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電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2005年7月8日(金) ツァンダ到着

2006年07月08日 | '05中国旅行記
西チベット タルチェン
朝起きると身体が痛い。他の皆もガタガタのようだ。
外に出るとものすごく天気が良い。遠くの山脈も非常に綺麗に見えた。

西チベット カイラス
9:15AMタルチェンを出発。カイラスの南西側から頂上を拝む。今日なら頂上がはっきり見えたのに・・・と悔やまれる。

11:00AM、ムンツェル(門士)の江河源飯館で昼飯(全員で50元)。チャーハンとスープ。なぜか店内はインド系のポスター。カレーしかないと思ったらしっかり中国メニューだった。

11:40AM出発。
すぐにチェックポイントがありパスポートを見せる。

西チベット
1:05PM、パル(←?あやふや)を通過。
ここでヒッチハイクをしようとしていた二人を見つける。チベタンかと思ったら、タルチェンで会った日本人(女性)と韓国人(女性)の二人だった。グゲに行くためにヒッチしていた。なんとかこのランクルに乗せられないか頼むが、まじめなラパさんはダメだという。まあ無理もない。いろいろ契約上問題があるようだからしかたがない。


西チベット 土林・ツァンダ近郊
4:30PM頃、とんでもなく凄い景色に出会う。
ツァンダに着く少し手前「旅行人」には「土林」と書かれているすさまじい山脈が広がる。あまりにも広範囲にそれが続き、何度もドライバーに頼み車を止め写真を撮る。


西チベット 土林・ツァンダ近郊

西チベット ツァンダ
そのまま「土林」の中を縫うように走る。まるでディズニーランドのビックサンダーマウンテンのような作り物とも思えるような世界が目の前に。皆スゲー・スゲーと感動しまくり。


西チベット ツァンダ
6:15PM、古格賓館に到着。
宿の小姐の言い値が一部屋90元。高いので他に移ろうとすると、ドライバーのラパさんが無理と言う。どうやらここの宿は公安とつながっていて、ここに泊まる必要があるようだ。
もう少し安くしろと交渉すると隣の建物の70元という部屋を見せられるが、ボロすぎ。結局サンポ氏が粘り強く交渉して、75元で綺麗な部屋へ。
まず砂埃でごわごわになった頭を洗う。顔と足も洗う。パンツと靴下も洗濯。
皆が準備できた頃、4人で町へ出かける。

「土林」のすぐ側の町なのに、町の中心だけやたらと新しい。そしてそのバックにテキサス風の岩がそびえる。何もなかったところに どっと漢民族が押し寄せて急に町をつくりあげたという印象だ。まるで映画のセットのように不思議な町である意味笑える。


西チベット ツァンダ・中国最強の店
7:30PM、看板が綺麗なお店に入る。
トマト玉子の炒め物・羊の肉の炒め物などを注文。陽気な漢民族のおっちゃんとおばちゃんがあわただしく働く。
出てきた料理は美味すぎ。3ヶ月中国を旅したSada氏は ここは中国一かも とのこと。
食べている途中、ある三人組が入ってきた。一人はヨーロピアン男性、二人は中国人女性・・・と思ったらそのうち一人は日本人だった。ヒッチハイクでアリから南下してきたようだ。


西チベット ツァンダ

西チベット ツァンダ

西チベット チョルテン群・ツァンダ

西チベット ツァンダ
店を出た後、町の北側のトリンゴンパ周辺とチョルテン群を見る。
来た時間が良くて非常に美しかった。

夕日が沈んだ後、宿の前のインターネット屋へ。ここはWindowsXP まさかこんなところでネット屋があるとは思ってもみなかった。皆たのしみにして中へ。しかし、一時間6元と言っていた店の男が自分達が席に着いた頃「ハンゴゥレン(韓国人)?」と聞いてきた(らしい)。
その時 自分はトイレに行きたくてネット屋を出て宿へ。トイレから戻ると他の皆はなぜかネット屋の外にいた。理由を聞くと、あの後「(自分達は)日本人だ」と答えたら、急に一時間30元と言ってきたらしく、腹が立って出てきたとのこと。その時イマイチ状況が完全に把握できてなかった。
一度皆と宿に戻ったあと自分だけジュースを買いに出かける。その帰りネット屋が目に入り怒りがこみ上げてきてネット屋に入る。店の男に値段をもう一度値段を聞くと、男はこちらに目をあわせずに、わざとチベット語でぶつぶつ独り言をいう。腹がたったので頭をコツコツ叩きながら、何度も「How much?」と問いただす。なぜか(偶然)警察官が入ってくる(店の男が呼んだわけではない)、彼に抗議をしようにもどうせ英語が通じないし、店の男とあきらかに顔見知りで談笑している、こりゃ警官に何言っても無駄だな。すぐに警官は外に出て行った。
紙に「中国人6元/h・日本人30元/h?」と書くと男は中国人を塗りつぶし「常客」と書いた。人種で差別しているのではなくリピーター(又は会員)は安くしているんだという主張のつもりだろう。その時ちょうどヨーロピアン(おそらくスイス人)一行の二人がネット屋に来た。様子を見ていると男はヨーロピアンに「10元」と紙に書いた。男に問い詰めるとそばにいた店の女も加勢して追い出されてしまった。
今まで日本人ということで中国(他の外国でも)で嫌な思いをしたことは無かったが、今回は初めてと言っていい。こんなところまで(チベット人にまで)共産党教育が浸透しているのか!まったく民度が低い、バカバカしい。

