする風景。
これが、今回の物語の原点だったような気がするのです。
今まで書いてきた脚本は、わりと「事件」というか「何かが起こる」という
エピソードの方に興味があったような気がしていたのですが、
今はなんだか、「何も起こらないこと」「日常の風景」の方に興味があるのです。
繰り返す日常の、何も起こらないことが幸せな生活。
それが崩れていく残酷さ、についての物語だったような気がいたします。
さて、天幕旅団次回は12月。
21日から24日まで、中野・劇場MOMOにお世話になります。
そう、クリスマス公演です。
その時期にふさわしく、ディケンズの名作「クリスマスキャロル」を本歌取りします。
どうぞ、お楽しみに。
そして、メンバー4人は秋にそれぞれ外部客演しております。
渡辺実希は、中野ポケットで「リジッター企画」さんに、
佐々木豊は、シアターグリーンBASEで「ドットコメット」さんに、
渡辺望は、ウエストエンドスタジオで「Growth with Laughプロデュース」さんで脚本と演出を担当します。これには、加藤晃子が出演します。
是非、お時間ございましたらこちらも。
なにはともあれ、公演無事終了いたしました。
ありがとうございました。
今後とも、天幕旅団をどうぞご贔屓に。
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