本物のカッコイイ男

言霊から。

本物のカッコイイ男とは格好悪い男である。

あるとき、知人が私に「～さんてカッコイイですよね！」と言った。
確かに～さんは男らしく、頭も切れ、情熱もありカッコイイ男には間違いない。
しかし、これまで様々なカッコイイ男を見てきた私は、男のカッコイイにもレベルがあるとおもうのである。
本物の男のカッコ良さというのは見ためではない。
たとえば本田宗一郎や豊田佐吉や松下幸之助のような、最初は誰にも相手にされなかった環境にも負けず、泥と汗にまみれて格好も気にせず勝ち上がってきた男達である。
つまり男の本当のカッコ良さというのは、格好の悪さを気にせず信念を持って何かに突き進む「カッコ悪い」ところにあるのである。

今の時代はそういう本物のカッコイイ男が少なくなって「カッコイイという衣」を着た男達ばかりが増えている。