宿に帰ると夕食のときに会った日本人の女の子がいて3人と話していた。
久々に日本人に会ったらしく、ほぼ一方的にありとあらゆることを話しまくる。自分は始め聞いていたが、途中どうでもよくなる。一時間半くらいはいただろうか。彼女が帰ってから、皆日記を書き就寝。
この時、3人はスヤスヤ。自分はネット屋の男のことを考えてイライラしてなかなか寝付けなかった。


['05中国旅行記]

2005年7月7日(木) カイラス巡礼二日目 ~野犬に襲われる~

2006年07月07日 | '05中国旅行記
西チベット カイラス コルラ二日目
朝起きて外に出ると建物の周りに大量のヤクがぞろぞろ。
テントでカップヌードル。サンポ氏とタクマ君は食欲がないので少しお菓子を食べただけ。お茶とお湯をもらってタダではあんまりなので、テントの人に5元(約65円)払う。

パッキングを済ませ、すぐに出発しようとしたが、カイラス山の北面を見れるチャンスはコレで最後なので雲が晴れるのを少し待つことに。

ちょうどウンコをしたくなったのでテントの奥の大きな岩の後ろで野グソ。野グソなんて久しぶりだ・・・。
サンポさんとタクマ君はもう少しここで雲が晴れるのを待つということで、サダ氏と2人で8:40AM出発。


西チベット カイラス コルラ二日目

西チベット カイラス コルラ二日目

西チベット カイラス コルラ二日目

西チベット カイラス コルラ二日目
川を渡ってしばらくしたところで、大量の衣類や髪の毛などが捨ててある(お供え?)ところにくる。岩に服を着せているおちゃめ(←死語?)なものまであった。
川を右手に見て進んだ先に見えたのが、標高5668mの恐怖の峠・・・ドルマ・ラ。何度か休憩をとりながら峠を登る。

西チベット カイラス コルラ二日目 ドルマ・ラ
登った先に無数のタルチョがはためく(11:10AM頃着)。
先に行ったサダ氏と合流。やっとラサのジョカン近くの露店で買ったタルチョとお札(合計5元)の出番だ。タルチョを出来るだけ高いところに結ぶ。そしてお札を空にばらまく。サダ氏と何度も何度も上手くお札を空中にばら撒いているシーンを写真に撮ろうと試みる。
あたりに10匹近く犬が集まってきていた。
かなり長い時間繰り返しているとサンポ氏とタクマ君が到着。
サンポ氏は「バルス!」といってお札を空中にばらまく、それはラピュタの破滅の呪文っす。
4人で少し休憩し、12:30PM下山開始。

西チベット カイラス コルラ二日目
おとといの夜、同じ宿に泊まっていた韓国人の女の子の話では、彼女は ここで道を間違え 迷ってしまったらしい。
彼女の言うとおり、大きな湖を右手に見ながら下り道を歩く。ここはタルチョが大量にあって道が分かりにくく、もし助言がなかったら自分も迷っていたかもしれない。
チベタンが残した(?)道しるべの為の石積みをたよりにアップ・ダウンを繰り返しながら進む。

途中からサダ氏とタクマ君は川の外側(カイラス山と反対側)を歩き、自分とサンポ氏は川の内側(カイラス山寄り)を歩く。
おそらく2:00PM頃、サンポ氏を抜かし一人歩いていると、ルートから外れたらしく苔がついている川石が広がるところに来た時、後ろに犬の「ウォン!」という低い声が!
振り返ると犬が4匹今にも自分に襲い掛かろうとしている。ヤバイ!!
もうわけも分からないが、とりあえず逃げる。おもいっきり走り、普段は通れないと思うような川の浅瀬も少しだけ頭を出している石の上を必死にジャンプしながら川を越える。
一匹茶色い犬が左のジーパンの裾を噛み付いた。その勢いで川の中州で転倒。仰向けになりながら見ると3匹がさらに襲い掛かってくる。必死で右足で蹴りをいれ(当たらない)ると、一瞬 犬がたじろぎ、その隙に逃げる。前方のチベタンのおばさん二人が目に入り、その方に向かう。
振り返ると、4匹が遠くに走り去っている光景が見え ようやくホッとする。

やばかったぁ・・・。気づくと川の支流を3本越え、ジーパンの裾に犬が噛んだ二つの穴が空いていた。足には傷は無し。あそこで噛まれていたとしたら、一体どうなっていたんだろう・・・。ルートをはずれ一人になっていたのがよくなかった。
カイラス巡礼ルートを歩くチベタンは、ほとんどが2~4人でお互いくっつくような距離で歩いている。ひょっとしたらこれらの狂犬を避ける為なのだろうか。
図らずも川の左側に来たので、そこを歩いていたサダ氏と合流。犬に襲われた僕をてっきり犬とじゃれあっていたと思ったらしい。


西チベット カイラス コルラ二日目 ヤク

西チベット カイラス コルラ二日目 ヤク

西チベット カイラス コルラ二日目
しばらく二人で歩き、川の右側にテントが見えたのでサンポ氏と合流する意味もあり、川を渡ることに。途中、サダ氏が川石で滑って右半身濡れる。
タクマ君ともう一人、ドルマ・ラで会った日本人と合流。(彼は2000年にアラスカに入り、世界中を自転車で回っているそうだ。もうすぐ上海あたりに行きフェリーで日本に帰り旅を終えるようだ。)皆、僕が犬に襲われたのを見ていて、皆から「大丈夫だった?」と心配される。
ここで水分補給しようとカバンの横に挿していたペットボトルを取ろうとするが 無い。1:30PMにテントで買ったジュース(6元)のペットボトルを犬に襲われたときに落としてしまっていた。

