nosokoのうまうまグルメ日記

・・・すっかり旅行ブログになってしまったけど・・・
 

スペイン・ドライブの旅 3月なのに大雪 トラブル発生! NO.12

2015-02-04 | スペインの旅

2014年3月25日  その2

N232を少し戻って、すぐのCV12を右折(南方向)へ。
時刻は既に16時30分。空は薄暗くなってきている。これから山越えなのに・・・マジで大丈夫かぁ??
 

    
                      車窓に広がる風力発電の風車
 

    
       16:50 ラ・イグレスエラ デル・シッド村(La Iglesuela del Cid)を通過
 

CV12→CV15→A227と車を走らせる。事前に調べたGoogleマップのストリートビューのおかげで順調にドライブ といっても、あと2/3kmも走らないといけない。しかも雨がポツリポツリと降ってきてしまった。すれ違う車もほとんどいないし、今日中にアルバラシンに辿り着けるのか?? さらに気温も下がってきて、車に搭載されている温度計の外気温は1度近くに。  不安と緊張で二人の口数も少なくなってくる・・・


    
                   17:10 カンタビエハ村(Cantavieja)
 

17:10カンタビエハ村通過。
この村も断崖絶壁にある村で、本来なら散策する予定だったけど写真だけ撮って急いで通過するのみ。(っつうか当たり前) この頃になると雨に霙が混じってきて、気温も0度に 風は強いし、霙は舞っているしで、日本の真冬の雪山のような感じになってきた。


そして、この写真が今日の最後に風景写真となってしまった。 


 
カンタビエハ村を過ぎてほどなくして、霙はとうとう雪に変わってしまいました。それでも道に雪が積もらなければまだ大丈夫、と一分の望みを賭けて先を急ぐことに。だって、アルバラシンの宿を予約してあるし、アルバラシンは今回の旅行で最も行きたかった村だから。何としても行きつきたい

けれども、フォルタネテ村(Fortanete)を過ぎた辺りから峠道になりどんどん山を登っていく。それとともに道も雪で白くなっていく。 バルセロナで借りたレンタカーのタイヤはノーマルタイヤ。もちろんチェーンなんて積んでませ~ん。 レンタカー予約するときにオプション「Car Snow Chains」が選択できたことが脳裏をよぎる。 チェーン付けておけばよかった だって、まさか3月末の、しかも暖かいイメージのあるスペインで吹雪に見舞われるなんて想定外すぎるっしょっ

このままだと、先に進むことも引き返すこともできなくなってしまうかもしれない。「まだ行ける!」と言う夫を叱咤して、ここで撤退することにしました。 とりあえずさっき通ったばかりのフォルタネテ村に急いで峠道を駆け降りる。見る見るうちに雪は積もって、たった今通ってきた道が見間違えるような雪景色に変わってしまっているんです。 なんというか、狐に化かされているような感覚ってやつ。 マジでもたもたしていると村に行きつく前にスピンして動けなくなるかもしれない。 マジで本当に本気でやばい


         アルバラシンに行く予定がフォルタネテで立ち往生


フォルタネテ村にたどり着いたときには、雪は10センチほど積もってしまってました。

さて、村に着いたところでどうする? この村に宿があるかも分からないし、あったとしてもこの時期にオープンしているのか? 二人で、あ~だこーだと考えている間にもどんどん雪が深くなってきて、いよいよパニック状態に

そういえば、この村を通った時に一軒の店(BAR?レストラン?)に車が何台か停まっていて人が出入りしていたのを思い出したんです!
そこに行けば宿を紹介してもらえるかもしれない。一途の望みをもってその店まで戻ると、まだ数台の車が停まっていたっ!転がり込むようして店の中に入ると、なんと店には地元の人が数人いたんですっ

片言の英語で、「雪で動けなくなってしまった」「この近くに宿がないか?」と伝えるも皆英語は分からないらしく通じない 全く英語が伝わらないので、身振り手振りで寝る真似をするとやっと理解してくれました。
しかし、次に困った顔に変わる。 どうやら「宿はあるがこの時期にはまだオープンしてない」と言っているらしい。みんな親切にいろいろ言ってくれるんだけどスペイン語なので今度はこっちが分からない。やっと出会えた地元の人なのに意思疎通が全く出来な~い

そうこうしているうちに、ひとりのおじさんが「俺についてこい」みたいな合図をしくれている。藁をもすがる思いでおじさんについていく私たち。おじさんは雪の降る中、車を先導して1軒の宿まで先導してくれたんです。

    
                ここのホテルに連れてきてくれた

「もしやホテルやってるの??」と喜んだのもつかの間、案の定、扉は閉まっていて、おじさんが大声で叫ぶも中から人が出てくる気配はない。誰もいないのかもと諦めておじさんと共に戻りかけた時、中から人が出てきてくれたんです そしてそしておじさんが事情を説明してくれて、 なんと泊めてもらえることに

良かった。本当に良かった。車中泊を覚悟していただけに、涙が出るほと嬉しかった。宿まで先導してくれたおじさんには本当に感謝です。ちゃんとお礼が言えなかったのが今でも心残りです。

    

