電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2005年7月8日(金) ツァンダ到着

2006年07月08日 | '05中国旅行記
西チベット タルチェン
朝起きると身体が痛い。他の皆もガタガタのようだ。
外に出るとものすごく天気が良い。遠くの山脈も非常に綺麗に見えた。

西チベット カイラス
9:15AMタルチェンを出発。カイラスの南西側から頂上を拝む。今日なら頂上がはっきり見えたのに・・・と悔やまれる。

11:00AM、ムンツェル(門士)の江河源飯館で昼飯(全員で50元)。チャーハンとスープ。なぜか店内はインド系のポスター。カレーしかないと思ったらしっかり中国メニューだった。

11:40AM出発。
すぐにチェックポイントがありパスポートを見せる。

西チベット
1:05PM、パル(←?あやふや)を通過。
ここでヒッチハイクをしようとしていた二人を見つける。チベタンかと思ったら、タルチェンで会った日本人(女性)と韓国人(女性)の二人だった。グゲに行くためにヒッチしていた。なんとかこのランクルに乗せられないか頼むが、まじめなラパさんはダメだという。まあ無理もない。いろいろ契約上問題があるようだからしかたがない。


西チベット 土林・ツァンダ近郊
4:30PM頃、とんでもなく凄い景色に出会う。
ツァンダに着く少し手前「旅行人」には「土林」と書かれているすさまじい山脈が広がる。あまりにも広範囲にそれが続き、何度もドライバーに頼み車を止め写真を撮る。


西チベット 土林・ツァンダ近郊

西チベット ツァンダ
そのまま「土林」の中を縫うように走る。まるでディズニーランドのビックサンダーマウンテンのような作り物とも思えるような世界が目の前に。皆スゲー・スゲーと感動しまくり。


西チベット ツァンダ
6:15PM、古格賓館に到着。
宿の小姐の言い値が一部屋90元。高いので他に移ろうとすると、ドライバーのラパさんが無理と言う。どうやらここの宿は公安とつながっていて、ここに泊まる必要があるようだ。
もう少し安くしろと交渉すると隣の建物の70元という部屋を見せられるが、ボロすぎ。結局サンポ氏が粘り強く交渉して、75元で綺麗な部屋へ。
まず砂埃でごわごわになった頭を洗う。顔と足も洗う。パンツと靴下も洗濯。
皆が準備できた頃、4人で町へ出かける。

「土林」のすぐ側の町なのに、町の中心だけやたらと新しい。そしてそのバックにテキサス風の岩がそびえる。何もなかったところに どっと漢民族が押し寄せて急に町をつくりあげたという印象だ。まるで映画のセットのように不思議な町である意味笑える。


西チベット ツァンダ・中国最強の店
7:30PM、看板が綺麗なお店に入る。
トマト玉子の炒め物・羊の肉の炒め物などを注文。陽気な漢民族のおっちゃんとおばちゃんがあわただしく働く。
出てきた料理は美味すぎ。3ヶ月中国を旅したSada氏は ここは中国一かも とのこと。
食べている途中、ある三人組が入ってきた。一人はヨーロピアン男性、二人は中国人女性・・・と思ったらそのうち一人は日本人だった。ヒッチハイクでアリから南下してきたようだ。


西チベット ツァンダ

西チベット ツァンダ

西チベット チョルテン群・ツァンダ

西チベット ツァンダ
店を出た後、町の北側のトリンゴンパ周辺とチョルテン群を見る。
来た時間が良くて非常に美しかった。

夕日が沈んだ後、宿の前のインターネット屋へ。ここはWindowsXP まさかこんなところでネット屋があるとは思ってもみなかった。皆たのしみにして中へ。しかし、一時間6元と言っていた店の男が自分達が席に着いた頃「ハンゴゥレン(韓国人)?」と聞いてきた(らしい)。
その時 自分はトイレに行きたくてネット屋を出て宿へ。トイレから戻ると他の皆はなぜかネット屋の外にいた。理由を聞くと、あの後「(自分達は)日本人だ」と答えたら、急に一時間30元と言ってきたらしく、腹が立って出てきたとのこと。その時イマイチ状況が完全に把握できてなかった。
一度皆と宿に戻ったあと自分だけジュースを買いに出かける。その帰りネット屋が目に入り怒りがこみ上げてきてネット屋に入る。店の男に値段をもう一度値段を聞くと、男はこちらに目をあわせずに、わざとチベット語でぶつぶつ独り言をいう。腹がたったので頭をコツコツ叩きながら、何度も「How much?」と問いただす。なぜか(偶然)警察官が入ってくる(店の男が呼んだわけではない)、彼に抗議をしようにもどうせ英語が通じないし、店の男とあきらかに顔見知りで談笑している、こりゃ警官に何言っても無駄だな。すぐに警官は外に出て行った。
紙に「中国人6元/h・日本人30元/h?」と書くと男は中国人を塗りつぶし「常客」と書いた。人種で差別しているのではなくリピーター(又は会員)は安くしているんだという主張のつもりだろう。その時ちょうどヨーロピアン(おそらくスイス人)一行の二人がネット屋に来た。様子を見ていると男はヨーロピアンに「10元」と紙に書いた。男に問い詰めるとそばにいた店の女も加勢して追い出されてしまった。
今まで日本人ということで中国(他の外国でも)で嫌な思いをしたことは無かったが、今回は初めてと言っていい。こんなところまで(チベット人にまで)共産党教育が浸透しているのか!まったく民度が低い、バカバカしい。

宿に帰ると夕食のときに会った日本人の女の子がいて3人と話していた。
久々に日本人に会ったらしく、ほぼ一方的にありとあらゆることを話しまくる。自分は始め聞いていたが、途中どうでもよくなる。一時間半くらいはいただろうか。彼女が帰ってから、皆日記を書き就寝。
この時、3人はスヤスヤ。自分はネット屋の男のことを考えてイライラしてなかなか寝付けなかった。


['05中国旅行記]


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2 コメント

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Unknown ()
2006-08-27 18:34:48
いーな!私も西チベット行きたかったー!

いよいよグゲ部分ですね。楽しみ。



それにしても嫌な経験だったね。チベットなのにね。いちいち観光料が高いのもなんとかしてほしいわっ
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>泉さん (のり)
2006-09-01 01:51:56
なな・・・なんすか?「グゲ部分」って??ぷぷっ

チベットはどこも入場料たかいですね。年々の値上げ率もすごい。

この日の嫌なチベット人に いつかピコピコハンマーで頭を叩いてやりたい。
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