西チベット カイラス コルラ二日目
しばらく休んだ後、それぞれ歩き出し、4:40PM、最後のゴンパ、ズトゥル・プク・ゴンパ(標高4810m)に到着。
ここでは特に休憩せずにスルー。

西チベット カイラス コルラ二日目

西チベット カイラス コルラ二日目
各自それぞれのペースで歩く(写真に写っているのは僕ではないですよ)。

西チベット カイラス コルラ二日目
6:00PM、北には崖の間を流れる川 南には湖が見えるという絶景ポイントに到着。
Sada氏とサンポ氏がかなり先について待っていた。タクマ君もしばらくして合流。昨日テントで爆笑していたチベタンのおじさんも到着。

西チベット カイラス コルラ二日目 たどってきた道を眺めるコルラ犬
ずっと僕達の後を付いてきたコルラ犬ラパも含めて皆で集合写真。

西チベット カイラス コルラ二日目
6:25PM出発。前方に湖が見えている間はまだ良かった・・・しかし そこを過ぎてからが辛かった。
今まではアップダウンがあったり 道の状態が悪くても、景色も良く変化に富んでいたのだが、ここからは何もない平坦な道を延々とタルチェンの町をめざして歩く。
この時間でも日が高い。照りつける太陽の中を歩き続ける。犬に襲われジュースを落としたのがイタイ。あれからずーと、水のない状態で歩き続ける。

西チベット カイラス コルラ二日目
6:15PM、ふらふらになりながらタルチェンの宿に到着。サンポ氏が先について待っていた。ラパさんが見当たらず、車の中の水が出せない。野グソをしていて遅れていたSada氏も合流。

西チベット カイラス コルラ二日目
じゃんけんをして負けたので、おととい食べた店に行き、一人料理の注文をする。トマト玉子スープ・餃子・ホイコーロー・ナスの炒め物・ご飯(全部で84元)。
すぐに三人が到着。お茶を飲みまくる。皆くたくたで疲れきっている。身体もガタガタ。タクマ君は食欲が無いといいつつバクバク食べる。それじゃあ痩せないぞ。カイラス・ダイエットするんじゃなかったのか?

宿の小祖と交渉し、一泊25元。
部屋に入り、サンポ氏はすぐに寝る。自分は部屋の湯で顔と足を洗い、すっきり。
皆 横になったところ、おとといの日本人が尋ねてきていろいろ旅話。一時間くらい話しただろうか、ラパさんが相変わらず見つからず、水や荷物がゲットできないまま就寝。


['05中国旅行記]

2005年7月6日(水) カイラス巡礼一日目

2006年07月06日 | '05中国旅行記
西チベット カイラス コルラ一日目
朝食は皆でカップラーメン。
パッキングしてランクルに荷物を積み込む。カメラは少しでも軽くということで一眼レフEOS KISS DNを置いて コンパクトデジカメを持っていくことに。
カイラス用にカバンを小さくまとめ、8:25AMいざ出発。

トイレのある側から西へ向かう。
近道したつもりだったが、結局、町中のコンクリート製の橋のところから登り始めることに。
始めは、登山口の場所がよく分からなかったがマニ車が置いてあるところがあり、そこから歩く。
4人くらいのおばさんが五体投地で進んでいた。写真を撮ろうとしたら、嫌がっていたのでやめた。


西チベット カイラス コルラ一日目 コルラ犬

西チベット カイラス コルラ一日目 コルラ犬
自分達が歩く側を二匹の犬がついてくる。僕達は勝手にその片方の茶色の犬をドライバーと同じ名前の「ラパ」と名付けた。
歩き始めて数分後、ちょっとだけ頭が痛かったが(高山病の症状)、意識的に深呼吸していたら治った。


西チベット カイラス コルラ一日目

西チベット カイラス コルラ一日目
歩いているとしばらくして小雨が降りだす。結構寒くなってきた。成都で買ったフリース、ラサで買ったカッパ代わりのウィンドブレーカーが役に立つ。

10:40AM、しばらく歩いたところに石造りの小さな建物が見えてきた。雨脚が強くなってきたので、チュク・ゴンパ(標高4860M)が崖の上に望む、その建物に入り休憩することに。全員 そこで雨宿り。
ジャ・ンガーモ(チベット風ミルクティー)を注文(1ポット 10元=約130円)し飲む。暖まる~。
15分ほど休み出発。


西チベット カイラス コルラ一日目

西チベット カイラス コルラ一日目

西チベット カイラス コルラ一日目
しばらくして雨が止み、暑くなるほどの日差しが照りつけてきた。フリースを脱ぐ。
Sada氏とサンポ氏が少し先を歩いて、後に続く。

丘の上に石造りの建物とテントが見えた。
今日の目的地(宿泊地)としてカイラス北面のディラ・プク・ゴンパ(標高5210M)を目指していたわけだが、ゴンパというくらいだから立派なパゴタがあると思っていたので、自分は最初その建物をみたとき通り過ぎようとしていた。しかし、チラっとサンポ氏がテントに入っていくのが見えたので、そこに入ることに。するとここがディラ・プク・ゴンパだという。
まだ2:00PMだ・・・早い、予想していたよりも あっという間についてしまった。出発してから5時間30分(休憩時間含む)だ。

西チベット カイラス コルラ一日目 ディラ・プク・ゴンパ
テントの中の人と値段交渉して一泊一人25元(約325円)。
石造りの建物の中にベッドが壁際に8つほど並ぶ。毛布がかなり怪しげ(洗ってあるわけ無い)。
しばらく待ってタクマ君も到着。サンポ氏とタクマ君は軽い高山病でベッドでぐったり。

