nosokoのうまうまグルメ日記

・・・すっかり旅行ブログになってしまったけど・・・
 

スペイン・ドライブの旅 雪からの脱出とアルバラシンNo.13

2015-04-28 | スペインの旅

2014年3月26日  その1

翌朝、7時起床。「外の天気はどうなってる?」と、すぐ窓の外を見るも、空はどんよりしていて雪がちらついていました・・・ っつうか昨日より積もってるし 外は寒いし、雪が溶ける気配なし

もしかしたら、今日もここから動けないかもしれないと不安を抱きつつ、とりあえず朝食を食べてから今日の行動を考えることにしました。 昨晩食べてないからさすがにお腹が空いた!

 

 
              朝食                チーズとハム類

フレンチトーストと、フランスパン。それに、チーズと色々な種類のハムやサラミ。オレンジジュースまでありました。素朴だけど、とても美味しかったです

      
                    強風でツララが斜めに
 

食後、窓を覗くとはの外はまさかの吹雪 今日も無理でしょ~。ここに足止めかーと思って、宿の人に天気や道の状況を聞いてみると、「XX時」って繰り返して言っている。とにかくお互い意思の疎通が出来ないから、理解するのも大変なんですよね。「XX時に除雪車が来る」ってことなのかな??

スマホで色々と検索していたら11時に。雪がやんだようなので、外に出てみることにしてみました。
 

      
                         雪に埋まった車

      
                   ホテル前の道は除雪されていない

       
                 村のメインストリートは除雪されてそう

いつまでたっても除雪車が来ないって思っていたけど、メインストリートはしっかり除雪されていました。
「XX時に除雪車が来る」では無くて、「XX時に除雪車が来た」って言ってたのかも これからの道中、全て除雪されていたら何とか行けるかもしれない
宿の人との会話(Google翻訳を使って)で、凍結防止剤も撒かれているらしいと言っているようだっ! 

雪の止んでいる今のうちに出発しないと、また道が雪に埋まってしまうかもしれないし、夕方になると気温が下がて凍結の恐れがあるかもしれないっ!出発するなら今しかない

急いで荷物をまとめて、会計をして11時30分出発 
宿のおじさんとおばさん、泊めて頂き本当にありがとうございました  あと、頭に雪を積らせながらも宿に案内してくれたおじさん、おじさんがいなかったら今頃二人は路頭に迷っていたことでしょう。感謝感謝です

 

      
                            村近郊の道

メインストリートを抜けて、主要道路を走るも、車2台がギリギリすれ違えるほどの幅だけ除雪されていました。除雪といっても雪は結構あるので、ゆっくりゆっくり進む。
すれ違う車はゼロ。唯一、1台の除雪車とすれ違っただけ。この先大丈夫かなと本気で不安になりながら進んでいると、1台の車が道路の真ん中に止まっていました。スタックでもしたのかとゆっくり近づいて行くが、立ち往生している様子でもない。その車の横に付けて運転席の方を覗いてみると、 年配のご夫婦がこちらを見ている。どうやらロンドンからの旅の途中で、ノーマルタイヤの為、このまま進むかどうか迷っているとのこと。私たちもノーマルタイヤだし、ゆっくり行けば何とかなるんじゃないか?「Let's Try!」なんて軽く言ってしまい、私たちが先導する形に・・・ ←同じ境遇の人がいて安心してしまった結果です(笑)
 

      
              その後もこんなアップダウンの激しい峠道が続く
 

      
                    下り坂 一面の雪景色


      
                途中通過した村。  雪は溶けてきている。

ロンドンからのご夫婦も、この頃になると車のスピードを徐々に上げて、とうとう抜かされてしまいました。抜かし際にお互いクラクションを鳴らして、「Good Luck!」というようにお互いの健闘をたたえあったぜっ
 

      
                    遠くに晴れ間も見えてきた
 

      

13時。さっきまでの雪道が嘘のように消えてしまいました。道も乾燥しているので、こっちは雪も降ってなかったのかも。 気候の変動が激しいんでしょうね。 ずっと緊張していて、数時間雪と格闘していたように感じたけど、時計を見ると出発してからまた2時間も経っていなませんでした

さてと、思ったより早く雪道を抜けられたので、気持ちが大きくなって欲が出てきちゃいました
ついさっきまで、今日中にクエンカまで行ければ大満足だったのに、昨日行けなかったアルバラシン村にどうしても行きたくなってきちゃった。 だって、今回の旅の第二の目的地だったんですよねっ
まだ13時、といっても、アルバラシンからクエンカまでは180km。日の出ているうちにだどり着けるかは微妙。でもせっかくここまで来たのでどうしても行きたい

二人の意見は一致 ってことで、いざアルバラシンへ向けてGo~

ルート:A-226→A23→A1513

世界遺産の町、テルエルを素通りして、アルバラシンに到着したのは14時。
テルエルも散策したかったなぁー、残念。

 
A-1513沿い この標識が駐車場の目印             無料駐車場


無料の駐車場に停め、制限時間1時間と決め散策開始。

      
                 駐車場から見た村方面 城壁が見える
 

駐車場の隣にあった観光案内所で地図をもらって、早歩きで村に入る。 

      
                        村の入り口

アルバラシン村は周りを急峻な山と川に囲まれている。まずは城壁を目指しました

 
登ってくると徐々に村の全貌が見えてきた             村の路地
 

      
                   村の中には野良猫がたくさん
 

      
             城壁近くまで登ってきた 村方面を振りかえる

 

 
            城壁                   上に続く道があったので行ってみた


      
                        城壁沿いから村方面

     


            
                        城壁はこんな高さ


      
                       城壁の上も歩けた

天気が良ければ、もっと感動的な写真が撮れたかもしれないけど、肉眼では素晴らし景観が広がっていました。(自分の腕が悪いだけかもしれないけど・・・笑)
城壁からの眺めを楽しんだ後、城壁を降りて村の中を散策。

時々雨粒ポツリと降ってきちゃうし、気温は下がってきちゃうし、歩く人もまばらでなんとなく寂しい ホテルも多いので、シーズン中はきっと賑やかになるんだろうなあ

 
昨日泊まる予定だったホテル。カーサdeサンティアゴ 本気で泊まりたかった

      
              このような迷路のような路地があちらこちらにあった
 

      
                     エッシャーの絵に出てきそうな風景(笑)

            
                  トンネルも沢山あって、ワクワク感UP

            
                国旗?が中世を彷彿させて、ヨーロッパ気分UP

            
                    村の西端から城壁(東)方向
 

      
                   こんな広場がいたるところにある

 

      
                      春の訪れはもう少し先かな
 

           


路地を通て足早に駐車場へ。
時計を見ると15時。1時間丁度で戻って来た。正直、もっとゆっくり散策したかった

されど15時。こらから180km走って、クエンカを目指さなければっ!!