電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年2月9日(木) 霧のマチュピチュ

2011年02月09日 | '06南米旅行記
ペルー・マチュピチュ バス
5:00AM起床。外は相変わらず雨が降っている・・・。
今日朝日を拝むのは期待しないほうが良いだろう・・・。

5:20AM宿を出発し、マチュピチュ行きのバス停へ。
小雨も降っているしあたりは真っ暗。バスが停まっているところを見つけ、バスに乗ろうとすると「チケットは?」と言われる。そりゃそうだ。すぐそばにあるチケット売り場に行ってたずねると、なんと往復40sol(1400円)!ぼったくりだ、足元見やがってぇ。

バスに乗ろうとするとサンドイッチ(パンにハムとチーズがはさんでいる)を売っていた(3sol=105円)。自分はマチュピチュ用に日本からカロリーメイトを持ってきていたのとクスコでスニッカーズ2個を持っていただけなので、午後の空腹を心配し買うことに。

バスの乗客は9割程。雨が降る中、つづら折のハイラム・ビンガム・ロードを通り、約30分でマチュピチュの入口に到着。
昨日買った入場チケットを見せた時に再び学生証の提示を求められた。ここのチェックが厳しいらしくバンコクでつくった偽の学生証などでは見破られるという噂。自分はオーストラリアの語学学校のときの学生証でOKだった。


あたりは暗くさらに濃い霧が立ち込めているので周りがよく見えない。
とりあえずマチュピチュの全景を望む定番スポットである小屋へ。もちろん朝日など望むべくも無く・・・。何人かは濃い霧の中のマチュピチュの遺跡に消えていった。

ペルー・霧のマチュピチュ

ペルー・霧のマチュピチュ
自分と5人ほどが小屋の下で少し雨宿りも兼ね待機。

ペルー・マチュピチュ インカ橋
じっとしていても意味が無いので小屋から南のほうに「インカの橋」へと通じる道へ行くことにした。ループしている道だと思って進んでいたのだが、かなり長いこと歩いて行き止まり・・・。
大きな崖のようになっているだけで、せっかくだからと封鎖の柵と崖を含めて写真を撮った。偶然うっすらインカの橋がフレームインしていた。

ペルー・霧のマチュピチュ
小屋までいったん戻り、明るくなってきたのでマチュピチュの中へ。

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ ワイナピチュの入り口
向かって左側の石切り場やインティワナがある方を進む。適当に歩いていたら気が付くとワイナピチュの入口にきていた。ここは、もう少し後にしようと思っていたがせっかくだから今から登ることに。

ペルー・マチュピチュ ワイナピチュ登山道
入口で名前と時間を書く。8:25AM、自分で今日8人目だ。
聞くと一日に100~150人くらい登るらしい。ハイシーズンは400人になるそうだ。小雨が降る中、登る。中国の黄山の時もそうだったが、身体が鈍っている朝イチの山登りというのはキツイ。はぁはぁ息を切らせながら登る。

ペルー・マチュピチュ ワイナピチュ頂上
頂上に着くがあたりは真っ白。なんにも見えません・・・。
ここで降りていってもつまらないので、ちょうど岩の下に雨をしのげるところがあったのでそこでひたすら待つことに。

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ ワイナピチュから見下ろす
1時間ほど待ったとき、気づくと雨が止んでおり、何人か登ってきた人の声が聞こえてきたので「Can you see something?」と聞くと「Yes」との答え。半信半疑で外へでて岩に登ると霧の晴れた合間からマチュピチュが現れた。なかなか演出がニクイぞマチュピチュさん。長いこと待っただけに全景が見えた時かなり感動した。
霧の流れが早く霧で隠れたり見えたり。綺麗に全体が見えるまで頂上で待つ。