西チベット カイラス コルラ一日目
こんな明るいうちから寝るのはもったいないので、サダ氏と丘の上のタルチョがあるところに行って、カイラスを眺める。

西チベット カイラス コルラ一日目
これがチベット人の憧れ 聖なる山カイラスか。威厳のある顔をしていらっしゃる・・・。
辺りはすごく天気が良いが、カイラスの上部4分の1くらいのところが雲に隠れ頂上が見えない。
30,40分くらい岩の上に横になり、頂上が見えるのを待ったがダメ。

諦めて宿に戻る。
いまいちやることがなかったので昼寝をすることに。

6時頃起きて、4人で夕食のカップヌードル。
やることがないので再び寝た後、起きてテントへ。外に出てカイラス山をチェックするが、頂上に雲がかかっているのは相変わらず。
タクマ君とSada氏も起きてきて、暖房の前で話しをしながら温まる。何度も外に出て確認するが頂上は見えない。
テントの中で偉そうな僧侶が僕達に何か紐を売りつけようとしてくる。ケッまた金かよ。
隣のおっさんが僧侶の持っていた紐を適当に結び、「2元(約25円)」と言う。こっちが「いらないよ~」とジェスチャーをすると、そのおっちゃんはなぜか転げながらの大爆笑。しばらく3人で彼をひやかし遊ぶ。
しばらく マッタリするが、チベタンが3,4人テントに入ってきたので、石造りの建物に戻り寝ることに。

布団が汚くて臭いので、ウィンドブレーカーを着てフードを被り寝る。


['05中国旅行記]

2005年7月5日(火) ドンパ→タルチェン ~神の山へ~

2006年07月05日 | '05中国旅行記
西チベット ドンパ
今日は朝食無し。
顔を洗い、出発を待つが、ドライバーのラパさんがまだ起きてこない。
しばらく待つと、寝ぼけたラパさんが登場。僕達をレストランに誘導する。

レストランに入って出てきたものは、白湯(さゆ)・・・。ほんの少し飲んだだけで皆外へ。
ラパさんの準備がまだ出来ていなかった。時間稼ぎのつもりだったかもしれないが 白湯じゃぁ無理っス。ラパさん、鼻血だすし、大丈夫か?

8:05AM、出発。
10:35AM、バルヤンの町に着くがスルー。


西チベット ホルバとマユム・ラの間のテント村
ホルバとマユム・ラの間くらいのところでテント村があり、12:10PM到着。
ラパさんが入っていくテントで昼飯。料理を作ってくれるところかと思いきや、どうやらカップラーメンしかないらしい・・・。
チャイ(10元)だけ注文し、自分達がラサから持参してきたカップラーメン(今麦郎)を食べる。

西チベット ホルバとマユム・ラの間のテント村 チベット・ヨーグルト
サンポさんがヨーグルトを買ってきて美味そうだったので、自分も食べ終わった後、隣のテントで長い筒で手作りしているヨーグルトを買う(3元)。プレーンで味がない。


西チベット ホルバとマユム・ラの間のテント村
僕が外で子供と遊んでいるとき、あるトラクターが僕達のランクルの後部に衝突、後部がへこむ。ラパさんが出てきて、トラクターのドライバーといろいろ揉めていたが、たった100元(約1300円)で示談成立。そんな安くていいのか?

1:25PM、出発。見るとラパさんは運転しながらヤクの干物を食べていた。100元に加えて、その干物も貰ったんだな・・・示談成立の理由はそれか。

2:20PMマユム・ラの手前でチェックポイント。
パスポートとパーミットを見せる。軍服を着た若い兄ちゃんが一人しかいない。

4:00PM頃、車を止める。
ただの休憩かと思ったら、いきなりラパさんがさっきへこんだ車の後部を叩いて直し始める。今やらなくてもいいのにぃ。
皆、ビンに石をあてる遊びなどして時間をつぶす。

6:00PMガソリンスタンドで給油。

西チベット タルチェン・神山(カイラス山)看板
今日はずっと道の状態が悪かったがなんとか7:15PM、 タルチェンに到着。チベットの聖地カイラス山(中国名は神山)の麓の町だ。
宿代1泊60元と言われるが30元(約390円)に値下げ。


西チベット タルチェン

西チベット タルチェン
荷物を置き、町へ。
タルチェンの町は、なんだか「世紀末」という感じ。なんだろうこの殺伐とした光景は。人々も何をして生活しているんだか・・・。ゴミも散乱しているし・・・。
中国で流行(?)のレジャーシートのようなものを外装に使った山東水餃子という店で夕食。
1時間くらい待たされたが、出てきた料理はおいしかった。ホイコーロー・白菜の炒め物・玉子トマトスープ・餃子とご飯。全部(4人分)で85元(約1100円)。サンポ氏がカイラス山への入山券をラパさんと一緒に買いに行くが、ひょっとしたら払わなくてもいいのかも。とりあえず購入せず。


西チベット タルチェン
夕食を食べた後、急におなかが痛くなったのでトイレへ。
トイレも世紀末だった・・・。一応壁で囲われたトイレなのだが、そこに三つ穴があり、両脇の穴の周りがウンコだらけ・・・。

二つ隣の部屋に日本人でカイラス コルラ(カイラス山を時計回りに一周すること)を終わった人がいて話を聞いた。いろいろ参考になった。

部屋に戻り、明日の為のパッキングをして就寝。


['05中国旅行記]

2005年7月4日(月) Oldティンリ→ドンパ

2006年07月04日 | '05中国旅行記
西チベット
7:00AM起床。
7:30AM、宿と一緒になっているレストランで朝食。今日はサガまで食事をすることができないので、たらふく食べる必要がある。玉子チャーハン(10元=約130円)、スープ(10元)。

