「縦糸と横糸」の情熱

時は、あっという間に過ぎていく。

天幕旅団夏興行に向けて、稽古真っ盛り。
脚本を書いて、稽古場で試して、また書き直して、の繰り返し。
少しづつ少しづつ、亀のような歩みだけれど、進んでいく。

頭の中は、寝ても覚めても、白雪姫だ。
グリム兄弟の、とても短い短編童話をテキストにしているので、
手がかりの情報はほんの少しだけだ。
その分、自由度は高くて、いかようにも料理できるわけで。
行間に物語を探して、とにかく想像を膨らませる。

今回は、芥川のとある小説（これも短編）を、足がかりにさせてもらっている。
白雪姫の童話を縦糸に、芥川の短編小説が横糸になり、物語を編んでいる。
グリムと芥川のコラボ、みたいなことになれればしめたもの。

ディズニーの白雪姫のDVDを入手したので、繰り返し見てイメージを膨らませている。
曲も素敵だし、アイデアに溢れているし、ディズニー映画はやっぱり面白い。
このきらきらした感じはそのままに、どこか奇妙な、サスペンス色のファンタジーが紡げればいいなあと思っているのだ。

あと、近日公開の「スノーホワイト」も、めちゃくちゃ気になっているのだけれど。
別にこの映画があるからこの題材にしたわけではなくて。
ホントに偶然なのだ。


いつもより、日数が少なくて公演回数も少なめ。
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