菊谷先生の【今日の仏語】は『悪口』です。がぜひ読んでみてください。
人生で、いろんな場合に遭遇しますが、とても参考になると思います。
昨夜の雨も一段段落ですが、ニュースで、「福井県小浜市田烏では同日午後４時３０分頃、県道脇の斜面で土砂崩れが発生。県道は３・２キロが通行止めとなり、近くの国立若狭湾青少年自然の家で宿泊研修中の愛知県稲沢市立千代田、蟹江町立蟹江の両中学校１年生と教諭の２９１人と、自然の家職員ら２１人の計３１２人が孤立した。福井県は天候の回復を待って道路の復旧作業を進める。」
また「西日本から関東にかけての太平洋側は、１２日夜にかけて大雨となる見込みで、気象庁が土砂災害や河川の氾濫などに警戒を呼びかけている。
気象庁によると、台風１号から変わった熱帯低気圧の影響などにより、西日本から東日本にかけては非常に湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるという。日本海側の大雨は峠を越えつつあるが、太平洋側では引き続き、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が予想されている。東北や北海道でも１２日夜から１３日にかけて大雨となるところがありそう。」
十分に注意をしてください。
それでは、悪口をどうぞ！！
過去にも、今にも、未来にも、皆にて謗る人もなく、皆にて褒むる人もなし」
（法句経）
とお釈迦さまは説かれています。
どんな偉い人でもすべての人がほめる、ということはないものです。
またどんな悪人でもみんながみんな謗るというものでもない、ということです。
どんな国民的なテレビ番組、ワールドカップの日本ＶＳデンマーク戦のような
日本中が熱狂している時でもその裏番組の料理番組とか見ている人はいるんです。
数字が何％か取れてますから、料理番組のほうも。
小学校に乱入して児童を刃物で殺傷した通り魔犯人のむごさに世間中は非難の嵐でしたが、その犯人にラブレターを送り、結婚したいという女性がいると
いうことで話題になったことがありました。
どんなに悪く言われる人でもそんな人を評価する人もいるということです。
いずれにせよ、非難されたからといって、その都度、ことを躊躇したり、
ためらったりしていたら、自分のやりたいことは何もできなくなってしまいます。
そんな人がいると、他のみんなもそう思っているのではないか、と
不安になるのでしょうが、中に「そんな人」もいるということです。
どんな偉い人でも非難中傷はあります。
悪口、非難、中傷は、傾聴に値するところは無いか、
と思って読みますが、悪質な中傷ならエネルギー使っている暇は自分にはないので、
淡々とスルーします。
逆に賞賛された時、ついつい舞い上がって
ひとかどの人物になったかのように錯覚しがちですが、
これもたまたまその人にほめられたに過ぎないのであって、
そんな人は例外で、他のみんながそう思っているのでない、
とわかってもいます。
有頂天になって、転ばないようにしなければ、です。
自分の使命を粛々と果たしたいと思います。