荷物を載せ、8:10AM出発。


西チベット
10:30AM、ある建物に到着。赤白のバーが上に上がっている。ここはシシェパンマ自然保護区の入場口らしい。しかし、子供が出てくるだけ。ドライバーのラパさんが係員を呼びにいき、やっどヨレヨレの服を着た男がでてきた。やる気ねぇ~。このままスルーしても良かったんじゃないか?という疑問がよぎる。
一人25元(約325円)、車一台分の40元(約520円)を徴収される。
そこにいた女の子がすごくかわいくて写真を撮る。


西チベット 立ちション中
この西チベットのツアー17日間、デジカメのデータを節約しなければいけないのだが、もうすでにメモリーがヤバイ。すばらしい眺めが続き何度も車を止め写真を撮る日々が続く。
(写真は絶景を目の前で立ちション中の我がメンバー)


西チベット サガ
3:00PM、サガの町に到着。ガソリンを入れる。
少し前からランクルのクラクションがおかしく、車が少し傾くとブーブー鳴る。ここで少し修理。
元々のスケジュールは、ここの町で宿泊だったが、ラツェの町のホテルで、ヒッチハイクの移動を試みていた日本人から、サガはSARSで30,40人くらい死んだという噂を聞いていた。実際に来てみたら町の様子は至って普通だったが、まだ3:00PMで余裕もあるし万全を期して、次の町ドンパに行くことにする。
左後ろのタイヤが微妙にパンクをしているようで気になるがなんとか走り続ける。

5:45PM、小さな町でそのタイヤを直そうとするが、どうやら修理するところがないようですぐに出発。


西チベット ドンパ・YAK HOTEL
7:15PM、ドンパの町に到着。YAK HOTELが今日の宿。
どうやら都合よく(?)車の修理工場(?)も、宿の建物内にあるところだ。


西チベット ドンパ・YAK HOTEL
サンポ氏が値段交渉しても一人30元から落ちない。しかたなく、他のホテルを探すふり作戦でカバンを持ち、敷地の外に出ると若い女の子が来て一人25元(約325円)となり交渉成立。


西チベット ドンパ・YAK HOTELのレストラン
併設しているレストランに行き、夕食。メニューがないので「旅行人」のチベット語のページを使い なんとか注文。トゥクパ(チベットうどん)とショゴ・カツァ(カレー味のじゃがいも)。
30分後出てきた料理はなんと素うどん・・・。これで8元!?(約100円)、これじゃぁカップ麺の方がいいじゃないか!周りのチベット人も驚くほど。どうやら若い女の子が勝手に出したようだ。しばらく それにサンポ氏 持参の塩こしょうをかけて食べていたが、おばあちゃんがヤク肉とピーマンを炒めたものをあとでもって来てくれ素うどんの上に載せる。これが美味い!まずいうどんを食べてがっかりしていただけに余計に美味く感じる。じゃがいも料理のショゴ・カツェもボリュームがあり美味かった。


西チベット ツァンパとヤクの干物
隣でドライバーのラパさんがバター茶と大麦の粉を手でこねて団子にしたもの(ツァンパ)と、ヤクの干物をかぶりついていたのを見て、やはりこの人もチベット人なんだなぁと再確認。ツァンパを少しもらったが、汚かったラパさんの手の平が団子をこねることにより綺麗になっていたのは見なかったことにしよう。


西チベット ドンパ・YAK HOTEL
8:45PM、部屋に戻り、ヤクのフンのストーブで暖をとり、日記を書いて寝る。


['05中国旅行記]

2005年7月3日(日) 絶景麻痺

2006年07月03日 | '05中国旅行記
西チベット エベレストBC
6:30AM頃、サンポ氏とサダ氏が起きてテントの外へ。それにつられ目を覚ますがチョモランマは雲に隠れて見えないそうだ。自分は布団に入ったまま二度寝。


西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC
8:30AM、サダ氏の「頂上が見えたよ」の声で皆外に出て、3分ほど歩いたところの丘に登る。しかし、その頃、厚い雲に隠れてしまった。30分くらい待った後、雲が晴れる。


西チベット エベレストBC
皆 調子に乗って写真を撮りまくり。レンズの望遠が足りないのがすごく後悔。テントに戻り下山の用意。個人的にはもう少しこのベースキャンプの時間を過ごしていたかったが、みんな頂上が見えたので満足したのかもう戻りたい様子。

西チベット エベレストBC
この宿の馬車は一時間後にしか発車しないというので別のバイクを見つけてサンポ氏が交渉。一人10元(約130円)。サダと二人でバイクに乗り下山。

西チベット エベレストBC
麓のロンボク寺まで歩いて10分のところでガス欠で動かなくなる。バイクを降りる。サンポ氏とタクマ君のバイクもすぐに追いつき一緒に歩いていくことに。
ロンボク寺に着いて、マイクロバスを見つけるがすでに多くの人が乗っていた。ドライバーに交渉しようとするが話が通じない。すると乗客の一人の中国人の女性が日本語がしゃべれて、ドライバーと話してくれた。二人シートに座って、別の二人が荷物置き場に乗れば、この車にのることが可能とのこと。
自分はタクマ君と一緒に後部の荷物置き場のタイヤの上に座る。

11:00AM出発。
12:00PM、昨日 ランクルを止めたところに到着。ドライバーのラパさんを見つけ出発。

一度ニューティンリに戻るのかと思ったら、別のルートを進む。
もの凄い絶景の中を進む。5,6回小川を越えたり非常に楽しかった。サンポ氏が絶景麻痺になるほどだと言っていたのが頷ける。


