どうやら苦しみながらも熟睡できたようだ。
外を見ると朝日が昇りかけ。シャワーを浴びる前にガートへ。
本当は安ければボートに乗るつもりだったのだが、どれも交渉決裂。
ある赤いシャツの男の会話で「あそこの観光客(ヨーロピアン)が60Rsで乗る。お前も60Rsで乗れ」と言うが昨日30Rsで乗ったから、それ以上ではダメだというと、男は「お前はここから出て行け、上の大通りまで行けよ」と言い出す。何故だと聞くと「ここに別の観光客がくるからお前は邪魔だ」と。なんて態度なんだ。まぁ相手にするのもエネルギーの無駄「OK~」と言って三歩程横にずれ、ガンガー観賞を続けたら、諦めてガイジン二人だけを乗せ、ボートは出発していった。一言多いんだぞインド人!
ガートでいろいろ写真を撮ったり、ボーとガンガーを眺めていたりしたあと、大通りに戻ると、突然「OK!30Rs!」と声が。見るとさっきの赤いシャツの男だ。いやみで「お前が大通りに行けといったから、来てやったぞ」と言うと大ウケしていた。最初からその笑顔なら、僕もボートに乗れて 相手も客一人分お金が入るという両方が幸せになったのになぁ・・・。
宿に戻り、シャワーを浴び、昼食のため宿の日本人4人でモナリザへ。ハニーパンケーキとホットハニーレモン。今度はお腹に優しいハズ。
この店にあるパソコンでネット。1時間25Rs結構速くて快適。
この後、有名な日本人宿「久美子GH」に見学に行きたかったのだが、宿から一緒にきた日本人(ちょっと前にバラナシに着いたばかり)が宿までの帰り道が分からないということなので、少し待たせたあと、一緒に帰ってあげることに。ほとんど一本道だが、こんなところ初めてじゃ不安だろうなぁ・・・。
宿に戻り、デジカメを今日ラジャにCD-Rに焼いてもらう予定なので、メモリーが余っている分を使うため、適当に外に出て写真を撮った後、ラジャに会いに。
頼んでおいた列車のチケットをゲットできた。二等寝台ファン、バラナシ→コルカタ。295Rsと手数料50Rs。ついでに宿代50Rs×二日+50Rs×0.5(半日分)=125Rs。
デジカメのデータを焼いてもらう。WindowsXPの方のバーニングソフトを消してしまったそうで98版に切り替えたりしてかなりの時間がかかる。
ドミトリーに戻りパッキング。シュウさんとシロウも一緒にチェックアウト。この宿 ラジャの対応が良かったし居心地が良かった。インドは「もういい!」と思っていたのに 今は少し名残惜しい。
大通りに出るとさすがにバックパックを背負った三人組は目立つ。リキシャ・オートリキシャが次々と声をかけてきて、辺りがプチ渋滞する。三人で50Rsでオートリキシャを捕まえ駅へ。
6:00PM駅に到着。
6:15PMにアーグラー駅行きの列車に乗らなければいけないシロウは時間が無いのでお別れを言う間も無く走っていった。
ボードに貼り出されているリストに自分の名前があるのを確認し列車へ。インドのこの路線は、レール幅が日本より広いだけあって 横幅に余裕がある。シュウさんは三段ベッドの一番上。自分は窓側の上段。
駅のホームで葉っぱがお皿の持ち帰りカレー(?)を買う。
15分遅れの6:45PM発車。車窓の眺めは何かすさまじいものがあった。崩れた建物に人が住んでいたり屋根の上になぜか大量の人が上っていたり。
車内で注文をとっていたチャーハン(35Rs)を食べる・・・食べきれず残す。
大きな駅でオレンジ色の服を着た集団がワラワラと乗り込んできて席に集まってきた(おそらく彼らの指定席ではない)。
ベッドに避難。カバンを枕にし、盗難から守りながら就寝。
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['05インド旅行記]
インドはもういいと思っていたけど、名残惜しい。
こうやってインド中毒になっていくのでしょうか?
僕はまだインドには足を踏み入れてませんが、いつかは行ってみたいです。
ほんの少しの間しかいませんでしたが、インドに嵌る人、大嫌いな人、「インドなんかキライ」といいつつなんども行っているツンデレな人・・・それぞれの気持ちが分かる気がします。
こんな僕でも時々ガンジスに呼ばれる気がします。