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ
しばらくして日本人ツアーの5人が来てはしゃいでいた。聞くとマチュピチュ・ナスカ・チチカカ湖10日間くらいのツアーで45万円くらい払ってきている・・・。メンバーは皆20代、じいちゃんばあちゃんなら話は分かるが・・・貧乏旅行が染み付いてしまっている自分にはその値段は信じられないな。
キャノンの一眼レフを持ったフランス人のおっさんが話しかけてきてしばらく会話。イギリスの航空会社で働いていて日本を何度か観光している日本通。浜崎あゆみのCDやらDVDをすべて持っているらしい。たった3日の東京観光のときにも浜崎のコンサートチケットに行こうとするほどのファンだ。

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ
一時間ほど山頂からのマチュピチュ鑑賞を楽しみ下山。どの角度からでも絵になる。降りる最中でも何度も写真を撮る。

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ
マチュピチュの遺跡についた頃、今度は本格的に雨が降っていたので石切り場のそばの岩の下でまた雨宿り。
この時間となるとさすがに観光客が増えてきて、カッパを着た観光客がガイドの説明を聞きながら通り過ぎていく。

ペルー・天空の城マチュピチュ
雨が止んだのでまだ撮影していない定番撮影スポットへ。霧がなんども遺跡を隠す。そんな遺跡をうっとり鑑賞しながら撮影。今度は向かって右側の居住区へ。


ペルー・マチュピチュ

ペルー・マチュピチュ
ここが迷路のようになっていて歩いていて楽しい。ここ通れるかな、あぁ行き止まりだ、あっちなら行けそうだなど。家の形状もいろいろあって、切妻屋根タイプ・平屋タイプ、大きな岩を利用し天井があるものなど。北の端にはバルコニーになっているところなどがあった。

ペルー・マチュピチュ
日本人ツアー客が多いと聞いていたがほとんど会わなかった。とにかく隅から隅まで歩きまくった至福の時間。青空がバックだともっと良かったのだが、入場したのが6:00AM、外に出たのが周りにほとんど観光客がいなくなった4:20PM。実に10時間以上マチュピチュと一緒に過ごせたのだ。子供の頃からエジプトのピラミッド・イースター島とともに憧れの場所だったマチュピチュ・・・満足だ。

ペルー・マチュピチュ
チケットオフィスでパスポートに記念スタンプを押してもらえるというので押してもらう。停まっていたバスに乗り込み、しばらく待ち出発。噂のグッドバイボーイがいた。つづら折の道の端っこでショートカットして山肌を走り下りて行き、バスが通るたびに「グッバ~イ」と叫びながら大きく手を振ってくれる。最後はバスに乗り込みチップをもらいにくる。楽しませてくれたしがんばってくれたので1sol。

ペルー・アブアスカリエンテス
ネットを一時間(2sol)。夕食はしばらく歩いたレストランでメニューを見ていると案の定セットメニュー15sol。渋っていると10solに。昨日の別の店と同じパターン。味は普通。

宿に帰りうだうだしていたら寝てしまった。


※1sol=35円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。


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2 コメント

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この湧き出でる雲が (こまちゃん)
2011-02-10 04:14:07
素敵ですね!
いやはや、一時はどうなるかと思いましたが、黄山の時を思い出しました。
朝は真っ白だったのに、昼前から霧が消えて行きました。
空が見え隠れして、景色がはっきりスッキリ見えるんですね。
その時の空気が一番澄んでいた気がします。
太陽差し込む晴天より、このビシッと透き通った空気の方が、山も建物も綺麗に見え、陰も薄くて素敵でした!(ご当人には申し訳ありませんが・・・(^^;)
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>こまちゃん さん (のり)
2011-02-10 21:44:47
中国を黄山を登ったときに頂上のロープウェイ辺りの建物を別の丘から見下ろしたところはマチュピチュ?って景色でした。昔の僕の旅日記に確か書いてあると思います。
霧が遺跡を隠したり晴れたりする様子は動画に撮っておかなかったことを後悔です。かなり神秘的でした。
でもやっぱりマチュピチュでは青空をバックに撮りたかったですね。
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