西チベット オールド・ティンリ・ホテル拉薩飯店
2:50PM頃、オールド・ティンリのホテル拉薩飯店に到着(一人20元)。6畳ほどの部屋に4つのベッド。トイレはニーハオ、シャワー無し。


西チベット オールド・ティンリ・ホテル拉薩飯店

西チベット オールド・ティンリ・ホテル拉薩飯店

西チベット オールド・ティンリ・ホテル拉薩飯店
まずレストランで昼食。玉子スープ・ホイコーローなど。食べ終わった後は、それぞれが洗濯をしたり、頭・足などをあらったり。


西チベット オールド・ティンリ

西チベット オールド・ティンリ
時間が空いたので町散策。特にたいしたものはない町。


西チベット オールド・ティンリ・ホテル拉薩飯店
レストランに戻り、みんなでトランプ(大富豪)で遊ぶ。夕食をとり部屋に戻り、日記を書くなどして過ごす。途中、電気が点かなくなってしまい、ろうそくの火で日記を書く。


['05中国旅行記]

2005年7月2日(土) 最安の宿

2006年07月02日 | '05中国旅行記
西チベット・ラツェ ファーマーズホテル(農民旅館)鏡越しに撮影
8:20AM ファーマーズホテルを出発。

西チベット・ラツェ近郊
気にしていた検問だが、パーミットを使うことなくラパさんの顔パスで検問通過。その辺りまでは道が綺麗だったが、すぐに道路工事を脇でやっている道が延々と続き、ガタガタの悪路を進む。
働いている人間がまばらで工事がうまく進んでいないように見える。果たしてこの工事に工期はあるのだろうか。

西チベット・ラツェ ラク・パ峠

西チベット・ラツェ ラク・パ峠
10:00AM、中尼公路の最高地点、標高5133m(←ガイドブックより)のラク・パ峠に到着。

西チベット
舗装道路が始まった後、パスポートチェック。

12:00PM頃、シェーカルに到着しガソリンを入れる(汽油4.3元/㍑)。
少し進んだ端の右手の立派な建物でエベレスト入山の為の車分として一台405元(約5200円)と、1人あたり65元(約845円)のチケットを購入。

再び橋を渡り、スノーランドレストランで昼食。外国人観光者慣れしていて、おばさんが片言の英語で応対。
そこで先に来ていたヨーロピアン三人組が食べていたエッグフライドライスとカレー味のポテトを指差し注文。結局みんなそれだけでは足りず、フライドポテト二皿を注文。

1:15PM、出発。しばらくして、エベレスト入山の為のチケットチェック。ドライバーのラパさんがそばの建物に入って行き手続き。

西チベット
その後 一挙に山を登っていき 標高5120mのパンナ峠に到着。
本当はここでチョモランマがみえるはずだったが雲が濃くて見えない。こんな峠でもテントが一件張ってあって「SHOP」と書かれている。立ちションしたり、写真を撮ったりしていると、おばちゃんがアンモナイトの化石を売りつけようとしてくる。こんなところで生活していけるのだろうか。

西チベット エベレストBC近く
そこからしばらくは正規の道をくねくねと降りていったのだが、途中から道をそれ とんでもない道を下る。おそらくベテランドライバー ラパさんしか知らないショートカットのルートだと思う(写真左に写っているうねうね道を垂直方向に突っ切る)。ランクルの本領発揮だ。

西チベット エベレストBC麓
4:05PM、道にロープが張ってあるところで車が止まる。
初め ただのトイレ休憩かと思っていたら、ここからエベレストBCへのマイクロバスに乗り換えることに。荷物をコンパクトにまとめ、ここでランクルとお別れ。往復一人80元(約1000円)のチケットを買い、マイクロバスに4人でゆったり乗り込む。

5:00PMにロンボク寺に到着。バスを降りると馬車やバイクの客引きが激しかったが、今日は車を乗りっぱなしだったのでエベレストBCまでの7kmの道のりを歩くことに。


西チベット エベレストBCへの道中
左手に見える山がすごく綺麗だった。この辺りは何の生物も生きられない荒涼とした大地と決め付けていたが、小さな鹿のような動物の群れや 鳥のような謎の声を出す大きなねずみ(?)のような動物などを見ることが出来た。犬も後ろかひそかにつけてきた。


西チベット エベレストBC
2,3度休憩を入れて、なんとか二時間後の7:00PM、エベレストBCに到着。
ここに到着した間際に売り込みに来た女の子のホテル(?)に決めることに。なんと1泊一人5元(65円)。
自分が想像していたものは石造りの小さな建物が何件か建っているものだと思っていたが、10畳ほどの大きさのテントが建ち並んでいた。その中の一件 エベレストホテルと名が手書きで適当に書かれているテントが今日の宿。


西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC
25歳くらいの女の子と男と10歳くらいの男の子がやりくりしているようだ。
皆 お腹が空いたので夕食を注文。まずチャイをいただく、おいしくて暖まる(注;写真に写っているのは普通のお茶 チャイではない)。料理が出来るのを待っていたのだが、女の子がテントに入ってきたのをみると、料理どころか水を汲みに行っていただけ。
料理は当分出てきそうにないので、少しエベレストの方向に歩き、そこで個人で小さなテントを張っているオランダ人のおばちゃんがいたので話しかけてみる。そうしていると別のテントからドイツ人の女の子が出てきた。今は雲が厚くてチョモランマは見えない。聞くと朝イチには少し見えたとのこと。
テントに戻るがまだ料理がこない。アクセサリーやアンモナイト売りがテントに入ってきたので、軽くひやかして遊ぶ。