今日泊まる宿の名前は「Hotel Mercadales」 18:30チェックイン。
シーズンオフの準備中ということで、1階のレストランもまだテーブルに椅子が挙げられている状態。エアコンも切れているから寒いよとのことなので、どんな部屋に案内されるのかと思ったけど、案内された部屋はとても綺麗で洒落てました。 しかも全然寒くない。

しかも突然現れた怪しいアジア人なのに、「夕食は食べるか」と聞いてくれたんです。本当に優しい。でも、今の私たちはとても食べられる心境ではなく、申し訳ないけどお断りしました。朝食は食べたかったので朝食はお願いしました。宿代は1泊70ユーロ。素泊まりは60ユーロだそうです。

    
                  部屋からの景色。一面銀世界

さてさて、今日の宿は決まったけど、明日からどうするか?雪が溶けるまでこの村で足止め・・・???

とりあえず、今日泊まる予定だったアルバラシンの宿をキャンセルしなければっ 宿のご夫婦も英語が話せないので、スマホのGoogle翻訳を駆使して宿の人に説明し、電話でアルバラシンの宿をキャンセルしてもらいました。 スマホ、しかも翻訳アプリがなかったら、意思疎通は無理だったと思う。文明の発展に恐ろしく感動!

さらに、念のため ホテル予約サイトのBooking.comのコールセンターに電話してキャンセルの旨伝える。通常は当日キャンセルは全額支払いが必要だけど、雪のことを説明してキャンセル料がかからないようにBooking.comからも宿に交渉してもらうことに。Booking.comからは数分後にコールバックがあり、宿と直接交渉してキャンセル料は発生しないように処理するとのこと。 良かった。

<Booking.com+IP電話=欧米旅行には最強かも>
今回ホテルの予約に利用した「Booking.com」は無茶苦茶便利です。 海外からも24時間日本語のオペレーターが対応してくれるし、現地の言葉が話せない自分に変わって、オペレーターが現地の宿と直接やり取りしてくれます。しかも対応が早い。
こちらがオペレーターに電話している最中にいったん電話を保留にされて、現地の宿に電話してその結果を教えてくれる、という迅速さです。さすがに国際電話で3分ほど保留にされた時には・・・(汗)でしたが、、、 下手な旅行会社でホテルを予約するより断然使い勝手がよく心強いです。
さらに、今回スマホでIP電話(Smart Talk)を使ったのですが、IP電話だとWiFiさえ繋がれば、国際電話も国際ローミングの設定などしなくても3分8円で通話できるので、気楽に電話できてしまいます。欧米ではWiFiが使えるところが多いのでとても有効でした。
 

 
            会議中                    私は胃痛薬がお友達

1階にTVがあるので、見せてもらいながら、明日からの予定変更会議をすることに。TVを見ていると、やはりこの時期に大雪は珍しいみたい。しかも明日も天気は悪いらしい。 運が悪いのか、良い経験が出来たから運がいいのか。予定通り帰国できれば笑い話。出来なきゃ洒落にならない。もともとストレスに弱い私は胃痛がしてきちゃうし・・・。

まあ、ここで色々悩んでもしょ~がない!! 明日は明日の風が吹くってヤツです! ってことで早々就寝!
どうか明日は晴れますようにっ



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1 コメント

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ハラハラドキドキ (とことこ)
2015-02-12 21:44:23
こんにちは。

ハラハラドキドキですね~(*⌒▽⌒*)
読む方は、面白がってますが、その時のお二人のお気持ち・・・大変でしたね。
スペインの真ん中あたりは、以外と標高の高い台地というイメージでしたが、雪!びっくりです
なんか、行き当たりばったりの、旅行番組みたいデスネ。太川&蛭子の路線バスみたいな・・・

私たちも、旅先で、助けられた事、多々ありますが、最高です‥感動感動
次はどうなるの~!(^^)!

bookingcom 私もお世話になってます。サイトがいっぱいあり、比較が面倒ですが、気がつくと、bookingが多いですね。
まだ、ガラケーの私たち。タブレットで用は足せますが、通話はスマホデスネ。考えなくっちゃ。

こちらは、台湾計画真っ盛り!
台南塩水地区の祭、ロケット花火がビュンビュンです。現地には、ヘルメットも売ってます。前回は、後方にいたんですが、太もも辺りを、花火が通過しました
一人でしたので、日本語でギャーギャー言えず、消化不良だったので、今回は、パートナーもいるので、楽しみ楽しみ♪台湾の元宵節(小正月)の祭りは、過激です。もう一つ、お祭り見て、
あとは、阿里山鉄道☆この切符が無事入手できるかが、最大の不安。現役のサトウキビ列車、
昭和の始め、日本人が指揮して完成したダム、などまわります。
台湾の食の楽しみもいっぱいで、中でも、コンビニなどどこにでもある、煮卵(茶蛋)が大好きです。これは、中華圏ならではです。

あっ、しまなみ海道計画してるようですね。先日、呉に行ってきました☆見所いっぱい、オススメです。江田島の海上自衛隊の学校の見学も。大切な事を考えるいい機会でした。

残念ながら、通知は来ませんでした。なんか、違ってたかな?
時々、のぞきますね

またねー
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