注文して2時間後 ようやく出てきた料理は注文と違うものだった・・・。饅頭と玉子とキャベツのスープ。まぁ、おいしかったからいいや。

サンポ氏は高山病のようでダウン。ヤクのフンを燃やした暖かい暖炉(?)の周りで談笑。


西チベット エベレストBC

西チベット エベレストBC 星空
外に出ると信じられないほど 美しい星空(PCのモニタでちゃんと映るかな??)。オーストラリアで見たよりも綺麗かもしれない。
テントの内側に並ぶベンチのようなところが今日の寝床。毛布二枚布団一枚を被り、就寝。


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出会いは65円


['05中国旅行記]

2005年7月1日(金) タシルンボ潜入作戦

2006年07月01日 | '05中国旅行記
西チベット・シガツェ テンジンホテル(旦増賓館)

西チベット・シガツェ テンジンホテル(旦増賓館)
8:00AM、ホテルを出て、西へ向かい旧市街の中を通り、タシルンポ寺へ。


西チベット・シガツェ タシルンポ寺近く

西チベット・シガツェ タシルンポ寺
遠くからの眺めは横に広く、金色の屋根がかっこいい。
サンポ氏とSada氏が先に歩き何気に門を抜ける。自分とタクマ君も20mほど後につづく。しかし背後からHey!との声が。振り返ると男がこちらを見ている。実はチケットオフィスがあって知らずにスルーしていたようだ。
聞くと55元(約715円)。高い!タクマ君と相談し別の入口から(タダで)入れないかトライ。しかし、タシルンポへは入れないようで、もう一度正面から入るように試みる。
チベット人の集団に紛れ入ろうとするがダメ。さっきと同じ男に捕まる。いろいろゴネている間、時間差で侵入しようとしたタクマ君も運悪く、自分が男と料金所に向かうそのタイミングで目の前に遭遇してしまった。
チケット売場へ行きディスカウントしてもらうように試みるがダメ。おとなしく自分は55元払うことにした。タクマ君はなんとか粘ってみるとのこと。

西チベット・シガツェ タシルンポ寺
中に入り、サンポ氏とSada氏とすぐに合流成功。
9:30AM、ある建物の門が開くとのことで多くのチベタンがその前で待っていた。自分は待つことなくちょうどその時間に開門と同時に入ることが出来たが、せまい階段をチベット人は我先にと建物の中に入ろうとする。チベット人、順番守れよ!

西チベット・シガツェ タシルンポ寺

西チベット・シガツェ タシルンポ寺
内部はたくさんの仏像などがあるが、もうすでにお腹いっぱい。建物が幾重にも重なるように建っていて外観としてはいろんな表情があって面白い。途中、サンポさんは先に帰り、Sada氏とも別行動に。

西チベット・シガツェ タシルンポ寺

西チベット・シガツェ タシルンポ寺
タクマ君はなんとかタダで入場でき一緒に観てまわる。

11:00AM頃、ホテルに皆集合。
ドライバーとの打ち合わせで12:00PMに出発なのだが時間が無いのでホテル内のレストランで食事。自分は25元(約325円)のカレー。注文してから出てくるのが非常に時間がかかったので食べ終わったのは12:10PM。

パッキングし、チェックアウトして12:25PM出発。
再びすばらしい景色を通り、出発から2時間後くらいから道が悪くなるが許容範囲。

西チベット・ラツェ ファーマーズホテル(農民旅館)前
トイレ休憩一回の後、4:10PM頃、ラツェのファーマーズホテル(農民旅館)に到着。4人部屋で1人あたり20元(約260円)。部屋はまぁまぁ。トイレはニイハオ。シャワー無し。
この宿の前に二人の日本人がいた。ラサのYHのドミトリーで見た人だった。二人はヒッチハイク(ただし有料)でこの町まで来たが、なかなかこの先に進むのがむずかしいようだ。二人との会話の端々に「(僕達の)車の荷台にでも乗せて行ってくれないかなぁ」というニュアンスを感じたが、そういうわけにはいかない。
二人の苦労話を聞いているとチャーターで西チベット行く手段を選んだことは間違いではなかった。

二人と話をしたあと夕食。
外見はあまりおいしそうな店ではなかったが、看板に成都の文字がある店に入る。チベットでは「成都」というのは結構 良い意味で使われているようだからだ。店のねぇちゃんも愛想が良く、料理も美味い。ホイコーロー・トマト卵スープ・チンジャオロースとごはん。まだ食べるれるので、ナスの炒め物を追加するがしばらくして「没有(メイヨ~;無いという意味)」と言われる。別のきゅうりの炒め物を注文したら、外からナスを持ったおじさんが飛び込んできた。どうやら外で慌てて買ってきたらしかった。結局きゅうり料理の方が出てきた。全員で60元(約780円)、満足だ。

サンポ氏とタクマ君はネット。自分とSada氏はホテルに帰る。
洗面の水で髪を洗い、たらいを使って足も洗う。他の二人も帰ってきて、外のベンチでいろいろ語らい。寒くなってきたのでベンチを部屋に入れトーク。途中からトランプでインディアンポーカー。1元(約13円)賭けて遊ぶ。楽しかったぁ。


['05中国旅行記]

2005年6月30日(木) 西チベットへ

2006年06月30日 | '05中国旅行記
西チベットへ
「やべ!」サンポ氏のその声で起きる。
4:55AM、ドミトリーに泊まっているタクマ君が部屋をノックしていた。それで皆、目が覚めた。朝まで起きていると息巻いていたSada氏は 残り1時間で寝てしまったらしい。
自分はほとんどパッキングを済ませていたので5分ほどで出発の用意が出来たが、二人はほとんど荷物全開状態。
結局部屋を出たのは5:15AM。服務室で寝ていたレセプションの女の子を起こしてツアーで必要の無い荷物を預け、チェックアウト。
ホテルのゲートの外ではドライバーが黄色いランクルを停め、待っていた。

荷物を載せ出発したのは5:25AM。まだ暗いラサの町をあとにする。

西チベット
しばらくした後、くねくねと山道を走る。道の状態は良好。
ドライバーは非常に安全運転。結構ゆっくり走る。遠くに雪山、近くは草原というすばらしい景色。何度かトイレや写真を撮る為、車を停めてもらう。写真を撮りたいところは何度もあったが、そう何度も停めてもらうわけにはいかない。

8:50AM、ナンカルツという町で朝食。麺(10元=約130円)を食べる。

西チベット

西チベット

西チベット
9:30AM出発。かなり風景が変わり荒涼とした山々の間を走る。

西チベット

西チベット

西チベット
雪が積もっているところにも、いったい自分達はどこに行くんだ。、12:10PM ギャンツェに到着。

西チベット・ギャンツェ パンコル・チョルテン
パンコル・チョルテンで入場料1人40元(約520円)と言われるがサンポ氏が交渉してくれて4人で100元になった。下がりすぎじゃないか・・・?

城壁で囲まれた中にいくつかの建物がある。犬が多すぎ、皆ぐだ~と寝ている。

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・クンブム
ギャンツェ・クンブムと呼ばれる塔は、各フロアを仏像や壁画を見ながら各部屋を覗き、回り登っていく。全て同じようなモチーフで、途中で観るのが飽きてきて 部屋をチラっと覗くだけで済ます。

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・クンブム

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・クンブム

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・クンブム
8階は入れなかったが充分満足。

西チベット・ギャンツェ
外へ出たときは1:30PM。

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・ゾン

西チベット・ギャンツェ ギャンツェ・ゾン
車に乗り遠くの岩山にそびえる城塞ギャンツェ・ゾンへ。
車で入口まで行ってもらう。入場料は1人30元(約390円)。趣味の悪い人形は適当に見て、城の頂上まで息を切らせながら登った。ここから古いギャンツェの住宅街が見渡せて気持ちよかった。

2:20PM 出発。
昼食をたべれるところを探していたところ、TashiResutauranの看板を見つけ皆でその話題をしているとドライバーは車を止めた。どうやら僕たちがここで食べたいといっていると思ったようだ。
しかたがないのでここに入る。メニューは少し高い。自分はチキンカレー(25元=約325円)を食べた。

車の中でほとんど寝てしまい、あっという間にシガツェの町に5:10PM 到着。
ドライバーに連れられたホテルで値段だけを聞き、テンジンホテル(旦増賓館)へ。1泊35元と言われたが、30元(約390円)にディスカウント。ドミトリールームだが4ベッドルームなので独占。
荷物を降ろして、ドライバーに明日の予定を相談したあと外へ。
適当に南へ歩き、スーパーへ。サンポ氏とタクマ君が何かを買っていた。

夕食として曹操餃子王という店に入る。中国ではほとんど料理に失敗したことはなかったが、ここの店はダメ。ごはんも昨日炊いたような味だし、麻婆豆腐もイマイチ。トマト玉子スープは味が無いし。注文した餃子も思いっきり遅れて出てきた。従業員の態度も悪い。皆モンクたらたら。

サンポ氏とタクマ君はネット。自分とSada氏は少し遠回りしながら宿へ。日記などを書いて過ごす。


['05中国旅行記]

2005年6月29日(水) 西チベット準備日

2006年06月29日 | '05中国旅行記
チベット
10:30AM頃、ここユースホステルの隣にある中国銀行のATMで2000元引き出し。
次に窓口でT/C3500円分を元(ゲン)の現金(2610元)に交換。

11:00AM、カイラスメンバー4人でキレーホテルの旅行会社に集まり、西チベットのことで相談。
パーミットの残りがまだなので再びパスポートを預ける。

昼食としてキレーホテルの前の店へ。肉?面(4元=約50円)を食べる。

他の3人がカイラス用のグッズ(寝袋・水筒・フリースなど)を購入するため、アウトドアショップを巡る。
途中 露店でタルチョ・お札(5元=約65円)を買い、光明カフェでチャイ(3角=約4円)。
ジョカン近くの店を巡り、そのまま西へ。またもや交差点でヨーグルト(2元=約25円)を食べ、お店を巡る。自分は結局なにも買わず。

スーパーで明日からの西チベット17日間(予定)の旅のための買出し。
カップラーメンやお菓子など4人で210元(約2700円)。一端宿に帰り、少し休憩した後、キレーホテルの西にある問屋っぽいところでカップラーメン(今麦郎12個入)の箱買い。フルーツのビン詰め(5元×4ヶ)、ミネラルウォーター(12ヶ入)箱買いなどして、キレーホテルに泊まっているランクルに詰め込む。
旅行会社で明日からのツアーの契約書の確認。今日、前金として2000元(約26000円)を支払う(全額3400元の7割前払い。二日前のデポジットで400元支払い済)。

夕食はもはや行き着けとなったバナクショー前の店で夕食。
豚肉チャーハン小(4元=約50円)を食べる。

一時間(5元=約65円)ネットをして宿へ。明日のためのパッキングをすませ、寝る。
ちなみに明日の出発が5:00AMということでSada氏はそれまで寝ずに起きているという。


['05中国旅行記]